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四分の一

気が付けばもう10月。

マジびびったよ。だって気が付けばもう10月でちょっと肌寒いの。ってことはもう一年の4分の3が終了し、残りはなんと4分の1。四半期で言えばもう1タームしかない。いやいや、マジ早いっす。毎年クマと新年になると「あけまして、がすぐに暖かくなって暑くなって涼しくなって一年終わっちゃうよね」なんて言ってますがまさにそのとおり。それでも毎日やるべきことが山ほどあってやりたいことは決して終わらない。いろんな大きさのハードルを乗り越えても一息つくなんてこともなく、また山の高さや必要な装備も調べずに次の山に登ってしまうこの性格が原因か?それにしてももう冬が見えてくるこの季節、ことさらに時間経過のスピードの速さ、そして自分は自分が選んだ流れに乗れているのかどうかという不安、足りないことばかり目に付いて少しも成長できてないんではないかという反省、なんかそういう季節じゃないですか。食欲の秋、芸術の秋、スケートの秋、反省の秋。あっ、また結局今年もダイエット成功して無いじゃん。って努力もそんなにしてないから成功もなにもないけどね。話は変わりますがここに成功した男がひとり。そうバブ雄ちゃんであります。なんで銀行の封筒に入ったぴんぴんの一万円札を大事そうに取り出しかというと、なんとヨウツベ動画の広告で念願の万越えを達成し、積み立てていた仮想のギャラが現実社会に降臨したのであります。かなりすごいと思いますよ。だって好きなスケートボードを自分で撮って流すだけですから、でも三十路からの初めてシリーズはかなり今のスケートシーンのニーズに合ってるのかな。ある意味先端行ってます。たしかにメイクしてうれしそうなバブちゃんと共感することあるからね。動画と共鳴。なんだかな。ま、それにしてもバブちゃんのここ最近のイクメンっぷりも素敵だし、これからは引越し騒動も楽しみだ。一気にアクセス増えて新居の庭に娘さんのブランコでも買っちゃって欲しいっす。

そしてある日、ご近所のDel Marからプラリとやってきた山形でSTROKEってBMXショップを経営してるユウタくん。こんちはから始まってなんだか話してみると20年以上前の新宿ジャブローカルであることが判明。ナオキやチャーリーやこうちゃんもみんな知ってたし、この前ユッチの結婚パーティーにも来たみたい。突っ込んで話してみたらマサユキや目高ジャンランの第一期、チャーリーを中心とする深夜スケート黄金の第二期、そしてNEWTYPEや東京ストリートスケーターが大挙する最盛第三期、ローカル不在から衰退を迎える第四期、でいうところの第二期~第三期生。なんだそりゃ。モー娘。かっつーの。ま、それはいいとしてかなり懐かしく熱い思いがまたググッとこみ上げてきたのは言うまでもなく、あらためてスケートボードの深さと楽しさを実感するのでありました。でもやっぱり当時のローカルはみんなもうおじさんじゃんね。当然っちゃ当然なんだけど、NTO徹とか合うとなんかピチピチしてるからね。さすが動いてる奴は違うね。素敵。そういえば今週末にはSubspeciesがリリースになりますね。楽しみだ。もちろん内容全部楽しみですが、個人的には吉田徹でありますよ。プレミアも仕事で行けなかったしさ。早くみたいっす。

そしてある日の吉祥寺ストア開店と同時にやってきた女子二人組み。仙台からの刺客と、って別に襲いに来た訳じゃなく楽しそうにやってきたサトミックス。チヒロックのエントリーでいつも拝見しておりますし、いろんなイベントでもお見かけしておりましたがちゃんと話したの初めてだ。とても素敵な女性でした。Rにあんな突っ込みできる女子は激しいタイプかと思いきや実物は穏やかでニコヤカであります。さすがだ。で、いつも気になっていたデッキを拝見させてもらいましたよ。サトミックスはR上手いよね。駒沢がローカルなのかね?住んでるとこは代田橋って言ってたから駒沢も世田谷も渋谷も祖師谷も全部射程距離。スケート環境かなり良し。山の手は武蔵野や八王子やタマリもあってかなりスケートボードが社会に浸透・・・、いやまだまだです。もっとさらにスケートボードが普通の生活に溶け込んで行くようがんばっちゃうもんね。ま、それはいいとして、サトミックスのデッキはwooden toyでありますよ。初めて会ってからずっと大場くんシェイプのデッキに乗ってる。サイズはどれくらいだろうか。メジャーがなくて個人的な目測ではありますが、ずばり7.75インチ。ウィールバイトしない仕様とノーズのクローバーがとてもうらやましい。いろんなショップに並んでいるデッキではないので、気になる方は本人に聞いてみて。僕もかなり欲しい。

