夏であります。
この梅雨明けしてからのジワッと暑いのが嫌いです。メタ坊には厳しい季節がやってきました。皆さんは夏してますか?「暑いから滑れないっすよー」なんて40代になってからのセリフですから、滑れるうちはガンガンと。吉祥寺ストア店長サトルは夏だって冬だって滑りに行ったらずっと滑ってますから。もう本当にズッと滑っている。先日、ガッツリ絞ったHIBRIDダイちゃんも「かなり滑り続けられるようになりました」って。いいなあ。僕はね、夏休みってものはなく、ご近所さんと近所の公園でランチしました。普通の公園のテーブルなんすがクロスかけてフルートで乾杯って。33度。木陰じゃなかったら死んでたよ。でもかなり堪能したわ。近所の公園でガッツリ遊んでました。
友達と公園探検に出かけた次男が興奮して戻ってきました。「お宝見つけた」と。みたらこちら玉虫でした。ぜんぜん名前が出てこなくてインスタしたら横浜のスイッチスナイパーのケイシが教えてくれた。さすがだ。このキラキラ感がお宝っぽいすね。このあとすぐにカブトムシも拾ってました。世田谷まだまだ自然がいっぱい。
ゲリラもかなりありましたね。東京で起きたゲリラの日、僕は吉祥寺出勤でありました。集中豪雨で雷落ちて一瞬電気消えたけど、吉祥寺界隈は停電にはならずなんとか閉店時間まで営業できました。このあとショップの前が川みたいになっちゃいましたから。
同じゲリラにinstants藤原正智は塩浜でやられておりました。もう逃げ場もなくデッキが水没し「こりゃもうきっついね」な感じに。すかさずNEWデッキに交換しておりました。グッとくるフッテージを溜め込んでおりますのでいつかどこかでお披露目されると思います。
先日はinstant吉祥寺ストア3周年の宴にお越し頂き本当にありがとうございました。当日、僕はRAD龍と吉祥寺で待ち合わせして「さてどこかでひっかけてからいくか」ってなって向かったハモニカの名店「てっちゃん」。横丁に入ったとたんにゴーッと唸るような雨音が聞こえてゲリラが来襲。チャリンコをてっちゃんのビールケースに立てかけてさっそく乾杯スタート。もう僕ら雨が止むまで出れませんからね。でもRAD龍の呑むこと呑むこと。僕が1杯飲む間に3杯呑んでる。水か、って水でもあんなに呑めないわ。さすがです。ローカルみっちゃんも色々お気遣い頂きましてアテがまたグッと来るものが色々と。ここに来たら煮込みは人数分オーダーね。僕は煮込みの鍋に入るキャベツが素敵かと。串もいつもおまかせなのですが個人的にはバラと玉ねぎが好き。なんてやってたら相当呑んでしまいました。
宴の様子はサトル店長のエントリーでチェック。サトル携帯忘れてたよ。すげー楽しくてよかったね。素敵な宴でした。僕はというと、なぜかまた澁輪83とオザとてっちゃんにフェイキーしておりました。どんだけてっちゃん好きやねんって。気がつけば宴終了の時間でありまして、僕はここから帰路に着きました。みなさんのおかげさまで迎えた3周年です。いつもありがとうございます。
盛夏っちゅうんですか?真夏になってショップには続々とNEWアイテムが入荷してます。まずはこちらのNIKE SBのNEWモデルPROD8であります。これ見たときはちょっと驚いたね。いろんな意味で効率化が完成されてる。スケートシューズってその時々のシーンを色濃く反映するのです。機能がないデッキシューズやスリッポンで始まり、バスケットシューズやごっついデザインのシューズが興隆し、シンプルなシューズに逆戻りしてから今の多機能シンプルなシューズへと。もちろんシューズだけじゃなく、トリックやファッションや色んなファクターも一緒にゴロゴロと変化していくのです。ここ最近は永久に続くのか思われたバルカシューズブームが下火に、というかそれを上回る感じで機能性を重視したシューズのリリースが続いてます。クッショニングや素材やインソールや、もう考えつくされて形になってリリースとなる。ちょっとごつく感じる人もいるかも知れません。僕の世代はJORDANをハサミで切ってローカットにしてた世代なのでフルゴッツのバッシューでもまったく行けちゃう。CONSのWEPONやFASTBREAK、NIKEのFORCEなんかも良く履いてました。おっと脱線。ハイテクシューズは履いてみるのがいいよ。EMERICAもDVSもADIDASもどのメーカーも常に「次」を考えてます。それが形になって市場に出てくるのを見るのが楽しいのですよ。
そしてこちらはCONSLIDATEDのキャンペーンで作ってもらったTシャツ。店頭でも好評ですでにサイズ欠けが出ております。いかした企画ですね。とてもうれしい。限定数の生産となりますのでお早めに。あとSサイズとMサイズが少量って感じです。
