スケートボード

チャリとコンテストと秋の動き

9月がもう終わっちゃう。

やっぱり時間の経つスピードが速すぎる。夏から台風でガラッと秋になってもうずっと秋だった気がしてる。季節の変わり目は色々なことが変わる季節でもあります。ごくごく個人的なことですと、通勤に使っているチャリが変わりました。乗っていなかったNJSフレームのピストを、吉祥寺の名店Del Marの中田くんにお願いして通勤仕様にしてもらったの。かなりあがっております。また仲間が増えました。あの震災のときに出勤していた浦安のショップから自宅の世田谷までの帰路のすべての交通機関が止まってしまって帰れなくなりました。駅前は見たことがないくらい人混み。いつ復旧するかもまったくわからない状況でチャリで帰ることに決めました。妻も帰宅できず、小さい子供達が待つ家にすぐに帰る必要がありました。幹線道路で都内に向かう道中、ずっと道路は大渋滞で車は動けない状況。都心から郊外に徒歩で帰る人の波は歩道では収まらず大渋滞の道路に溢れてました。その中を逆行するようにチャリを漕ぎ、ただ無事に帰ることだけを考えていたのを今でも思い出します。そういう相棒でありますので普段から乗っちゃいたいと思って時間をかけてどうするか考えていたところ、Delmar中田くんがパーツの加工や整備を引き受けてくれて「通勤快速2号」が実現するのであります。説明長いね。


ここ何度か乗ってみて、なんでかポジションがしっくりこない。ずっと通勤快速1号に乗っていたせいか、なおアルミフレームで前650c、後700cのバランス感にすっかり身体が適応してしまったみたいで、震災のときにあれだけ一体感のあったこのセッティングに乗りきれない。なんでだ。慣れるまで乗ればいい問題ではありますが、やはり通勤快速は快適であってほしいので、ちょっとステムを変えてみたいと思ってます。でも探すとぜんぜんないんですよ。もし40~50の使ってないスレッドステムをお持ちの方、お声をかけていただけるとうれしいです。


最近は個人的に指スケ復活しております。吉祥寺ローカルの学生達と時間あれば鍛錬してますが、奴らの上手さがハンパないことになってます。伽スパーフリップを狙って何度もメイクしているは驚いた。あとフリップノーグラノーリーポシアウトとか普通にクリーンメイク。浦安の倉庫で朽ち果てそうになっていた昔のセクションを引っ張り出してやらせてみたら普通に超上手い。ちゃんとバンク使ったオーリーしてるし回しのキャッチとかいかれてます。いつか動画で。


話しはグッと変わりますが、先週末はAJSAのプロツアー最終戦に行ってきました。僕はMCで参加しました。コンテストの朝ってなんだかワクワクするんですよねえ。アメージングはずっと車で行ってましたが、あるとき車が使えなくて電車で行って見たら電車の方が超楽ちんで今では車じゃ行きたくない。帰りの首都高速の渋滞とかもう耐えられない。ま、それはいいとして、会場に着いたら僕らは設営からスタートです。MCで行っては居ますがAJSAスタッフはみんながそれぞれ出来ることを出来る限りやるのです。テントも張るし受け付けも片付けもね。


もうこのおじいちゃん機材も10年選手でありますが、事務局長がきっちりとオーバーホールに出してくれるのでいつ触っても快調そのもの。最初の頃はレコードをCDにダビングしてMIXしたのを録音BGM作ってました。レコード買いに行くのすっごく好きでした。でも最近ではネットで好きなDJの新譜もDLできるしMIXも色々。ゆくゆくはスマホでLTE経由でストリーミングした音源をBGMとかにできるようにします。もう全然難しいことじゃなくなりました。すごい世の中です。逆にレコードがほしくなります。


MCとして一緒にコンテストを仕切らせてもらっておりますジェッツ森先輩。実はものすっごく付き合い古くて、スケートボードを始めて数年後にはもうジェッツ森が管理していた鴨川のミニランプに通っておりました。当時からてっちゃんはものすっごくやさしかった。今もやさしいのよ。コンテストではもうてっちゃんの人気っぷりが半端なくて、キッズ達には「ジェッツ」と呼び捨てにされております。二カッと笑ってジェッツと答えるテッチャンの懐の深さが素敵です。AJSAでも全国のドサ周り仲間としてもう10年以上。素敵です。良きご縁に感謝。っていうかこのタレサンが超似合うね。


