deckhaiken

先輩

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ライダー:西川スラ先輩
デッキ:オリジナルシェイプ
トラック:INDEPENDENT 109
ウィール:BONES T-BONE 67mm
ベアリング:BONES SWISS CERAMIC

今回の拝見は、AJSA役員であり、鬼のスミスグラインドとファーストトラックマニアの西川スラ先輩のセッティングでありますよ。っていうかこれ参考にできねー。だってどれひとつとってもショップで買えないものが多い。なので今回はパーツ的な説明なし。「クルーザー」についてちょっと書いておきます。元々はこのクルーザーはずっと昔からあるスケートボードの復刻、もしくは復活、と思っている人が多いですが、それ間違い。ペニーブームがあって70年代スタイルの焼き直しだと勘違いされてます。この「普通でないシェイプのデッキに柔らかいウィールを装着して街中をプッシュするスタイル」をクルーズって理解してますが、元々の始まりは実はスケートボードの撮影をするファイルマーたちのセッティングが始まりなのです。スケートボードの映像を見るとよく出てくるのが、走るライダーを後ろから追いかけて撮影している映像。これを「追い撮り」と言うのですが、撮っている人もスケートボードに乗って追いかけて撮っている。たまにシチュエーションによりチャリやバイクの人も居ますが、基本みんなプッシュ。スケート映像も昔はただの記録かステーシーのような映画か、の違いでしたが、すぐにエディターとして才能を発揮する人が出てきて、それぞれの作品がアートであったりドキュメンタリーだったりするようになります。その過程でフィルマーは追い撮りするときにプッシュで追いかける自分の「音」が気になりはじめ、自分のプッシュの音が収録されないように、ロングボードの大きくて柔らかいウィールを装着したり、キッズのパーク用の小さ目で柔らかいウィールを装着して撮影するようになります。そういうセッティングをライダーが乗ってみたら「これプッシュ楽じゃねえ」ってことになったのでしょう。持ち運びに楽でクイックに動けるように小さ目のデッキに大きなソフトウィールを組む人や、普通のセッティングにいつものと同じ大きさでただ柔らかいウィールを装着して、撮影以外は自分もウィールを硬いのに換えて滑る人もいました。そしてアーティストでありスケート界のレジェンドのGONZはすぐにKROOKEDから「ZIPZINGER」というデッキをリリースするのです。ここが「フィルマーズウィール」と呼ばれていたソフトウィールが「クルーズウィール」と呼ばれる転換点かと僕は考えてます。でもここで少し裏話。この「クルーズ」という言葉。今ではUSやEUROの雑誌でも普通に使われておりますが、僕が知る限り一番はじめにこのスタイルを「クルーズ」と呼んでいたのはUNIqueのナオキです。世界で一番早かった。スラ先輩のデッキは自分で削り出したもの、ベアリングはSWISSセラミックであります。クルーザーって本当に無限の可能性があります。