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インタースタイルとAJSAコンテスト

昨日、今日と横浜でインタースタイルがありました。

いわゆる「横乗り」のメーカー、代理店が集っての合同展示会。9月は2日間の開催です。おっとその前に、こちらのDOOM SAYERSのソックスやキャップが届いてます。気になる方はお早めに。

で、こちらのインタースタイル。僕ら世代のスケートボーダーにとっては合同展示会という側面と、年間二回の同窓会のような側面があります。何年か前まではコンテストがライダー達やスタッフの集合場所で、そこでみんなお互いに生存確認が出来ておりましたが、ここ最近はスケートシーンが急激に変化したのもあってコンテストというよりはこういう場が全国的にライダーや関係者が集る貴重な場になりました。

朝早めに到着して入り口で渡辺さんにパスもらって会場に入ったら、速攻で見つけたインタースタイルのツルちゃん。やばいクルーザーを組んだとのことでさっそく拝見させていただきました。こちらのデッキは80年代ストリートスケートシーンをご存知の方はちょっと「ハハー」ってなっちゃうBetty’sのデッキであります。ただ当時のデッキではなく、T19大瀧さんがシェイプしてオリジナルのプリントを施した逸品。これちょっと入手するの難しいかと。デッキを細かく見せてもらいましたが実にお見事な配慮がいっぱいでありました。70年代のサーフスタイルのシーンから80年代のストリートスケートの興隆への変遷ですね。ノーズの短いフィッシュテールがそんな感じ。でも全体のサイジングはかなり今っぽくクルージングできるスペックになっております。これ僕も欲しいな。ま、それはいいとして、ツルちゃんはインタースタイルの実働部隊長であり下町スケートフリークスの代表格でいままでもいくつかのチョイスを見せてもらいましたがやっぱり選球眼が「フリークス」な訳です。普通に滑ってるだけじゃ辿り着けないところからピックしてきたデッキやパーツをオリジナルな視点で組み合わせてくるのよ。さすがだ。

トラックは悩みましたよ。一緒に組んだから。最初はINDY109やACE11にOJとか合わせてたんだけど「ちょっと王道じゃね」ってことになってやめました。あと、なんかこのデッキには109じゃないんじゃないかと思ってね。で、もう129にしちゃおうよ、ってことでトラック先決めで行きました。合わせてみたらかなり129しっくりきた感じします。で、ウィールは色々合わせましたがここで大事にしたのがブランドイメージっていうか組み合わせの妙であります。僕らの世代はNIKEのTシャツでDC履けないし、TOYOTAにNISSANのステッカーは貼れないのよ。わかってていく場合もありますが、そういう場合はその意思がわかるように主張するケースが多いのです。なのでクルーズウィールと言えどもその定規からは外れることができません。最終的にチョイスされたのはこのBONESのソフトウィール。しかもグラフィック内向きで見た目はブラックにしちゃいました。僕もかなりグッときた。このまま欲しいわ。

DALやKAZ2のセッティングも拝見してるのでまたいつか。でもセッティングのこだわりとか聞いてないわ。普通に会話が楽しすぎてトークしてると誰かに会ってまた後でって感じになり、後でまた行くとトークが楽しくて話している間に、、ってエンドレス。DALがピンでフラフラしてるの見てると楽しいね。マジで日本の宝だと思います。ま、それはいいとして噂のadidasも見てきたよ。DRAKEにKAREEMの配色はやっぱりかなりビンゴなのであります。インスタントにもガッツリと入荷予定ですのでお楽しみに。

こちらは年に二回のキッシャンに会いに行ったハスコのブースで見つけたイカレポンチであります。CREATUREのデッキですが、シェイプがすっごくカッコいいのですよ。刀剣です。でもね、よく見るとこのコンケーブって・・・。そう。逆にコンケーブがついている。ノーズを下げるかテールを下げるかは乗る人が決められるようにスペック的にはツインテールになってるの。謎。個人的にはシェイプがすっごくグッときたので普通にノールとテールにキックつけてリリースしてほしいのよ。そうそう。SANTACRUZのSTARWARSシリーズもそろそろ第二弾がリリースになるので、特にブリスターパック永久保存版をご希望の方はお見逃しなくね。

クリと代理店の担当の皆さんにご紹介しようと歩いてたらSZAさまが。普通にSZAさんいるのすごくねー。さっそくクリと記念写真。超フレンドリーで温かい人でした。もっとビシビシに尖ってるかと思ったのに。SHAKEJUNZIとのダブルスがまたいけてました。

こちらはSANTACRUZのRockin Jerry BeanのTシャツですよ。デッキは先日ご紹介してすっごく人気であります。まだ少しあるのでチャンスを逃さないようにね。Tシャツだとデッキで削られた部分のグラフィックもわかるのですごくいいすね。僕欲しい。気になる方はご相談下さい。