AJSAのプロツアー最終戦とは別に、DCプレゼンツのキッズランプコンテストがありました。これがまたすごい人。エントリーも50名を越えてました。親御さんや親戚や近所の友達もきてたので会場はかなり大運動会の様相。そこでもジェッツは大人気であります。テッチャンのMC名言集は数知れずで、一番有名なのが「走れ!」ってヤツ。その後「二丁目ゴケ」、「手押し車」、「反抗期」など傑作が色々あるものの。最近のピカイチは「地獄」。文字にするとニュアンス伝わり難いけど、気になる方はぜひコンテストへ。僕は毎回大笑いです。最高に楽しい。


そのコンテストでローカル番町の大鳳がやりました。なんと準優勝の大健闘。今回はちょっと雰囲気違うと思ったんだよねー。なんかすっごく落ち着いていてライディングもしっかりしてた。何度も歓声があがる大鳳らしいライディング。素敵でした。翌日のアマチュアクラスではスタート直後に予期せぬ大ゴケでラインが乱れてしまい、悔しくてちょっと泣けちゃったのは内緒だよ。それ聞いて僕もちょっと泣いちゃったのも内緒です。


プロクラスは今年の最終戦でありました。今年もプロ戦はほとんどMCさせて頂きましたが、やっぱりかなり世代交代が進みまして完全に入れ替わった感があります。それがいいとか悪いとかじゃなくて、なるべくしてなった形です。僕は個人的に今年が切り替わり元年だと思ってます。世代が変わって新しいシーンがここからまた積み重ねられていく感じ。もちろん今までのシーンがベースになってより進化しながらもスケートボードの楽しさと奥深さを伝えたいという信念は微塵の変わりもありません。毎回色々な経験を積み重ねて、選手、スタッフともに成長できればと思ってます。おっと、ま、それはいいとして、こちらはAJSAの今年の年間優勝を飾りました西川誠選手のセッティング。今回もかなりいぶし銀なライディング見せてましたよ。大きなRからフラットバンクへのFSスミスグラインドトランスファーは絶対に外さなかったし、セクションごとにかならず何か入れてくる。ロックフェイキーとかテールタップとかないのよ、トリックを入れてきてつなげていく。コンテストで勝つ滑り方。さすがだ。デッキはずっとCREATUREに乗ってます。8.3。やっぱりライディングスタイルに合っているサイズだね。いい感じ。


トラックはINDEPENDET。サイズは149かな。たっぷりしてる。ウィールは最近移籍したOJウィール。いいね。渋い。54mmってところがまたいいね。ベアリングはBONES SWISS。かなりいい感じ。ブッシュをBONESのミディアムに換えているところを含め、気がつけばほとんど僕も同じセッティングでした。ちょっと踏んでみたらかなり乗りやすそうな気がしたのはそのせいね。誠も小さい頃から折に触れ見続けておりますが、ここ数年の成長っぷりがハンパないですね。スタイルできてきたのでもっと回してもいいのにね。上手いからできるのにやらないのよ。ま、それもスタイルのうち。日本のトランジッションマスターを目指してほしいっす。


そしてそしてそして、速報でもお伝えしましたが、なんとinstants堀米雄斗が大金星。これマジでハンパないっす。ユウトはバートで勝ったこともあるので、バート、パーク、どちらも優勝した選手はたぶんユウトだけ。ちょっと過去さかのぼって考えてみたけど他に両クラス制覇できそうだったのは往年の大先輩アキ秋山選手くらいかと。それくらいの快挙だよ。ぶっちゃけ誰も成しえないことを右手を骨折してギプスはめたままグラブして飛んでおりました。すげーなー。また、予選もトップで通過してました。AJSAには魔物が住んでおりまして予選がいいと決勝でコケるケースが多く、そんなことは土曜日には一言もいいませんでしたが、ちょっと内心心配しておりました。でもね、もうコンテストが始まるとユウトの安心感ってすごいことになってるね。それだけプレッシャーも大きいと思うし、乗り越えるべきハードルもドンドン高くなっていくと思います。そんなこと本人はまったく意識してないと思いますが、ただただ滑っているときのユウトは本当に楽しそう。それがまず素敵。優勝ですからinstantからなんかプレゼントしたいよねー。HIBRIDダイちゃんとパーティーしちゃうか、って流れもありましたが、instantなりにユウトにお祝いしたいと思います。


