だいぶ歩けますがまだ滑れない。
段々と夏の足音が聞こえてきました。でもまだその前に梅雨大将軍が控えてますので、あのジリジリ感にはまだもう一山越えないと。そう。VANSのコンピレーションアルバムがリリースされました。国内の参加アーティストは全て新曲。BAD BRAINDSやCIRCLE JERKS、SUICIDAL TENDENCIESらも参加する超ヘビー級コンピアルバム。かなり気になるね。さらにこのジャケット、どこかでみたことあると思ったらHIGOちゃんの玄関だよ。びっくりした。さすがの7STARSワークだ。久々にタワレコでも行ってみよ。
ショップにはcoyaさんが。なんだか久々感あり。ここ最近はEDIT作業で缶詰め生活っぽい。みんな楽しみにしてる作品。僕も早く見たいっす。最近はRAD流で冷蔵庫にビールが入っていることが多くなってきました。
そして土曜日にはテリテリのAJSA開幕戦。また今年も熱い戦いが始まりました。まずは速攻でカレーちゃんを発見し、先日心残りの「元祖 デッキ拝見!」。6月5日発売のTWSJ見てね。ま、それはいいとして、デッキはこちらWOODEN TOY。宮大工の大場くんの作り出すスケートボード。5050に行った時に買っちゃいそうになったよ。サイズ合うのあったら即ゲットしてました。サイズもシェイプも色んなデッキがあるようでいつかは僕も乗りたいっす。サイズはどうかね?8.25くらい?踏んだ感じだけど8.25~8.5くらいかと思った。シェイプはモロにオリジナルなライン出てますが、コンケーブはかなりメローで乗りやすそうな仕様です。
そしてトラックはINDYですよ。カレーはINDYマニアの域をさらに通り越して自分でハンガー削ってGKキングピン差し込んでますから。ここまで思い入れがあるモノってなかなか出会えないよね。さらに良く見たらこれstage10じゃない。8?7?かなり使い込んだ年代物。サイズは多分146です。ウィールはSRSのちょっと柔らか83A。53mmですがランプも攻められてよさげです。カレーっぽいセッティング。ベアリングはBONESって言ってたっけ?INDEPENDENT+BONES SWISSは35オーバーのスケートボーダーにとっては東男に京女。今のシーンでもここまでピタッとくるイメージある組み合わせってあんまりないっす。迷ったときにはこれで間違いない感じ。借りて乗った感じはやっぱりカレーっぽい感じ。他のデッキもずっと前からデッキサイズ8.0オーバーで52mmとかのセッティングです。TWSJのグラビアもこのセッティングで当て込んでますので要チェック(死語)
コンテスト会場では久々に会える面子がワサワサと。まずは靴紐を通す来夢です。聞いたら慶太と同級生。「数少ない貴重な同級生です」って言ってました。今回のコンテストでは1番幅のあるバンクtoバンクでパーフェクトフリップをメイクしておりました。自分で「チーム崖っぷち」って言ってましたがあの攻めっぷりいけるのは完全に現役です。また次会いましょう。
で、ロンゲの後姿は、そう。平潤も来てましたよ。前日入りしていてハードアタックで足を痛めてコンテストには出れませんでしたが、かなりアガッた。HIGOちゃんに「サガプリオ」って呼ばれてましたがやっぱり気品ある感じですね。今も佐賀なのかね?聞くの忘れた。姿を撮るタイミングがなかったけれど、デッキ拝見は忘れませんでした。本日二本目。デッキはTHINK。サイズは8.0ってところかな。最近はもう8インチが珍しくない。結構普通のチョイスになってきた。トラックとかもINDEPENDENTでいう139、THUNDERでいう147、VENTUREでいう5.2とかも需要上がってきましたからね。そうそう。VENTUREの5.2のLOが入ってきました。幅が広くなるとHIしかない現象が日本ではありました。それは「デッキが大きいならウィールも大きいでしょ」ってことから幅広のLOはなかなか上陸して来ません。が、しかし、先のカレーちゃんもそうですが、デッキの幅が広くてもウィールのサイズは小さめのライダーもここ最近は増えてきました。ワールドトレンド。なので各メーカー幅広LOを扱い始めましたよ。いいね。おっと。サガプリオはCUSTOMの136です。日本が誇るドメスティックトラック。instantsコタツも愛用中。CUSTOMってとっくにキングピンが中空になってますよ。素材の材質からとことんこだわったトラックです。
