暑くなります。
先日、妻の友人宅に遊びに行きました。かなり前にその友人の長男に僕の使い古しのスケートボードをあげたら超ボロボロにしてたので新調したら、近所に住むお兄ちゃんの息子が欲しくなっちゃったみたいで、遊び行きがてらデリバリーに。町田市って僕の自宅の世田谷区からそんなに遠くないのよ。でもいつも驚くのはその自然環境。緑濃い丘に畑に森に小川と、子供が遊ぶには最高の環境が揃ってます。この用水路でジャバジャバ遊べる環境いいね。この後、林の腐葉土の下に山盛りいるみみずを棒で取って川にいる蟹にあげるって遊びを延々としてました。
でね、この季節はもうクルーザーですよ。誰がなんと言ってもクルーザー。だって気持ちいいもんね。その辺のチャチャッとじゃなくてしっかり考えて納得の一本を組むことをおススメします。スケートボードは「なんでもいい」じゃダメなのよ。ま、それはいいとして、クルーザーって今の時代はすっごく沢山の種類のデッキがあってソフトウィールがあってベアリングがあって、トラックはデッキのサイズによってはチョイスが少ないけどちゃんと全てが揃っております。10年くらい前にUNIqueのナオキが乗ってきた柔らかめのウィールがついた木の葉型のデッキに乗せてもらってニヤっとしてからずいぶんと時が過ぎました。当時はまず選べるパーツがほぼなくて、当時から20年くらい前のスラロームのトラックを探してみたり、やっぱりクリプトとかの大きめソフトなウィールを探してみたりしましたが、もともとはクルーズのパーツは一度完全に絶滅して、スケートフィルマー達のために別の用途で復活するのであります。そう。最初はソフトウィールと言わずにフィルマーズウィールと言っておりました。80Aくらいで今のウィールに似ているシェイプのウィールは、追い撮りの際に自分のプッシュの音を録音せずに対象のライダーの音を捉える装備として、ほぼ全てのフィルマーに瞬時に広がっていったのを覚えてます。
音の面でもそうですが、その乗り心地にやられちゃった人も多く、デコボコな路面もスムーズに走れるソフトウィールは移動用のセッティングとして使われるようになり、BONESのATFなんかは最初はキッズのパーク用ウィールだったのが完全にクルーズ用のウィールに定着してきたのです。すぐにZIPZINGERが登場し世界中のスケートボーダーがちょっと違ったクルーズセッティングに注目します。OJ HOTJUICEやSATORIウィールなどグッと増えてきてトラックも沢山リリースされました。そして・・・。おっと、脱線したままここまで来てしまいました。こちらのデッキは浦安ストアの隣にある古着屋mellowのオギーが組んだクルーズであります。これいいすね。bluthの新作。チップとデール。ディズニーキャラクターのオフィシャル使用なのにこの謙虚な使い方。そこがさすがだスギちゃん。このbluthというデッキブランド。僕は個人的にちょっと注目しております。浦安ストアに色々ご用意しております。ま、とにかくクルーズ用のスケートボードをもってない人はショップ来てぜひご相談ください。納得いくまでご説明しますし、そういうの面倒な人には「これで間違いないっす」ってセッティングをすぐにお見せできますので。「走る」楽しさはスケートボードの大きな魅力のひとつであります。
またまた先日は、幕張メッセで開催された「STANIC CARNIVAL ’14」に寄らせていただきました。サイクルモード以来久々の幕張メッセは雨にも関わらずとんでもない数の老若男女が音楽を楽しむために集結しておりました。会場入ってビビッたからね。PUNKS NEVER DIEですよ。PUNKじゃないか。会場で感じたのは若い人だけじゃなく、AIRJAMやバンドブームを経験した僕らの世代や、当時の盛り上がりをまったく知らない学生達など、ホントに広い世代でみんな楽しそうに遊んでること。Ken Yokoyama、マキシマム ザ ホルモン、10-FEET、kamomekamome、SiM、dustbox、HEY-SMITH、ROTTENGRAFFTY、EGG BRAIN、NOISEMAKER、SHANK、SA、SAND、THINK AGAIN、TOTALFAT、などなどそうそうたる面子すから2ステージあるどちらに行ってもパンパンで、最前列に行ったアキラはドンデンまで身動き取れなかったそうです。すげーな。10-FEETと同時に別ステージでkamomekamomeとかもうどうしていいんだかわからないね。あ、前出のbluthクルーザーのオーナーOGGGYは8月の利根リバーJAMのスタッフです。そこにもkamomekamome出演するそうすね。気になる。
