ライダー:日置徹也
デッキ:CRAILTAP 9.25インチ
トラック:INDEPENDENT 159
ウィール:Spitfire F4 ParkBurner 58mm
ベアリング:BONES SWISS
SSPのスラッピーマスターテイトの皆さんのセッティングはそりゃもう恐ろしいくらいスラッピー。全力でハンガーを削るためにトライ&エラーが無数に繰り 広げられ、そして徐々にそれぞれのスラッピーセッティングが出来上がっていくのであります。こちらはSSPのご意見番。アキバを知る世代には「神」のフロ ントフリップとまで呼ばれた日沖のてっちゃんのスラッピーセッティングであります。激ヤバの9.25インチ。これ見たら怖くて近くいけないよね。スラッ ピーってトリックはみんなご存知の通り、日本ではSPWのヤナさんやこのSSPのRAD龍が着目して磨き上げ、世界のムーブメントの先端から日本のシーン に持ち込んだトリックであります。テールを蹴らずにカーブにトラックを当て込んでグラインドをかけるトリック。実に男らしくハンガーがガリガリと音を立 て、飛び散るカーブの石のかけらに美学があるトリックなのであります。
スラッピーのトリック的な特徴としては、まずノーズが斜めにカーブにぶつかり稽古、前ウィールがデッキに叩き付けられるほどの勢いで前トラックがカーブに 乗り、その勢いで後ろのトラックも当て込んで乗り上げ、グラインドをしていく。なのでデッキもウィールもトラックもモノすっごく消耗が激しいトリックで す。トリックの動きはイメージできましたでしょうか?で、このセッティング。安定感のあるワイズのデッキで、ややノーズが尖っている感じだとカーブに入り やすいのです。トラックもデッキに合わせて幅広で、ウィールはバイトを避けるためにそんなに大きくないけどしっかりしたサイズ。スペースパットも入れて あった方がベターでしょう。ベアリングは何度も繰り返されるぶつかり稽古い耐えうるクォリティーの物がいいでしょうね。このてっちゃんのCRAILTAP の9.25にINDY159、SPITFIREのF4PBにBONESという組み合わせは、まさに何度も何度も練り上げられて生み出されたセッティング。 男の勲章。