そしてトラックはACEの22であります。ブラックいいね。トラックの感じを見ると相当滑っているのは確かですが、Rでも色々なトリックとするようですね。Rでグングン横流しにすべる人はBS50-50痕がかなり目立ちます。バックサイド側でSPITFIREのCLASSICも53mmよ。この辺のサイズがオールラウンドって言えばオールラウンドなのかね?最近は。このセットを細い女子が乗りこなしてガンガン攻めちゃう今のシーンいいね。女子だろうとキッズだろうとスケートボードを楽しむのは自由じゃん。なんでも突き詰めてみないと次のステップって見えないからやっぱり好きなことは納得するまで追いかけたほうがいい。僕らのショップはWEBストアでも吉祥寺ストアでも、スケートボードを始めたい女性やキッズを大歓迎。納得いくまで質問して下さい。そして1人でも多くの人がスケートボードの楽しさに触れてほしい。いや、マジでそう思う。そのためにはプロライダーやインフラ整備の存在は大きいね。都内は着々とスケートボードが浸透してますが、全国的に見るとまだまだな状況が多いようです。第二次スケートボードブームに乗っかった僕らと同じ世代のおじさんはもう勤務先では管理職、社会的には信用あるポジションにつかれていることと思います。スケートボードの熱い部分を十分に知っているそういう大人たちがちょっとサポートしてあげれば全国にパブリックスケートパークはまだまだ増えていくと思います。応援、サポートする方法は色々ありますからね。実際に動くのが大切です。今月には市原にもパークが増えてまたさらにシーンが活性化されていきます。おっと、また完全に脱線してしまいました。サトミックス、また遊び来てね。

そして平日の昼、なんか感じて外見たらこの二人が歩いてショップに向かって来ました。うん。なんか感じたわ。RUAのSHAMAくんとHASSYですよ。長野に住んでるハッシーは地元の大阪は行くでしょうがこの吉祥寺でショップに来てくれるとは驚いた。契約メーカーへ行く用事があるらしく、忙しいなか寄ってくれたのは本当にうれしいわ。しかもプラッと来た風ではありましたが、きちんと「おめでとう」を伝えに来てくれたのがわかりました。さすがだなー。色々見習いたいところいっぱいであります。また長野遊びに行きたくなっちゃった。

そんなハッシー。遠征中で大きなバッグにはやはりスケートボードがキッチリ装着されております。しばらくぶりに見てみたらデッキのサイズがやや大きめになっておりました。サポートされているALIENWORKSHOPはコンケーブも適度ですごく乗りやすいそうです。サイズやグラフィックも色々選べていい感じ。そしてふんわりと漂うアートな匂いがまた魅力のひとつであります。個人的にはディランの8インチに乗ってるハッシーが素敵だと思う。ハッシーといえばAJSAが全国で年間6箇所のコンテストを開催していた90年代後期から00年前期には、淳之介、晋、145、ハッシー、が常勝メンバーでありました。もう毎開催で予選を勝ち抜けて決勝に進まないことがありえない、って位に強かった。今は瀬尻くん、才、謝花くん、立本、って感じ?そして当時のコンテストは今よりもピリピリとした緊張感があって、出場選手の誰もが少しでも悔いの無いランを残そうと頭から湯気でちゃうくらいの集中と、いつもの自分を越えていく120%の挑戦を見せておりました。僕はMCで参加しておりましたが、毎回どんなコンテストになるのか楽しみでしょうがなかった。MCってかなり面白くてね、ライダーとなんかシンクロしちゃう時があるのよ。もう最初のドロップからルーティンが全部無意識にわかっちゃう。ま、練習からずっと見てるからある程度誰でも予想できると思うけど、予選を抜けて決勝にとっておいたトリックとか、ラインの間に挟むおかずとか、微妙に変わるルーティンがピタッとわかるときがある。でもMCだから先に言わないしなんか一緒に滑ってる感じになっちゃうのね。あれ個人的にはかなり気持ちいいのよ。そして自分の予想を裏切ってさらに上に行かれた時の「やるなー」って感じがまたいいの。今までのコンテストMCで沢山思い出はありますが、過去の気持ちよかったMCとしてのすぐに思い出せるのが埼玉ウィッキーズでの慶太の決勝ランと福岡2SKATEでのハッシーの決勝ラン、もう何年前になるのかね?ほかにもWURAや淳之介のパーフェクトランや三枝博貴やGOやコタツのミラクル一発トリック、他にも実に沢山の興奮と感動を頂きました。

