ライダー:しゅんぺい
デッキ:N.T.Original 7.75
トラック:THUNDER 145Lo
ウィール:
ベアリング:
こちらは今回の吉祥寺茨城ツアーで一番滑っていたしゅんぺいのセッティングであります。シュンペイは高校一年生。中学生の時に吉祥寺ストアでスケートボードを初めて、かなり天性のスキルでメキメキ上達して現在に至ります。吉祥寺ストア的には「デストロイ番長」で、デッキもシューズもかなり速攻でぶっ壊してしまいます。特にシューズ。僕の知り合いでもシューズ壊しスピード的にトップランカーなのであります。今までインスタントで扱うほぼすべてのメーカーのシューズを履いてますが、僕はしゅんぺいのレビューを一番参考にしています。どのモデルが耐久性が高いのか、そのモデルが滑りやすいのか、など、実際に一番ぶっ壊すのが早いヤツに聞いたほうがいい。メーカー発表スペックよりも現場のレビューの方が役に立つ。「それそんなに弱いの(強いの)?」って話しいっぱいあるし、フィードバックされたリアルなレビューをお客さまのシューズ選びの際にアドバイスさせていただいてます。おっと、脱線。シュンペイはかなり芯の強いこだわりがありまして、デッキ選びも信念があります。今回のN.T.Originalのデッキですが、この前のグラフィックの同じサイズはなんと9本乗ってます。僕はマジで凄いと思うよ。いつもニコニコして優しいのに芯が強い。スケートスタイルにも現れてました。7.75インチ幅に合わせてトラックはTHUNDER145LOであります。THUNDERのLOってマジで低いのですが、それに使い込んで小さくなったウィールってバランスなので、もうテールが地面に当たるまでのタイミングが早いこと早いこと。クイックな動きにキレがあるのはそういうスペックからも生まれているのかもしれません。トラックとウィールのサイズバランスはかなり悩んでいる人もいるかと思いますが、あんまり細かいことは気にしないでまずは乗ってみるのがいいっす。ここ数年の傾向ですが、やっぱり初めてのコンプリートセットで情報を集めすぎて、キッチリとスペックを詰めてオーダーした割にはアンバランスなケースがあります。個人的なアドバイスとしては、最初の一本は守備範囲を広く取ったほうがいいかと思う。ウィールやトラックやデッキのサイズバランスに関しては好きなモデルが決まってなければプロショップに駆け込んで気軽に聞いてみてください。色々調べてたどり着く結論に2秒で到達できます。デッキやパーツのセッティングバランスはそのうち好みが固定されてきますので最初からスペック優先で組んじゃうと自分に本当に合っているセッティングに出会うまでに遠回りしちゃうケースが多い。デッキは5本、ウィールは3セット、くらいは故意的にサイズ変えたりして試してみるのがいいか知れません。頑固にならず柔軟に。わかってしまえばあとはわかりやすくなりますから。しゅんぺいの様に迷いがなくなるまでは色々やってみるしかないのよ。