高山仁

Exif_JPEG_PICTURE

Exif_JPEG_PICTURE

ライダー:高山仁
デッキ:SunDanceFlow CRUISE
トラック:ACE 33
ウィール:SATORI Jin Takayama 51mm
ベアリング:Hallos

きました。正直なところ僕のデッキ拝見史上もっとも乗り手のカラーとセッティングとこだわりの内容がマッチしている1本で出逢いました。こちらのデッキはSunDanceFlowのクルーズデッキ。いや、クルーズデッキって言えないしある意味クルーズデッキなのか。なんだかよくわかりませんね。このデッキはメインで乗ってるセッティングなんですね。クルーズデッキっていうと、いつもは僕が言うセメントデッキ(トリックの練習したりシューティングに使うデッキ)とは別に、柔らかくて大きなウィールを装着して移動やちょろっと遊ぶのに使うデッキのことを指してましたが、こちらのオーナー高山仁先輩はこのセッティングでどんなトリックもこなし坂道を下り、ボウルもランプも攻めております。ちょっとビックリした。っていうかすげー。本人曰く「このシェイプの方がスタンスや乗り方がシビアでセンシティブ。それだけ乗ってる感があるし新しい楽しさを追いかけられる」と。降参だ。もう仁先輩というよりも仁仙人だ。あれだけスタイルあって上手くてカッコいいのに、さらに次の楽しさとスタイルを常に追いかけている姿勢が凄い。だから大きくて柔らかいウィールが付いている訳ありません。SATORIの仁シグニチャーウィール51mmにhallosかな。サイズバランス的にはテッキーなセッティング。そしてACE33を組み込んでありますが、驚くのはそのトラック自体のセッティング。息をフーっと吹きかければトラックがカタカタと動く位の柔らかさ。僕の今まで出逢った人の中では1番柔らかくトラックを使っています。指で弾くとぷるんって揺れますから。その理由はあの常に自然な流れを感じるスケートスタイルにありました。やはりトラックがゆるゆるだと常にスタンスの位置や重心の位置を意識せざるを得ないし、それに慣れてしまうと自然にスタンスや重心の位置関係を会得する。さらにライディング中のクイックな変化に即座に対応できる利点もある。さすが過ぎるぜ。全てに高山仙人流の理由がある。なんだか聞いている全てが理にかなっている感じがしてきますが、実際に乗ってみるとその仙人レベルへのハードルの高さにビビります。仁くんを見かけたら絶対に見せてもらってね。なんか自分の中の固定観念が崩れてスッキリするよ。関係ないけど僕が知ってる中で1番トラックが堅いのが新宿ローカルのキザンね。だって僕が乗ってもトラックが全く動かないからね。どうやって曲がっているのか不思議。トラックひとつとってもその堅さや使い方において実に幅の広い違いがある。デッキやウィールやベアリングについても同じく知らない人から見ればみんな同じようなものなのに、知れば知るほど大きな違いがあるんです。最終的にすごいのはやっぱりスケートボードだね。まだまだ勉強不足であったことをこのセッティングから学びました。あざす。