こちらはなんだと思いますか?ハッと気がついた方はスケートの撮影したことある人かもね。こちらはGoPro専用の撮影用ハンドルなのであります。GoWorx社のOriginal Handle。BerricsやSLSやHellacripsや色々なメディアなどでもピックされているのでちょっと気になっていた方多いかと。っていうか僕が気になってたのでUSの社長にメールしたら「インスタントが日本の正規ディーラーになってよ」って。ってことでアジアで初の正規ディーラーとしてこちらのハンドルを扱うことになりました。僕自身GoProを使うことが増えてきて、映像の綺麗さと手軽に撮影できるコンパクトさ、そしてiphoneで操作できたりリモコンが装備されてたりケースやパーツもいろんな種類があって夢と希望が広がります。このハンドルに出会う前は横川君に教えてもらってハンドルに天地逆に撮れるように設定したGoProを装着して撮ってましたが、やっぱりスケートの追い撮りとかはこのOriginal Handleの形状がバッチリす。種類は4種類あります。プラスティックの軽量版がグリップ付き、グリップなしで、重厚感のあるアルミ製がグリップあり、グリップなしでご用意しております。僕はプラスティックのグリップ付きを使ってますが、アルミの方が重量があって水平が取りやすく手ブレを抑えられる感じがします。軽量版は持ち運びに便利で濡れても、っていうか水中でも行けちゃうね。ま、水中じゃ滑れないけど。すでに店頭に並んでますので気になる方はチェックしてみてください。
こちらは大人気のDEATH LENS。再入荷のお知らせだったのですが、もうWIDEの方が完売しました。また入荷次第ご報告します。このレンズはiphoneに装着できるフィッシュレンズでスケートの撮影だけじゃなく、普通にスナップでも楽しく使えます。フィッシュの方は230度撮れちゃうので、iphone持っている自分の指まで写っちゃうのですが、使っている人に聞くと「フィッシュつけてちょっとズームして撮るといい」って言ってました。みんな色々やってるね。さすがだ。今の時代、こうやってiphoneで撮影してiphoneの中でimovieとかで編集してそのままSNSや動画サイトにアップ出来ちゃう。想像もしなかったハイテク時代であります。今のキッズとかはそれが普通になってる訳ですのでまたちょっとしたら次の進化が訪れる訳です。ま、トイレンズですので円周あたりのピンが甘いので撮影された映像でわかるひとはわかりますがweb配信レベルでしたら十分に武器になるかと。どんどん発信してください。みんなで新しいスケートカルチャー作りましょう。
こちらはカナダのデッキブランド「kitsch」のNEWモデルです。今は石井ちゃんがバンクーバーに乗り込んでおりすっかりローカルになってますので、夏休み海外スケートしたい人はバンクーバー目指すと石井ちゃんいるよ。背が大きくて笑顔が素敵な日本人ですのでちょっと行って会ったらよろしく伝えてください。ま、タイミングですがね。そんなカナダではすっごくメジャーなブランドで、カナディアンメイプル&カナダ工場のハイクォリティーデッキであります。僕は毎シーズングラフィックが好きなのね。前回のシリーズは鮭が好きで今回のシリーズではメキおじさん。スケートボードを始めて間もない人はいろんなデッキに乗ってみた方がいいですよ。昔はかなりゲットーだったのでデッキがボロくなっても買えないから誰かが乗り終わったデッキを乗ったり、先輩がチョイスにしっぱいしたデッキを安く譲ってもらったり、自然に色々なデッキを試す流れになってました。最近はデッキもすっごく安くなったりして新しいデッキに買い替えることが普通になりました。でも自分で選ぶとどうしてもいま乗っているデッキに近い感じで選んじゃうから冒険ができない。いろんなテイストがあるのに試す機会を自分で狭めてしまうのです。デッキ選びはフィーリング。ま、僕らプロショップなので細かいことを言ったらとことん追求することもできますよ。スケートボードは懐が深い。