で、インタースタイル初日の午前中は恒例のAJSAインストラクター講習会であります。僕も数年前に赤熊プロと一緒に受講して証書もらいました。毎回5050のカレーちゃんの講習を真剣に聞き、地元のシーンにフィードバックしようとしている方がいっぱい参加しております。ちょっと見てたら一人でスーツと革靴の人が居る。「最近はそんな感じなのかー」って思って良く見たら、なんと仕事を抜け出して参加してた千葉のスケートシーンの重鎮 武村幸太郎でありました。久々に会えてうれしかったわ。今でも滑ったら絶対ヤバイと思うよ。スムーススタイルでキレイなライディングなんすよ。おじさんスケートボーダーは気軽に復活しましょう。足腰痛めてスケートボードから離れた人もそろそろプッシュからどうですか?最近はパークやスポットも増えてかなり環境も変わってますからかなりハードルは低くなってます。昔のように最先端を追いかける必要もないしさ。ただプッシュして流すだけでも相当スケートボードは楽しいす。復活のセッティングはショップでいつでも相談に乗りますのでお気軽にご相談ください。

DEVILDOG×diskahの作品を観てきました。素敵でした。色々な思い出がありました。ジェシーや野坂くんとのコラボも予定されてましたがライブペイントの時間に合わず。完成作品はぜひ観たいす。僕は蓮沼行ったときに西さんと遭遇し、だいぶカービングコーナーに突っ込まされました。あのコーナーの上にライターオイルをどーっとかけて火をつけて「おら!突っ込んでこい!」って。すげーやったね。あのコーナーのカービングでトラックがかからないと怒るからもう命がけですよ。その前に蓮沼行ったときにタケシがスネカービングして骨見えてたからメンタルもちょっと強くなった感じ。まぐれで一回トラックがかかって「よーし出来るじゃんかよー」って言われたときは実はちょっとうれしかった。当時はフィルムなのでその写真を見たことはなかったのですが、ずっと後になってWARPのデビ西さんのページで使ってもらってグッと来ました。プロライダー達との掛け合いは横でよく見てましたが自分がタイマンして始めてわかったやさしさがありました。その話し以外は文字にはできないエピソードばかりではありますが。心からご冥福をお祈りします。

今回のインタースタイルに行く目的のひとつはデビ西さんの遺作となったcyxの最終号を頂くこと。PICの安くんに頂きました。ありがとうございました。

会場をグルグル歩いていてパッと目に留まったこちらのシリーズパック。10本セットがマジあつい。これ絶対買っちゃうと思う。

なんてやってたらそろそろAJSAベストトリックコンテストが始まりそう。今回のスタッフはAJSA横山隊長に5050カレーちゃん。DF亀ちゃん、HIBRIDダイちゃんの豪華布陣。チーフの西川先輩もいらしておりまして、このジャッジ陣はブレないす。まったく。軽くレギュレーションの確認をしてエントリー受付スタート。

僕はMCで参加させてもらいました。毎回インタースタイルは機材も一緒なので、今回はipadで音楽とかも用意しておきました。AJSAのコンテストはCDJを使うことが多く、会場によっては音源のCDを山盛りもって行くのでこのipadでことが足りるのはかなり楽になりましたわ。そしてオーダーしてなくてもヘッドセットのワイヤレスを用意してくれるのがさすがのツルちゃんであります。

で、こちらが賞金です。優勝は15万円とっぱらい。これ勝つと帰り道かなりうれしいね。横浜で満漢全席しちゃうよね。北京ダックとかさ。僕は酒とかシモとかじゃなく食に向かっちゃうね。

ここからはMCなので写真は一枚もないのよ。だいぶはしょって優勝は池くん。 シェーンオニールしかメイクしてるの見たことないヤツをメイクしてましたよ。15万。大阪のVENICEにだいぶピンハネされそうだ。二位は我らが堀米雄斗。540してました。あと下りレールのおしゃれトリックっぷりがハンパない。3位が西川誠。僕の中ではミスター猪突猛進でありまして、とにかく突っ込みっぷりが素敵なのよ。スピードのつけ方が独特でスタイルあるし。今回もかなり突っ込んでました。笹岡ケンケンのアレが決まってたらかなり順位も違ったかもね。ま、とにかく楽しかった。

僕は途中でなんか背中が痛くてまっすぐ立てなくて、途中でリンパマッサージの先生に駆け込んだら3分で治してくれた。マジ驚いた。治るのね。おかげさまでコンテスト最後までなんとかしゃべれたよ。ありがとうございました。今日は喉が潰れて森進一。

メーカーや代理店の方に「会場でお会いできませんでしたが声は聞いてましたよー」って毎回言われます。音がでかいのかね?