この日はメッセの中にミニランプが出ておりました。行って見たらガンガン作ってる最中で、一緒にボルト打ち込んで来ました。早く滑っているところ観たくてね。ボケボケですがオッケンにも会えたし、JOYNT林くんにも慶太にも、一緒に行ったアキラも滑ってきたそうです。こういうイベントにスケートボードがもっとガッツリ入っていけるといいですね。ミニランプっていうのが定番ではありますが、ちょっとスペース作ってランプの前にいいサイズのカーブボックスひとつ置いておくといろんなスタイル観れていいですよね。イベントオーガナイザーの方も舞台監督の方もいつでもご相談ください。搬入から撤収まで。
今回の貴重な経験はBOLDLINE堀内さんのおかげさまであります。会場にはBOLDLINEテントも設営されておりまして、僕にとってはかなりAWAYでみつけたHOMEとなっておりました。ありがとうございます。そして帰り際にはこのグッと来てしまうステッカーを頂きました。これは貼れないね。でも貼りたいなー。
そして先日、横須賀で開催されたHEATCUPでライダーのみに渡されたBOLDLINEライターTOOLも頂きました。これマジうれしい。9/16インチっていうのがいいね。工具ですから。夏はTOOLを一番使うシーズンです。なぜってそれは夏は気温が高いから。ブッシュの素材的にやはり暑いと柔らかくなるのよ。夏の路面は40度を越える事もあるのでそいう時にはいつもよりもトラックがクニャクニャする感じがする。そこでこういうTOOLでキュっと締めて滑るのがなんか粋ではありませんか?ポケットから出してタバコに火をつけるついでにキュッとね。長くスケボー屋をやってますがサラッとそういう使い方できるのってこれだけですね。他にも大人なスケートボーダーにビッとくるアイテム色々あります。Tシャツも入荷してきました。こちらからチェックしてみてね。
そしてそのSATANIC CARNIVALで大暴れしてきたinstantsアキラのセッティングがこちら。デッキは一時期8.25インチまで大きくなりましたが、最近は8インチちょいって感じがお気に入りのようです。スケートボードってやっぱりグラフィックも大事だけどスペックも大事、スペックも大事だけどグラフィックも大事。人によって優先ポイントが違うし、タイミングでも変わってくるようですが、最終的には自分の中でグッとくるかどうかが一番大事なのではないでしょうか?グラフィックもサイズもそういうグッとくるためのファクターのひとつであって、絶対に必要な条件って訳ではないようです。EvisenのAKIRA8.125インチ。アキラがAKIRAじゃん、って今頃気付いちゃったりします。さすがだ。
アキラはここ最近ずっとACE33であります。なんだか動きのフィーリングがぴったりだそうで、グニャグニャにあらずカチカチにあらず、なテイストが気に入っているようです。instantではプチACEブームが起こっております。クルーザーにはマジでACEいいと思うすよ。動きがスムーズで最初に装着されているブッシュもいいので調整の幅が広い感じがします。踏んで戻ってくれる安心感。そして切れのある動き。使ったことない方はぜひ。ウィールはSPITFIREのF4すね。ベアリングはBONESか。アキラは浦安ストアの店頭に立っておりますのでスケートボードのセッティングに悩んだときにはぜひご相談下さい。ちょっと緊張しながら色々説明してくれると思います。
で、後パブになってしまいましたがDOOMSAYERのアイテムがいくつか入荷しておりました。webでご紹介前にinstagramでご紹介したら、お問い合わせのお電話をいくつもいただき、あっという間に完売でした。皆さんinstagramとかtwitterとかfacebookとかチェックしてくれてありがとうございます。
こちらはAWSのアンカットデッキであります。スケートボードはやったことない人には全部同じ形に見えるそうですが、実はモデルによってひとつひとつ全然違うのです。サイズのサイズだけじゃなく、コンケーブや色々なスペックに違いがあるのです。見た目に一番わかりやすいのがシェイプってデッキの輪郭で、クルーザーとかフィッシュテールとかいろんな形のデッキがあります。このアンカットデッキはそういうシェイプを切り出す前のデッキになり、自分で好きな形のスケートボードを作ることが出来るのです。これ製品化されてるところがすごいっす。ジグソーで切り出してヤスリで表面整えてすぐに乗れるデッキが出来ちゃいます。だからね普通の形にすることないんですよ。好きなイメージを形に出来る。夏休みの宿題にどうですか?セールデッキの価格でご注文お受けします。あと数枚で完売ですのでお早めに。