ウィールはAUTOBAHNのPUIGだったな。53mm。このAUTOBAHNのウィールも実はかなり個性的で、一番人気のDUALDUROはコアが101Aで接地面の素材は97A、ここ最近は97Aのウィールって実はあんまり多くない。他のメーカーのデフォルトの硬さに比べると少し柔らかい印象があります。でもこのくらいの硬さならかなり「しっとり感」出るだろうし、ストリートメインで滑る人には好みもありますが、とてもいい硬さだと思います。大体ウィールメーカーのデフォルトの硬さは99A位が多いようです。また100Aを越える硬度のウィールは特別に「硬いウィール」としてプロモーションされることが多い。実際にはウィールは硬度よりもウレタンの質がかなり乗り心地を左右すると思いますが、まずは自分の好みの硬さを探してみるのをオススメします。でも工場の人曰く、「ウィールの硬度は1くらいの誤差は常に出る可能性が高いし正確に測ることも難しい」とのこと。ちなみにサガプリオのベアリングはLUCKY SWISS。ここ最近は瀬尻くんが王子って呼ばれてますが、元祖プリンスはこちらの平潤であります。
エントリー受付が始まります。トップを切って立本と才くんが。「俺が1番だからねー」って二人とも譲らない。ま、最終的には出走順はくじ引きなんです。
と、ここで本日三本目の「元祖 デッキ拝見!」。今回は久々にあった沖縄の超人・才哲治のセッティング。昨年度のAJSA年間優勝をもぎ取った猛者でありますが、笑顔が素敵なパパでもあります。「前回写真撮ったときとセッティング変わってますよ」と、かなり拝見チェックしてもらっているようでうれしい限り。今回はどこが変わったかというとデッキのサイズ。やはり才くんも8.0の大台を越えてます。「普段は8.25くらいのデッキも乗ります」とのこと。さすがだ。ワールドトレンドに自然に寄り添ってる。そう。もう「足が小さいからデッキも小さいので」とか、「小さい方が回しやすい」とかじゃないのね。ここ最近のサイズフォーマットの変化は、そういう自然に流れる面々に受け入れられているようです。ステッカーの貼り方とかみると才くんはかなり几帳面。向きをそろえる、位置を揃える。あとカラー揃えるところまで行くとA型決定な感じですが、才くんは何型だっけ?
トラックも来ました。INDEPENDENTの149です。普段は8.25インチまで乗れちゃうんならばこのサイズでもまったく問題ないでしょう。「このサイズも普通に乗れちゃいますよ」って言ってました。ウィールはAUTOBAHNの53mm。これはコアがないやつね。ちょっと硬いらしい。ベアリングはFIZZ。シグニチャーのパープルを装着して完成です。なんだかもうみるからに男のデッキですね。セッティングだけみるとかなり大柄でいかつい男性をイメージできます。しかし才くんは綿密にラインを組み立てて、ひとつひとつのトリックを大事にメイクしていくタイプ。なんだかセッティングのセオリーが新しい形になっていってる気がします。
そして同じ会場でFLAKE主催のキッズコンテストが開催されているので、ちょっと観戦に行ってきました。これがまたすごい。まずキッズの数がハンパない。数年前からコンテストシーンで新しい潮流を感じてましたが、もう今年はひとつのカテゴリー化を感じました。この世代からスケートボードに触れ、練習を積み重ね、自分の好みやオリジナリティーを追いかけることは確実に次の世代につながります。キッズはみんな正直言って超上手い。スキルがハンパないっす。あとはキープスケーティング。ずっと楽しんでいって欲しいですね。
