アリ | スケボー通販ならインスタント浦安店ブログ

人に磨かれます。

今日は暖かい。Tシャツでいけちゃうわ。二歳の次男を保育園送る途中に公園でアリの大群を発見しました。昨日までは一匹も居なかったのに、今日は大きいのや小さいのやいろんな種類のアリがいっぱい。長男は二歳の頃にアリつまんで食べちゃったことがあってちょっと注意してみてましたが大丈夫でした。暦的にはもうとっくに過ぎてますが、体感的には今日が啓蟄。なんだかまたひとつ季節の扉が開いた感じするね。ま、それはいいとして、ショップにはスケートボードを持って沢山の人がやってきます。最近は塩浜小学生が増えてきて、しかも子供同士でスケートショップにやってくる。いいぞ。正解。親御さんにとってはスケートショップはちょっと不良なイメージあるのかね？一度お越しいただければご理解いただけると思いますが、今の大人が持っているスケートボードの不良っぽい部分は年々角が取れてきて今では僕の感触ではSKATE OR DIE的な部分はそれぞれの心に燃えてはいても、ショップではそういう部分を感じることはあまりなくなってきました。それでも少し不安な部分もあるでしょうが、インスタントはスタッフ一同キッズにも女性にもお役に立てるよう全力であります。小学生が二人でプッシュで小1時間かけてスケートボードショップにやってきて、財布から小銭集めてベアリング1個(1SETではない）買う、って光景は実は15年以上前に僕が夢見た光景ですよ。いい環境になってきました。チヒロックのエントリーの八王子のパークとかは僕ら世代にはもう夢の夢。その昔スケートマガジンで見た海外のパークに憧れたものですが、それが高速乗ってちょっと走れば目の前に。そんなのあたりまえじゃないよ。わかってるよね。

なんだか前置き長いな。年とると話が長くなって困る。最近はスケートモードの人が多いです。ショップにもキングピン折れたとかデッキ折れたとかいろんな持込みがありますが、最近多いのがこちら。そう。ベアリングはじけちゃった事件です。事件じゃないか。これはベアリングのボールステイが折れたり外れたりしてボールが抜けてベアリングがバラバラになっちゃう現象。このベアリングのリングだけがウィールにくっついている様はなんだか哀愁を感じます。そして使い込んだウィールとかだとこのリング野郎がなかなか外れない。で、ショップにお持ちいただくケースが多いのね。僕はこれ外すのすっごい得意なので、困っている方いらしたらガンガン持ってきてください。もちろん持っていけない方も多いと思いますので、簡単に外し方を説明します。

まずはこんな感じで僕は大往生したドライバーを使いますが、マイナスドライバーで問題ないっす。リングの下の端に引っ掛けてまずはちょっと浮かせます。そして15度くらい回してまたちょっと浮かす。このときに右手でドライバー、左手でウィールをかぶせるように押さえるんですが、ドライバーが外れて左の手のひらを傷つけないように注意ね。僕は二回やってます。わかっててもやっちゃうので先がとがっているキリとかは使わないほうがいい。角が丸くなっちゃった古いマイナスドライバーでいいよ。ここからちょっと浮かせたリングを抜くのですが、細身のウィールはこの時点でスポンと外れます。やっかいなのはオフセットが深い大きいウィール。ショップではちょっと浮かせてからベアリング装着マシーンで抜いちゃうので特に苦労はないのですが、そういうマシーンがない場合は、反対側のベアリングを外しちゃって、反対側からマイナスドライバーを入れて、ちょっと浮いた部分に引っ掛けてウィールとドライバーごと軽く叩く。何度か位置を変えてやってみるとあら不思議、って不思議じゃないけど外れます。多分。この哀愁漂うリングもね、メーカーによって実に様々な形状があって、ボールに接する溝の深さとか外周の縁とか微妙に違うのよ。どうしても困ったらお持ちになるかご連絡下さい。キングピンも色々コツがあるんで、またそういう症状の方がいらしたら写真撮らせてもらってご説明します。