あとね、こちらはPOLERのカメラバッグであります。最近一眼レフもって居る人増えましたよね。静止画も映像も高画質で撮影できるので手軽にきれいな写真が撮れるので、スケートボードの記録を撮るにはものすっごく便利。プロカメラマンは大きなカバンにストロボとかレンズとかいっぱい入れてコロコロしてますが、すっごく重たくなるので普段持ち歩くにはこのバックくらいの装備がいいですよね?ボディーとレンズとストロボとスリーブと交換バッテリーとデータカード類くらい入っちゃうと思います。そしてそして僕がグッときたポイントは、このバッグは内部のカメラバッグ用のパッドの仕切りを外してしまうと、なんと6パックがスッポリ入るクーラーバッグになるのです。氷と6パックを持ってスポット行くの素敵過ぎる。カメラとビールは一緒には入りません。その日の朝にどちらか選んで使いましょう。
そしてこちらは話題のDEATH LENS。WIDEレンズ2,900円、フィッシュレンズ4,900円ながら、コスパかなりいい感じでスケート撮りに行けますよ。最近ではiphoneで撮ってそのままiphoneのimovieで編集してそのままSNSにアップ、とか普通のことになってきました。こういうレンズがあればより本格的な映像が撮れることと思います。箱にはiphone5用のケースとレンズが入ってます。ケースからレンズは取り外せますので付属のレンズの袋に入れて使うとき装着することも可能です。色々な使い方がイメージできますね。
梅雨が明ければ真夏です。スケートボーダー達の夏には必需品のキャップ類が色々と。ことしは5パネルやジェットキャップが人気ありますね。今が一番選べるタイミング。
もうひとつの必需品がこのサングラス。数年前からプロライダーをサポートするサングラスメーカーで、いわゆるトイサングラスのジャンルで価格帯も1,900円~2,800円とスラムして潰してしまってもなんとか気持ちは折れない価格でご紹介させていただいております。最近では変更グラスを使ったモデルや木のフレームのモデルがあったりで色々選べるようになってきましたね。今シーズンはミラーレンズのモデルが人気で各メーカー沢山のカラーバリエーションがあります。店頭でも沢山ストックしておりますのでぜひチェックしに来てください。
そしてこちらね。instants高橋賢人もサポートされるNEXXTウィールの新作が到着しました。今度は安田哲也シグニチャーであります。52mm。細め硬めのウィールです。ストリート向けテック対応のおススメのウィールです。テッちゃんモデルっていうのがいいね。アツい男であります。
NEXXT WHEELのコヤさんがデッキを交換に。コヤさん滑ってるなー。新しいデッキは現場で見てください。滑るとやっぱり進化するのが素敵です。ここ最近は僕がコヤさんのグリップテープを貼らせてもらってます。N.T.ORIGINALのグリップテープです。毎回オーダーは、トラックのボルト穴よりわずかに内側にラインを入れる、というもので結構簡単そうで色々コツが必要な作業になります。ホイールベースに合わせてグリップテープを切る必要がありますが、切り取り線が水平にならないと見た目なんか気になるし、前後のビス穴から等間隔にラインが入るようにしたいので、最初にデッキテープを切るタイミングでかなり注意して作業を進めます。店頭では色々ご要望にお答えしてデッキテープを貼ってます。
交換する前のデッキがこちら。SK8MAFIA×SHIN OKADAのゲストボードでありますよ。アツい。コヤさんはその昔、秋葉原の駅前広場のローカルで、集る若手達とCHOICE CLOTHINGというブランドを立ち上げ、日本のスケートシーンでドメスティックブームを作った張本人のひとりなんす。当時の話は面白いのでぜひ本人に聞いてください。CHOICEが輩出したライダー達の顔ぶれハンパないから。もうかなり前になりますが、CHOICEの大阪・神戸ツアーに同行させてもらったことがあって、当時の編集長の平瀬ダイちゃんとカメラマンのイサムと館ケンさんやクマ、晋、慶太、アメリカン、キミ、らとグルグル回った数日間、本当に楽しかったっす。何度かスケートのツアーに同行させてもらったことがありますが、どのツアーも鮮烈な思い出が山盛りです。またスケートツアー行きたいわ。おっとまた脱線。そんなコヤさんが乗るSK8MAFIA×SHIN OKADAですから。そりゃーわかる人やニヤっとするはず。サイズは8.0インチの方でした。