コンテストはこんなですよ。もう出場選手とその家族がいっぱい。すげえ。ここから日本のスケートボードシーンを背負うライダーが出てくることは間違いないと思います。どんなライダーが出てくるか楽しみです。日本のシーンでキッズライダーと言えばこのコンテストで優勝したセジリくんや3位のエイセイ、レイジもそうだったよね。時間が経てば成長するのは当たり前でみんな段々と背が伸びて大人と変わらない体格になってきた。体格が揃えばテールをより強く蹴れるし色々なトリックの高さや速さも変わってくる。なんだかいつか世界を追い抜ける気がした。いままで一度も感じたことない可能性。ま、みんなどんどん先に進むから実際どうなるかはわからんが。
そしてそして。やりました大鳳入賞。こやつは根性あるよ。太陽の父ちゃんは会えたけど大鳳の父ちゃん会えなかったな。でもいいやショップで会うから。太陽も腕折れてなけりゃいいとこ行ったろうに。なんだか色々楽しみだ。
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そしてコンテストが終わり、影の殊勲賞・MC上田豪の表彰式でググッと来る受賞者達。受賞の笑顔はやっぱりキッズっぽいっす。
MCと言えば先輩でありMCバディーのSRSのジェッツ森。テッチャンであります。テッチャンとはもうかれこれ20年。鴨川のNONKYランプで色々お世話になりました。その後も常に先を切り開いてくれる頼れる先輩であります。おっと。今日乗ってきたのはデッキでなくてフルカーボンのチャリであります。テッチャンはチャリで15kgくらい普通に絞っちゃいますから。GWは500km走ってますから。恐ろしい。
この日も練馬の自宅から鵠沼の会場まで70kmオーバーを踏んできてます。踏んできてコンテストのMCしてまた踏んで帰る。帰り道の方向が一緒なので「帰りは環八用賀あたりまで自転車積んで一緒に帰る?」って聞いたら「冗談じゃねえ、俺の楽しみを奪う気か」と。さすが過ぎる。まだまだいっぱい色々なことを教えてもらえそうです。
そしてこちら。TWSJのコンテストリポートで取材に来ていたVALを捕獲。今日は多いね「元祖 デッキ拝見!」。VALはTWSJの編集時代、連載していた企画の担当者として良くいろんなスケートトークを交わしてました。VALは独自のスケート定規があって、たくさん勉強させてもらいました。そんなスケートマニアなVALですからね。こちらのクルーズもかなりのもの。まずはデッキ。超見ましたよ。どこのデッキなんだろうか、って。だってシェイプがすっごくいい。攻められるシェイプだもんね。良く見たらこれは工場生産品ではなかった。ヒロッシャーくんがシェイプしたクルーズデッキ。どうりでみたことない訳だ。サイズといいシェイプといいこれからのクルーズはこういうスペックがいいと思うよ。下回りのセッティングで戦闘機にも輸送機にもなれるやつ。
で、トラックはTHUNDER。これがまた軽いトラック。ただクルーズすることが目的ではないね。ウィールは柔らかめのSATORIの54mmだったと思います。ベアリングはBONES。やっぱりね。クルーズテイストでありながら戦闘機の実力を持ってるね。こうやってみるとクルーズデッキも最近は沢山の潮流ができていて、テールを蹴るし壁にも当て込む戦闘機寄りのセッティングと、グイグイしごいてスピード乗って気持ちいい輸送機のセッティングと、かなり乗り手によって選択肢が広くなってきましたよね。それもまたスケートボウ道。セッティングや流行やスタイルだけでなく、URA3が生み出したタオとしてのスケートボードも本当に深くなってきましたね。
コンテスト終了後は13mindの展示会が開催。ピピッとタイミングが会った人だけのね。そうそう。表彰式の時に豪ちゃんの背中にinstantの丸ステッカー貼ったら、そのときに「ステッカー貼ったでしょー」って気がついてたのにはがすのをお互い忘れてしまって、そのあとずっと貼ったまま色々な所に出かけてしまったそうです。僕はうれしい限りですが豪ちゃんごめんよ。
コンテストも終わるとなんだか寂しいね。やっぱりお祭りっぽいところあるな。
サトルちゃん、お誕生日おめでとう!!やっぱりSAGは仕込み職人達だなー。