スケートボード

RADとの夕方

今日は変な天気です。

おじさんが好きそうな経済誌のコラムで読んだのですが、英国人はまず人と出合ったときの会話のつかみは天気の話だそうです。アメリカ人は健康の話が多いそうです。日本人はなんですかね?なんかオチっぽく書いてあったのですが忘れてしまった。投げっぱなしでスイマセン。僕は天気の話が多いです。実際にいつも気にしているからかもしれない。サーフィンやってる友人はもう天気予報士みたいな話をします。「前線が・・」とか。普通の人は前線はあんまり会話に出てこないよね。風向きとかも。でも最終的にはサーファーの天気話しは「うねり」につながっていく。スケートボーダーもやっぱりありますよ。そういう会話。スケートスポットの話しで路面のこととかカーブの素材や育ちっぷりとか、普通の人にはちんぷんかんぷんな話題がいっぱい。RADとの会話もそんな僕らにしかわからないネタが多い。いや、しかしまたホイール変わってた。CARNIVALのネジリになってるし。いいなあれ。かなり安全だと思う。

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で、SSPつながりでノムさんのデッキを「元祖 デッキ拝見!」します。ノムさんはね。まず息子が同級生。ヒナタくん超カワイイ。あれ、学年1個違うのか?ま、それはいいとして、僕らが日々手を入れていくinstantsのサイトのシステムを全部組んでくれたウェブ職人であります。個人的にはゾンビ先生なんだけど、チャリに乗ればスキッド先生。スケートすればノースラ先生であります。デッキはSSPはGIRLが多い。そりゃRADにテッチャンが乗ってれば自然にそういう流れになるよね。こちらはマリアーノ。最近はみんなしっかりサイズに乗ってるね。デッキのグラフィックはシンプルではありますが、よく見てねノムさんかなり書き込んでるよ。ゾンビヘッドも自分で作っちゃうくらいだからさもうイメージ湧いちゃうんだろうね。デッキにはステッカー貼ったりTAG書いたりグラフィック描いたりしちゃっていい。好きにするのがいい。そうやって自分で楽しくしていく作業は自分が1番「ツボ」を知ってるだろうしね。

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トラックはINDY。なんだかこのカラーはどっしりしてるね。129STDでしょう。トラックの削れっぷりを見るとKもイケルな。ウィールはinstantの53mm。これベストセラーだよ。コンプリートに組み込んでいるのもありますが、僕自身すっごくコストパフォーマンスがとれたウィールだと自負してます。一度試してみて欲しい。おっと、またベアリング見るの忘れたよ。もうここまでやらかすと自分で頭のどこかが変だと思っちゃうね。記憶って人と比べてどれくらいってのがわかりませんが、僕はかなり忘れっぽい。もう自分でへこむくらい。おっと、まだ脱線しちゃうからこの辺で。ノムさんコンプは全体的なバランスが取れたお手本的セッティングですよね。近々本人がハウツーに登場するのでお楽しみに。

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でもってRADさんとショップに居るともう遊びたくなっちゃってしょうがない。色々やりたくなっちゃうよ。僕が30日のスケートゲームに向けて組もうと思っていた例のDEATHWISHのイカレポンポンチキクルーズデッキを見つけてすぐに「今組もうよ」と。ですよね。RADさんはこういうのはすぐに組んじゃいますよね。はい、やりましょう。実はこのデッキ用にトラックの確保も終了しておりますので、すぐに組める態勢が整ってました。

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こういうシェイプのデッキにデッキテープを貼るときに、いつも思い出すのがDTSのアーロン・マレー。あれはかなりスキル必要だったなあ。カッターの歯が新品だとまず間違いなくデッキを削っちゃうのでわざと古い歯を取っておいたりしてね。あのデッキも6本くらい乗った。そう。昔はデッキのグラフィックのサイクルが今みたいに短くなかったから気に入ったデッキは何度も何度も乗ったものでした。僕はこのアーロン・マレーとRIPSAWね。あとSCのグロッソやALVAのJTも何枚も乗った。新しいデッキを乗ってる人見ると、全然知らない人でも「ちょっと見せて」って検問してたから。LAクラブにミノくんがRIPSAW2を乗ってきた時にはカッケーって真剣に思いました。いや、また脱線してるぞ。デッキテープは慣れてくると結構楽だし楽しい作業なんですよ。こういうシェイプも床屋の髭剃りみたいに歯の角度と引き手の方向を合わせればきれいに切れる。でも年間二千本くらい貼っててもデッキテープ貼りはまだまだ奥が深いなあ、と思います。

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今度は手前味噌の「元祖 デッキ拝見!」です。自分のは全部パーツしってるぜ。デッキはね。DEATHWISHのビンクルーズ。これイカレポンチでしょう。ノーズとか中途半端にあるのがいいよね。これでノーリーとかバチーンっと飛んで欲しい。僕は無理。上手い人は多分これで何でもできるよ。実際リザキン先輩はTREってますからね。しかもDEATHWISHはこのほかにも謎のクルーズがいくつかあります。先日のエントリーでご紹介したのは警察押収証拠凶器のナイフね。なんだかね。そっちも組みたくなっちゃうよ。

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で、今回のミソはトラックよ。前にはACEの00、後ろにはACEの44。デッキのサイズにジャストフィットしました。ウィールもDEATHWISHのクルーズウィール。このデッキ用にカラー決めてるっぽいよね。ベアリングはSHAKEJUNT。グリップテープもSHAKEJUNT。どうだ参ったか。って誰に言ってるのかわかりませんが、このセッティングはかなりお馬鹿であり、ある意味スケートボードを超越した感じもします。実際に乗ってみたら、やっぱり前のトラックが幅狭いので、簡単に言うと三輪車な感じね。ちょっと前重心で急に曲がろうとすると速攻でハイサイド。前からプリンって倒れる感じ。でもね。そういうのをわかっていたとしてもこのセッティングで組みたいね。僕は。前後のトラックをサイズ合わせれば済む話ではありますが、やっぱり「バカだねー」って言ってもらいたい。前後のトラックが違うのはリーが前に乗ってたクルーズがこの逆バージョンで前広後狭の組み合わせでした。乗ってみたくてしょうがなかった。ま、これでどこまで攻められるかがこれからの楽しみですね。グリってなければ。

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試乗はもちろんRAD師範に。「これいいねー」ってずっと言ってました。うれしいわ。もう二人で店の中をグルグルと。

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RAD龍も日々進化中です。止まりたかったらいつでも止まれるけど僕らはわざと止まらない。どうせまた面白いこと見つけちゃうだろうしね。

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