ライダー:岡本一太郎
デッキ:Expression CRUISE 7.75
トラック:INDEPENDENT 129 Lo
ウィール:SATORI STAYGOLD CRUISE 55mm
ベアリング:
Expression一太郎くんのクルーズデッキ。こちらのデッキはPRIME WOOD製のクルーズデッキでとても素敵なサイズ&シェイプでありました。サイズは7.75インチ幅ですが、ちっとも太さは感じません。MAX太い部分で7.75ですから細身のクルーザーだと思って問題ない。それにしても、BE-INのWATSONといい、こちらのPRIME WOODといい、最近はどの工場もこういうノーズがあって細身でホイールベースが短めのクルーズデッキのモウルドを持ってるのね。それがすごい。昔の方はノーズが無いからオーリーとかは基本やりにくいけど、前回の高山仁仙人のケースにもあるように、もうノーズやホイールベースが合っていれば確実にセメントデッキになりうるレベルになってきている。これは本当にすごいこと。スケートボードは70’sのBULLET型からFISHテールになって木の葉型から今のシェイプになってきます。実に20年以上かけてここまで来ているので、正直なところ僕は今後スケートボードデッキのシェイプに関しては大きな変化は無いと思っていた。あらゆる無駄が削られて辿り着いた結論だからね。なので質的な進化があっても見た目には変わらないのかー、って。でもさ、仁くん見て考え直したよ。これからはもっと選択肢が増えてくると思う。より自分の楽しさをピンポイントで追求できるようにあらゆる選択肢が試されてそれほどポピュラーにならなくても共感を得たものが残っていくシーン。そしてそうなって欲しい気持ちもある。日本のシーンはなんか日本的な部分があって、みんな7.5インチだから僕も7.5インチ、とかローカルで同じデッキがかぶるの嫌、とか、今まではそういう日本人的な志向が多かった気がします。でもね、これからは自分の好きなことや自分がやりたいことをどんどん追いかけるべき。宮城豪や仁くんや元気とかのオリジナルスタイルは誰の真似でもなく自分が好きなことを追及した結果ですから。でもね、最初は真似でいいよね。好きなライダーのスタイルを徹底的に真似をする。昔は表情や指の向きまで真似してましたから。そしてそこでスキルを磨き、情報を集め、ネットワークを広げ、自分のスタイルができていく。僕の中ではそれがそのままスケートボード。要は自分が楽しめることが大事ってことね。なんだか熱くなりすぎました。失礼しました。トラックはINDYのLOでしたよ。こういうの好き。クルーズ→ソフトウィール→ウィールバイト→トラックはHI、って方程式じゃない。ま、基本的には方程式に沿った方がプロショップとしてはおすすめではありますが、例えばこのトラックをもらったので組んでみた、とか、今までずっとLOだったのでクルーズもLO、とか、自分なりの理由があればそれでいい。理由が無い人はプロショップに任せちゃうか「元祖 デッキ拝見!」のデッキを全部見て、僕のコメントも全部読んで、自分なりの方程式を見つけていく。そして試してみてシックリくるまで諦めない、ってね。プロライダーでも何十年も滑っている人も、やっぱりトリックでもセッティングでもいろいろ変化していくんで大丈夫。変化して当たり前。諸行無常であります。ウィールはSATORIのSTAYGOLDね。これ最近人気ですよ。ショップでも良く出ます。デッキのグラフィックにカラーが合いますね。さすがデザイナー。デッキは少量生産ですので、気になる方はこちらからお早めにどうぞ。