僕はコンテストMCですので、マイクを着けている間はAJSAの本間です。でもね、コンテストが終わってユウトのこの写真撮ったときにはやっぱりinstants本間になってしまってちょっと泣いてしまったよ。うれしくて、っていうかただただすごいね、って感じ。


こちらが日本一のウィニングセッティングであります。ユウトはもう小さい頃から知っているのでセッティングのサイズやシューズのサイズが成長に合わせて変わってくるのも見続けてました。今のこのHIBRIDからスポンサードされておりました。このデッキをかなり乗り込んでおります。サイズばっちりみたいね。ここ最近は成長著しく、ガッツリとテールが蹴れるようになってストリート的トリックの完成度がハンパないことになってきてます。身長や足の大きさが変わってきたら一気に次のステップに到達すると思われ、今からかなりワクワクして「その時」をイメージしております。バートもガッチリ滑るのでもともとデッキのサイズはやや大きめのモデルも乗れてました。なのでキッズセッティングの参考にはなりにくいかもしれませんね。


トラックはCUSTOM。唯一の国産トラックであります。上田組長やバートシーンの育て親 小川元もサポートされております。サイズは126。ウィールはTUFLEG。こちらは大先輩の立本プロにピックされて、いまや看板ライダーのひとりに。ベアリングは二番煎じです。これがまた新しいのが調子良くてショップでもかなり人気のベアリングになっております。このセッティングであんなことやそんなことをやっちゃうんだからね。マジでビビる時あるからね。ここ数年は学校の友達もスケートを始めてローカルスポットで滑り倒してかなり上達してきてます。このコンテストにもアマチュアで出場してました。松本っていうんだけど、SSPのドリューも合わせて期待の新人であります。またスケートでネクストステップを狙ってほしい。楽しく滑り続けながらね。


コンテストの日は長女の吹奏楽の全国大会決勝がかぶっておりました。今回はMCで行けなかったのでCDで楽しみます。毎朝早朝練習から始まって帰ってくるのは夜の9時、夏休みだけでも3回の合宿にコンテストの2日前から泊り込みで練習して本番に出場しました。3ヶ月で休みが2日くらいしかなく僕も急がしい方だと思いますが長女にはまったくかないません。そんな気合で出場した全国大会が終わって自宅にいるかと思ってお土産を買っていくことにしました。長女の好きなピスタチオのジェラートを買って帰りました。でも長女は帰っておらず、夜中にヘトヘトに帰ってきて寝ちゃいました。本人は全然つらくなく楽しくてしょうがないそうです。そんなに打ち込めるものに出会えてよかったね。


GoProを使ってみます。なんだかワクワクしてます。スペックみたらすごいことになってますね。4kサイズのHD動画が撮れることだけじゃなく、wifiリモコンが使えたり、iphoneのアプリでモニターや遠隔操作が出来たりさ。ちょっとスケートボードの撮影でなにができるか試してみます。まずは使い方から覚えないとね。修行の始まり。


浦安にはBluth Skateboardの杉ちゃんが来ました。またNEWデッキがリリースされました。今回はなんどMADSAKIとのコラボでこのニヤッとしちゃうグラフィック。こんなデッキで街を流す大人たちが増えるといいね。って実際かなり増えてますけど。


このデッキにはステッカーとピックがおまけで。これかなりいいのよ。ステッカーもUSAの匂いがする。ピックもこれだぶんダンロップ。前にもらったけどかなり使いやすいっす。


MADE見ましたよね。まだ見てないのはちょっとマズイ。観ればかならずWESTGATEにぶっ飛ばされると思いますが、そのWESTGATEのシグニチャーデッキはZOOYORKから。顔に似合わずTRUE BEAST。確かにあのラインディングはビーストだ。


秋冬物はアパレルもデッキも続々ですが、シューズもまた山盛り入荷であります。今シーズンもかなりかっちょええのいっぱいでもうすでに僕は7足ほしいシューズがあります。足は二本しかないですが。お探し物はメーカー在庫もきっちりお調べしますのでご遠慮なくお問い合わせ下さいね。お待ちしてます。


タイミングが合って次男と二人で遊びに行きました。藪の中をずんずん進んだらちょっと開けたところがあって僕らの秘密基地にすることにしました。生きてて良かったと思いました。なんでかね。


さて、月末です。もう10月じゃん!

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