ライダー:門仲のせいちゃん
デッキ:BAKER ホークの息子
トラック:INDEPENDENT 149
ウィール:BONES SPF 60mm
ベアリング:BONES SWISS CERAMIC
そしてこちらはお台場に寄ってくれた門仲の兄貴・せいちゃんのセッティングであります。せいちゃんのセッティングって結構貴重なのよ。なんでかっていうとすぐにデッキを交換しちゃうから、そのセッティングのデッキはすぐに見れなくなっちゃうの。なんどもピックアップさせてもらってるせいちゃんのセッティングですが、リイシューの10インチとかばっかり乗ってる訳じゃあありません。今回のようにど渋い感じのトランジッション的な奴にも普通に乗って、UNIONのボウルあたりでガーガーやってます。僕ら80年代組みにとってはやっぱりpowellとかcabとかHAWKとかってなんだか特別な存在で、若い頃に好きだったアイドル歌手的な目がキラキラしちゃう憧れがありました。今のスケートシーンではあんまり考えられないかもしれませんが、当時のプロスケーターってもっともっと高い雲の上にいて、来日デモなんて本当に北海道から沖縄まで全国からスケートヘッズが集合する祭りになってましたから。そういうキラキラした時代のスケートボードってなんでそうだったのかは今でもわかりませんが、とてもエネルギッシュでthrasherでカッティングエッジな感じがしました。ちょっとした僭越感ありましたからね。自己満足的な。デッキはやっぱり大きいのよ。8インチでも10インチでも普通に乗れちゃうせいちゃんですから、まさに「弘法も・・」。あれ、意味違うか。ま、それはいいとして、スケートボーダーってすっごくいろんな人がいて、せいちゃんと同じベクトルの人ってあんまりいない少数派です。ちなみに池之上慶太も「内緒ですけどウィールって僕なんでもいいと思ってるんですよねー」って言ってました。あ、内緒だったけど。慶太は大きさも硬さも幅もぶっちゃけなんでもいけちゃうのよ。「たいして変わらない」って。でもせいちゃんも慶太もそうですが、やっぱりどこか卓越している部分でそう思っているのかと感じました。僕なんかデッキ換えると調子悪くなっちゃって全部デッキのせいにしちゃうし、シューズも「新品はなれないなー」とか、「ウィール大きすぎたなあ」とかさ。全部言い訳。上手い人はなんでも乗れちゃうんだよ。だからこそそういう人たちが気にする0.5mmには大きな意味があるんだと思います。あ、せいちゃんのセッティングはこれにindyの149、bonesのSPF60mm。bones ceramic、ってセッティングね。たぶんもう乗ってないけど。