ライダー:今村アキラ
デッキ:Evisen Shota 8.0
トラック:IDEPENDENT REYNOLDS 139
ウィール:
ベアリング:
始めましての今村アキラくん。すっごく感じのいいナイスガイ(死語)でありました。いままで見ていた映像の感じだとスケートがしなやかで適応能力が高い感じしてましたので、すごく人当たりいいんだろうなあ、って思ってましたが、僕の想像以上に素敵な笑顔で握手してくれてちょっとおじさん嬉しく思いました。デッキはEvisenの菊池翔太8.0インチ。このグラフィックがアツいですね。なんだかグッと来てしまいます。デッキのグラフィックって個人的にはサイズやコンケーブなどのスペックよりも一番大事な気がします。特に初めての一本や女性の方にはまずグラフィックありきなのではないかと。一時期USでも「シグニチャーデッキに乗ろう」キャンペーンみたいのやってました。これは少し価格の安いブランクデッキが主流になってしまい、プロライダーの顔であるシグニチャーデッキのセールスがガクリと落ちた時があったから。低価格を求めてスペックだけ合うブランクデッキに乗る人が増えたのですが、今はまったくそういう捻じ曲がったシチュエーションを感じることが減りました。今でもブランクデッキは安いんですよ。でもみんなシグニチャーデッキ、ブランドのデッキに乗っている。これはスケートボーダーとしてやっぱりスペックさえ合えばなんでもいい、っていうのがちょっと違う気がしちゃったんだと思います。スケートボードのグラフィックって好みもありますが、やはり乗り手のセンスや好みを大きく反映するものだと思うのです。だって好みじゃなくて気持ち悪いと思うグラフィックのデッキを乗ったり持ち歩きたくないでしょ?やっぱり胸張って乗れるグラフィックがいい。なのでずっとずっと昔からスケートボードのグラフィックにはライダーの旧知のアーティストや仲間達が原画を提供する事も多いのです。TOYMACHINEはテンプルトンがほとんどのグラフィックを描いてるし、有名なスクリーミングハンドはSANTACRUZのグラフィックとしてジム・フィリップスが描いてました。ナタスは自分で書いちゃうし、ランスは息子の書いたパパの絵をデッキのグラフィックにしてました。それぞれに思い入れがいっぱい詰まっているのもまたグラフィックの魅力になっているのでしょう。ブランドごとに専属のアーティストが居たり、最近ではシリーズでウォーホールや有名アーティストのグラフィックを使用したり、より魅力的なグラフィックを提案するブランドも増えてきました。グラフィックを見るとそのブランドのイメージが伝わるものも多いのです。今村くんの乗るEvisenもまた強烈な個性で一発でEvisenテイストが伝わるグラフィックであります。いろんなグラフィックを見るだけでも相当楽しいです。お近くのプロショップでじっくりチェックしてみてはいかがでしょうか?セッティングはINDYのレイノルズ139にガッチリしたウィールを装着しておりました。ストリートもトランジッションもオールテレインを攻めるライダーの雰囲気を感じました。