こちらはある日、吉祥寺ストアにご来店頂きましたきれいな女性が組んだクルーザーであります。これだけ見るとフルゴッツのド悪なスケートボーダーを想像してしまいますが、やっぱりスケートボードは気持ちなんすね。すっごく似合っておりました。完成して気がついたのですがその女性のTシャツにでっかく「F**K YOU」って書いてありました。さすがだ。あ、それはいいとしてこちらのSAUSAGEっていうアメリカの北の方のブランドです。気になる方はググってください。他にもいくつかご用意できるデッキがございます。クルーズデッキってセメントデッキに比べて本当に自由度が高く、選択枝が無限にあると言えるでしょう。女性が9インチに乗っていても、フルゴッツが7.25インチに乗っていても、クルーズだったらまったく問題ない。でもそうなるとやっぱり大事なのはセッティングやグラフィックやそのセッティングにした理由なのです。なんでも選べるから逆になんでもいい訳じゃなくて、より自分を表現できるファクターのひとつになり得るのかと思います。なのでとてもきれいな女性がこのデッキに乗っていたら、僕はこの女性の心に秘めたPUNK魂を感じます。この子はピンクのペニーには乗れないな、と。
トラックはINDEPENDENTの109。ゲレロ先輩のシグニチャーであります。白いデッキに黒いトラックってかなりグッと来ますね。グラフィックとのバランスもあるでしょうがかなりビチビチにハマっております。ウィールはOJ。このマーブルも素敵。ブルーなのがまたいいす。デッキが8インチなのでトラックとウィールのサイズバランスも大事です。OJはオフセットが深いのでトラックはやや幅を抑えてまとまる感じになってます。ベアリングはBONESですよ。僕はスケートボードはこうやって選んで行くべきだと思ってます。まずはデッキを選ぶのに超悩み、合わせるトラックやウィールに悩む。だって何でもいい訳じゃないからプロショップに来る訳で、もう可能な限りブランドやサイズやセッティングに関してはご説明させて頂きます。でもインスタントでは大事なところは絶対スタッフは選びません。ご自身で納得頂いて選んでもらう。そうそう。たとえばこれからスケートボードを始める人はセッティングとかわからないからすでに組みあがっているコンプリートを選ぶ傾向にあります。それもアリ。専門店に並んでいる商品に間違いがあるものはありませんから。でも最初の一本はそうやって選んでも、練習を重ねると次はデッキがボロくなってデッキだけを交換することになる。そこで始まるセッティングの旅。スケートボードは奥深いのです。
最近のクルーザーはOJに代表される乗り心地重視のセッティングと、こちらのウィールのような大きくない径のソフトウィールも増えてきました。このようなソフトウィールはクルーズデッキじゃなくて、普通のシェイプのデッキに合わせる人が多いすね。乗り終わったデッキにボロくなった前に使ってたトラック装着して、小径ソフトウィールを付けてクルーザーに。これがまた結構カッコいい。そしてテダレは乗り終わったデッキをリシェイプします。8.25インチのデッキを乗り終わって7.75インチくらいのクルーザーにしちゃったりして。ま、スケートボードは基本的にはYOUR CHOICEな訳で、自分がグッと来ればそれでよし。夏休みの工作にさっそくやってみましょう。
デッキは現在キャンペーン中で、ボロいデッキをお持ち頂ければNEWデッキがすべて10%OFFでご購入いただけます。インスタントではグリップテープは無料で選べるものがあるので結構ジックリと自分好みのモデルが選べるかと。デッキを選ぶときに僕はちょっとおススメしているのが「ドメスティックブランド」。日本人のライダーが所属する日本のブランドってことですが、最近はかなりブランドも増え、工場も色々でデッキだけ見てもそれぞれの個性がばっちり出ております。デッキを選ぶときにはどんな基準で選んでますか?サイズ?コンケーブ?グラフィック?色んなデッキを乗ってきて何年も何年も経ってくると、僕は一番大事なのは「胸張って乗れるかどうか」ってことになってくると思います。デッキが売れればデッキメーカーには売り上げが入り、それぞれの所属ライダー達にも恩恵があります。そう。デッキを選ぶ、ということはそのブランドやライダーやセンスやスタイルを応援する、ってことになるのです。だからずっと同じメーカーのデッキを乗り続ける人も居るし、同じブランドからしか選ばない人も意外と多いのですよ。アツいね。もちろんスペックだけ合えばブランクでもなんでもいいし、少しでも安いデッキに乗りたい、って気持ちもわかりますよ。それぞれの育った環境などでも変わってくると思いますが、僕はやっぱり自分の「グッとくる定規」を信じてます。なんのために滑るのか。自分だけ楽しきゃいいのか。ま、最終的には「個性」です。僕はそろそろスケボー屋を始めて20年になりますが、出会うスケートボーダーのデッキやシューズを見るとなんだかいろんなことがわかるのです。そういうスケートボードが今だ大好きなのです。