トラックはTHUNDERのTITANであります。147LO。なんかLO似合うわ。「HIはダルいじゃないっすか」とか言いそう。ま、あくまでイメージですが。個人的にはノーリーヒールと言えば小山慎一郎ですからかなりテックなイメージがあります。現在NEXXT WHEELもプロデュースしておりますが、作り出されるモデルは硬め細めのテッキーなテイストであります。納得。このときに使っていたのはinstantオリジナルの51mmで、本人的には50mmが使いたいそうです。今後、ウィールも小径の波が来るかも知れませんね。スケートシーンって結構セッティングの流行があって、僕が始めた頃は10インチデッキに65mmとかのウィールが普通でした。それが8.0インチの木の葉型になったと思ったら、すぐに7.5インチくらいのテックな感じ。ウィールも新品で38mmにまでなりましたから。今現在はワイドデッキの流れからやや落ち着きを見せ8.0インチと7.75インチが人気サイズになってます。ウィールは52か53mmだったところから、51mmや50mmとやや小さめも売れるようになってきました。今後はどうなっていくんでしょうね。
そんなコヤさんとタイミングが合ったinstantsクマとSONIKマッツの首脳会談が開催されました。もうちょっとしたらご報告できるかと思います。祭りです。
翌日くらいに遊びに来てくれたRAD龍のポケットから出てきたコイツが激アツでした。INDEPENDENTの栓抜き。「CODAの映像みて真似してみました」って言ってましたが、こんなのすぐに真似できる奴いないって。行動力ハンパない。でもこのフォーマットが出来れば終了したトラックも味のある栓抜きになりますね。カッケーす。
久しぶりにinstantに新人が加入しました。名前はクリって言います。大学生の頃からよくショップに来てたローカルで、大のSHAKEJUNT好き。とにかく面白いヤツなので色々引き出してあげて下さい。身内からは「アバター」としてa.k.a.なんですが、僕はまだアバターに変身したところは見たことないっす。浦安ストアにも吉祥寺ストアにも出ております。色々教えてあげてください。
バックヤードにアキラとクリと石井ちゃん。石井ちゃんは今週からもうバンクーバー。facebookに映像リンク貼りましたが、石井ちゃんにオーストラリアやバンクーバーのローカルシーンについて色々教えてもらいました。日本のシーンがいいとか悪いとかじゃなくて、やっぱり世界の都市でのローカリズムの強さをすごく感じました。パークが街のど真ん中にあるからね。そういうところが今後の日本のシーンにも必要になってくると思う。個人的に今後のパーク建設に関して色々考えていることがあって、もうこれからは「ちょっと離れた大きなパーク」ではなく、「すぐそばにあるチルパーク」が必要なんではないか、と。イメージ的にはアキバなんだけど、駅から近くに区切られたエリアがあってセクション的なのはカーブボックスがあるくらい。別にカーブボックスじゃなくても花壇とかベンチでもいい。24時間いつでも出入りできる広場で近くのスケートボーダーはいつ行っても誰か居る感じで集れるのがいい。もうすでに設備が整った遠くにあるパークは全国的に揃ってきた気がします。そういうところはみんなで車乗ってテントとBBQセットとクーラーボックス持って行けばいい。近くにあればうれしいけど、ヘルメットかぶらないと怒られる、飲み物はペットボトルのみとか、そういう場所はもちろんルールが必要ですし、そこには合う人と合わない人が居るのも事実です。ミニランプとかは公園にローカルランプがあったり、ショップや住宅地にあるローカルランプもいっぱい増えてくるでしょう。どうしてもなければ自分達で作れちゃうしね。僕が今後必要だと思うパブリックパークの形は毎日集れる近くのチルパーク。ごついセクションよりも路面が大事。設備よりも電気が点いて24時間滑れることが大事。街中にあってスポットやショップが近いこと。いつでも誰でも滑れて規制やルールがないただの広場であること。駅から近い空き地とか市町村でもってる休眠地なんかそうやって使えばかなりローカルシーンができるよね。そういうフォーマットが日本中に広がるといいなあ、って思ってます。スケボーできるただの広場。費用対効果の側面からも、青少年育成や生涯教育の観点からも、これからはそういうスケボー広場がおススメです。もしこのBLOGを見てくれている方で市町村や公園施設会社にお勤めの方、高速の下を管理する道路公団の方がいらっしゃいましたらぜひご検討下さい。声かけていただければすぐにご説明に伺います。また全国のスケートパーク設立のために活動されている方は、街から離れた大きなパークと一緒に、近くのスケボー広場もご検討お願いします。パークがあってもローカルシーンが育たないとただの箱になってしまうのですよ。
家族に父の日だというので近所の名店に食事に連れて行ってもらいました。ありがたいことです。父なんて妻や子供が居てくれるからこそ父なのであって、逆にお礼したいくらいでした。
もうすぐ夏が来ます。