はい、脱線してるのは重々承知しておりますがちょっと書いておきたいので書いちゃうよ。僕は今もAJSAをはじめ色々なコンテストやイベントでのMCをやらせていただいておりますが、ここ数年はハッシーの熱い思い出のようなランが心に刺さってない。なんでかね?僕が単に年を取ったのも事実ではありますが、いまのコンテストのライディングが変わってきているのもまた事実。コンテストってコツがあるの。ジャッジも色々なスタイルがありますが、一番大事なのは「平等」であること。それぞれの指針の上に平等でないとジャッジなんてできないもんね。ジャッジの基準となるのは、難易度、トリック数、スタイルとなりますが、個人的な感想では、10年前くらいまではスタイル→難易度→トリック数という順番で重要視されていたのが、今ではトリック数→難易度→スタイル、という順番になって来た気がします。誤解をしないで欲しいのは、それが悪いということではありません。それもまたスケートシーンの流れなんですから。だから今のコンテストでは続々飛び出す複雑なトリック名をもらさずMCでお伝えすること、さらにスポンサーがいっぱいある人はそれも漏れなく。考えてみれば今のコンテストMCっていっぱいしゃべってるね。ずっとしゃべりっぱなしだもん。伝えるべき情報がそれだけ多くなったことだよね。だからそれだけ忙しく、選手のランをじっくり見て吟味して感動する余裕がなくなってきたのかと。でもやっぱりコンテストは楽しいよ。僕の勝手な思いつきだけど、マスタークラスをもっと充実させて魅力的な形にするのがいいかもね。いまの現役選手が見ても楽しいコンテスト。おじさんばっかりじゃなくて伝説ホルダー達が集まれるコンテスト。ま、思いつきなんですが。はい、脱線ここまで。ハッシーのトラックはTHUNDERのHL147ですね。ずっと愛用していたdohdohブッシュが最近見つからなくなってきたそうで、ブッシュは色々試しているのかな。でも気がつけばブッシュまで自分好みに調整するのは当たり前のレベル。さすがだ。ウィールは見逃しましたがベアリングはずっとFIZZを使ってます。HIGOVICIOUSとチームメイト。またハッシーがでっかいトランジッションで滑ってるのみたいわあ。あの「見えてる」ライディング。あれは後世に伝えるべき。

フィンガーボードのキングピンが緩んで困ってたらたいしが直してくれました。またフィンガーボードをいじっていたらなんだか楽しくなってきた。もうちょい色々揃えちゃおうか。

大人チームはERA好きが多い。RAD龍にタクちゃんが揃ってERAってました。さすがだ。でも二人ともセメントスケート、セメントライドにはERAは使ってない模様。このスタイルがいいんだね。なんだかわかるわ。RAD龍はblack/whiteを5足買いしてますから。ま、大人の趣味としては高いもんじゃない。いつか履くんだしね。

そしてこちらは吉祥寺ストアのご近所さん、PARCOに新しく出来たadidas originals shopのスタッフ、ハルナちゃんのクルーズデッキ。これで休憩のときとかプッシュで遊びに来てくれる。さすがだ。女子にピンクのZIPZINGERっていいじゃんね。このカラー定番にするべきだ。このデッキのサイズは7.125ってかなり小さめに感じるかと思うけど、長さがあるからちゃんとしっかり乗れるのよね。クルーズデッキって気楽に街を流せるのもあって、スケートボードに乗りなれている人だけじゃなくて女性や大人の移動道具にもいいと思う。だって車じゃなくても最近の街はチャリで行っても駐輪所に止めないとすぐに撤去されちゃうしさ。その点クルーズデッキならかなり気軽よ。しゅしゅーっとプッシュして持ち歩けばいいんだもんね。そういえば最近電車でクルーズもってる人結構お見かけします。もうじっと見てるもんだから意識させちゃったりして。だってウィールとかベアリングとか気になるじゃん。電車で見かけるってことはやっぱり家から駅までと駅から目的地までの移動をプッシュすること。まれに終電対策ってこともあるでしょう。そうやって持ち歩けて目的に合わせて使えるのもクルーズデッキならでは。「ちょっと距離があるからスケートボードは・・」っていうのも乗ってみるとかなりの距離が楽に移動できることに気がつきます。ちょっと前のエントリーでありますが、仲間たちで「下町クルーズ食い倒れツアー」をした時は、移動距離は18kmくらいありましたがまったくストレスありませんでしたから。翌日も珍しく大丈夫でした。

わざと脱線してる訳じゃないんだけどね。なんか最近主張が多いわ。このデッキに合わせるには個人的にはこのトラックがベストですね。ACEの11。オフセットの深いOJ3やサイドセットのTUNNELウィールには00がよろしいかと思います。考えてみればこのサイズってかなりスケートボードの隙間産業。他にあんまりないサイズだよね。TRACKERのDART106とかDESTRUCTの4.5とかキッズデッキにつけたくなるトラックは色々あれど、細めのクルーズにはめたくなるトラックはあんまりない。TRACKERのRACERとかもいいね。あえてブッシュ変えずにそのまま乗りたい。でもちょっとおじさんっぽいかな。このデッキサイズにACEの11だったらクルーズウィールは普通の形のタイプだったらなんでもいけるな。今回はSATORIのBRENT54mmね。ナイス。最近こんな感じの4色違うカラーのウィールが増えましたが、このクリアの4色は装着しちゃうとなんかしっくり来ていいね。派手じゃなくなる。こんなデッキでぷらぷらしちゃう女子増えないかな。スケートボード屋は基本男祭りなもんでね。っていうか女性も増えればスケート人口が倍に増えるってことだもんね。

毎年この時期になると北海道から届くじゃがいもBOX。いつも本当にありがとうございます。またスタッフ全員で分けさせてもらいます。そして慶太の電子レンジクッキングにまたレパートリーが増えることでしょう。ありがたし。

もう北国は寒くなってくる頃ですね。北には北のローカルシーン、南には南のローカルシーンがあります。スケートボードが好きなのはみんな同じ。