先日のスクールでタイトが持って来てくれた三重県の志摩にあるB7 EASTSHOPの森本親分からのお土産がこちら。グッと来ましたわ。僕はERIC DRESSENと同級生で、ショップを開ける時に色々仕込むのに出かけたLAのサンタモニカビーチでドレッセンに出会ってロッテカップの話しとかして一緒に滑ってまたスケートボードの魅力に気がつくのです。そんなドレッセンは来日の度に必ずB7に訪れるそうです。やっぱり森本親分の魅力は国境も越えるのでしょうね。さすがだ。
そのEMERICA×instant スケートボードスクールの超豪華講師陣がこちら。この面子ってすごいことよ。ついその前の週にカナダの世界戦で3位になった瀬尻稜、B7ハンマー泰斗にフルゴッツに成長した太田真史、そして我らがinstantsの赤熊寛敬、という面子が揃ってのスクールであります。45分×2セット、そしてスクール終了後のゲームやスケートセッションでも一緒に滑れてマジでミラクルなスクールでありました。EMERICAライダーの皆さん、SONIKの皆さん、本当にありがとうございました。また祭りしましょうね。
スクール終了後は、新宿ENJOIローカル連と浦安の名店「ちんねん」に。これがまた超絶ミラクル旨い手打ち蕎麦屋であります。instantsちんねんはね、僕はヤツが中学2年の時からの付き合いなので、ちょっと本当に友達以上恋人未満の感じがしてます。恋人はないか。お互いにそこから今までの生き方を見続けてる訳ですから嘘も飾りもなく付き合える朋友であります。HIGOちゃんも浦安来たら絶対に寄りたいって思っていたそうで、やっと思いが叶った感じです。
HIGOちゃんも灼熱のスクールでは色々と手伝ってくれてかなり動ける感じになって来て、クマやみんなとのセッションが楽しくなった頃に「コキッ」と腰をやっちゃいました。本当に真っ直ぐ立てないレベルのギックリ腰であります。そんな感じでチャーリーと肩をかして車に乗り込み向かったちんねんです。普段は「酒と女は二号まで」と公言しているHIGO-VICIOUSでありますが、この日は楽しすぎてうれしすぎて4合を大きく越えるODをメイク。普段よりちょっとタレ目になってくるとHIGOちゃん節のスタートであります。ま、HIGOちゃんともそろそろ付き合いも30年クラスでありますので、タレ目の感じとか声の大きさとかで今どんな感じがわかるようになってきました。ま、それに合わせる訳ではありませんが。
また先日は閉店時に店内合計10人くらいの混雑っぷり。浦安も吉祥寺もたまに来る閉店ピーク。スケート帰りのみんなが集まってワイワイの閉店後もかなり好きな感じです。スケートショップはやっぱりスケートボーダーのモノなんだといつも思ってます。そしてずっとそういう場で居たいととも思ってます。
ワイワイの中、なんだかバックヤードでスケート帰りの吉祥寺店長サトルと、フォトグラファー石井ダイちゃんがなにやらやっておりました。ミナトが持ち込んだスケートボードショップで最高難易度の作業「アクセルナットなめちゃって完全に山がなくなっちゃったよ現象」を解決すべく奮闘しておりました。この現象はアクセルナットがシャフトに着いたまま、ナットの内側のネジ山と、シャフトにネジ山が潰れて完全になくなってアクセルなっとが指でクルクル回るけど取れないって現象です。これに最初に出会った時には、アクセルナットをヤスリで二時間かけて切りました。二度目に出会った時にはバールでナットを持ち上げながらシャフトの端のネジ山にひっかけて回し抜き、新しいナットのネジ山をキリキリと切りながら装着して事なきを得ました。今回はサトルとダイちゃんの共同作戦でどうやって解決したのかわかりませんでしたが、なんと新しいナットがギリで装着できて滑れるように。この現象は無理に直そうとするとトラックのシャフトだけでなく、ウィールもベアリングも再使用できない状況になる場合もあって、かなりレベルの高い闘いなのです。いいチームワークを見せてもらいました。
そして先日、「千葉の兄貴」のウッチーとふたりでCAMELデートしてきました。テーマは「今後の千葉のスケートシーン」についてであります。だいぶ盛り上がって色々なアイデアが生み出されました。ちょっとまた新たな祭りロードが切り開かれた感じです。またいつかご報告する日が来るかもしれません。
先週、今週、来週とローカル夏祭りオンパレードでありますが、滑るときには「適度な休憩、こまめな水分補給、水分取ったら塩分も」というスローガンでお願いします。花火大会でスケートボード失くすのは2年連続くらいで気がつきましょう。