で、ハスコのナギがやってきました。なんと最近リリースになった「Me And My Friends」を持ってきてくれたよ。やったぜ。実はこのタイトルはプレミアには行ったのですがあまりに人が多すぎて会場に入れませんでした。せっかくHIGOちゃんから「あやまんJAPANのサイン会行こう」って誘われてたのを振り切って行ったのに。ま、それはいいとして、さっそくナギとチェックしましたよ。いいね。かなりの濃さでそれぞれのライダーの個性をよく表現されている感じ。ナギのパートも本人と一緒に見ましたよ。これいいね。本人と一緒にパートみるの面白い。スケビって結構声出ちゃうんですが、「アツイ！」とか声出ると横でナギが「あざす」とか小さい声で。ショップでヘビロテ中ですのでチェックしてみて。そしてこの装丁で1.900円という衝撃価格であります。一家に一枚「Me And My Friends」。

春になってコンプリートセットのご注文が増えております。いつもご利用本当にありがとうございます。皆さんのスケートボードはヤマト運輸が運んでくれてますが、当店のエリア担当はもう長い付き合いで、あうんの呼吸が気持ちいいです。インスタントはビルの３階にあるので、１階のエレベーター前に台車をおいてそこまで手で持って荷物を運ぶのですが、こんな感じで６ボックスを何往復もしちゃうのよ。すごいよね。さらにこの6ボックスの上にシューズやパーツなどの荷物を乗せて持っていく。昔、テレビでそば屋が何枚持って出前に行けるか、みたいな記録にチャレンジ系やってたけど、ヤマト運輸アッキー恐るべし。っていうかそば屋はそういうチャレンジしちゃダメだよね。

渋谷のDIESELに移動になったJUNZIくんがシューズを換えにやってきました。今は渋谷のDIESELの地下１階でSPIKE JONZE展やってるよ。今回も前回同様にEMERICAのROMERO2。SOTYです。デッキ同様今回は同じシューズ・同じカラーのおかわりね。さすがだ。調子いいものは追いかける。「すっごく調子いいんだけど痛むのはやい！」って言ってました。それは最近のスケシューの傾向でどのメーカー、どのモデルもやはりそういう流れになっている。やわらかくすぐに慣れて調子がいいのはシンプルなデザインで痛むのが早い。長持ちしそうなオーバーレイがあって厚めのカップソールのモデルは今はそんなにリリースされてないし人気もそんなにないのよね。だから今こそまたシューグー職人に。昔、スケート始めた頃は・・・おっと、また昔話か？でも書いちゃお。スケシューってスケートボードと同じく凄く高価でした。僕が始めてゲットしたまともなコンプリートは４万円くらいしてました。デッキテープは10cmで300円？500円だったかな？とにかく1ドル200円くらいの頃ですからね。シューズも同じ。しかも学生でお金の余裕なんてないからさ、ボロボロになったスケシューはシューグー職人の手でかなり再生されておりました。たとえば穴をふさぐっていうのは序の口で、ソールの周りにガムテープで淵を作ってシューグーを流し込んで、楊枝でソールの模様書いてソールを全面作ったり、細いパイプにシューグー入れて靴ヒモを漬け込んで耐久性上げたり（これは厚さが難しくて職人以外はみんな失敗してた）。その他アロンアルファと併用していかにシューズの強度を上げていくか、ってことがスケートボードの話題と共に、ジャブや高井戸でみんなで真剣に話し合った20数年前。JUNZIくんもホワイトのシューズにブラックのシューグー使ってました。完全に確信犯のアナーキーです。それもまたスケートボード魂。

石井ちゃんも来た。すっごくすっごく久しぶり。ここ最近はずっと仕事を詰め込んで海外留学への道をひたすら進んでおります。スケートボードは夢のためにしばらく滑るのを我慢しているそうで「10年以上滑っててこんな我慢してるのはじめて」って言ってました。それもいいよね。苦あれば楽あり、楽あれば苦あり。自分で決めて突き進むのは強い精神力が必要です。そうやってみることは自分自身のステップアップになるし、たとえ夢がかなわなくても、たとえ思ったとおりでなかったとしても、着実に自分の経験が蓄積されていく。陰ながら応援してます。新しいDVDをゲットして今頃何度も見ていることでしょう。さすがだ。