冬がちょっと見えてきた。
すっかり朝晩は冷えるようになって来ました。もう北国は冬の到来をヒシヒシと感じることでしょう。こちらはまだまだ快適なスケートシーズン。ジャケットは要らないけど、長袖かスエット、コーチな感じで滑ればTシャツで汗ダク祭り。春と秋がいいね。ガッツリ滑りましょ。
ショップでは秋のキャンペーン。ま、季節感とかないけどね。今回はハードグッズにレンチをプレゼント!ハードグッズの合計金額が税込み3.150円を越えるご注文で、ある合言葉をご注文時に伝えてくれた方全てに。いいでしょ?全員だよ。合言葉って言うのは、ご注文の際にご注文フォームの「メッセージ欄」に「スケートレンチキャンペーン希望」とご記入頂くこと。これ忘れたらアウトね。ご注文後にご希望されてもダメです。ご注文時にしっかりご確認ください。店頭でも同時開催。ご購入の際に「スケートレンチキャンペーン希望」、とスタッフに伝えてください。ショップに初めて来る方はショップの雰囲気にのまれないようにね。ちょっと普通に「今ってレンチもらえるんでしたっけ?」とかでもギリギリセーフにしておきます。勇気を出して声だそう。ちなみにハードグッズってスケートボードに関わるパーツ全般ですよ。デッキ、トラック、ウィール、ベアリングはもちろん、スペースパットやボルトやグリップテープなども対象になります。僕らの気持としては、初めてコンプリートセットを手に入れて、デッキやウィールが消耗したり、ベアリングが壊れたりする方にはレンチがあった方がいい。色々な工具使うより絶対楽でしょ?あと、やっぱりスケートボード初めての方もデッキを1人でばらせて組めて、って出来るようになった方がいい。各パーツの交換方法やコツやポイントもご不安な時にはガンガン質問してください。出血大サービスのこのチャンスをお見逃しなく。関係ないけど「出血大サービス」って誰が考えたんだろ?なんで血が出るの?誰か教えて。
土曜日は突然ナギとデートすることになりました。待ち合わせの新横パーク。午前中からかなり人が居るんですね。朝練チーム。親子連れとか外人中学生軍団とかスケートパークな雰囲気でした。ここも駐車場あるし売店やトイレの設備もしっかりしてるし、かなり恵まれた環境ですね。近所にこういうところがあるのはかなりミラクルです。
っとそこで朝練中のFABLIC小島くんを発見。ってことでまずは「元祖 デッキ拝見!」から。小島くんは実家がここのすぐそばで、パークができるずっとずっと前から滑り続けたローカルなんですと。もともと横浜博の時に使った広大なバスターミナルの跡地で、路面はきれいなのになにも使ってなくて滑り放題だったんだって。そこにマイパーク作ってみんなで楽しいスケートライフ。「気がつけばこんな立派なパークができてローカルとしてはうれしい限りです」なんて言ってましたが、パークはなにもなければ自然には出来ません。やっぱり誰かの「思い」や「熱意」が無いと出来ないよね。小島くんやローカル達の動きが実った結果だと思います。そして自宅から第三京浜乗ればかなり近い。小島くんの朝練に参加したいな。おっとと、拝見します。デッキはANTIHEROです。7.9だっけ?チラッとみてHOOKUPS?って思いましたがAHでありました。HOOKUPSって言えばジェレミークラインなんですが、友人の近ちゃんがジェレミーと仲良くて、日本から女子高生の制服とか色々送ってましたね。日本に来たときには新宿で一緒に滑ってゲーセン行ったりしたな。12段くらいのステアとかアップなしでノリで飛んじゃうから。あらら、また脱線。
トラックはINDEPDENT。stg9の139ですね。ハンガーもだいぶ育ってます。今のトラックにないもっさり感が好きみたい。ブッシュはノーマルではありましたが、下のカップワッシャーが抜いてある。やっぱりstg9は硬いのかね。R好きにはちょっと厳しい硬さです。そしてウィールはJIVARO。55mmのRキラー。男だな。ベアリングは「なんだっけ?」って感じの軽錆使用。しっかり回ってましたよ。全体的なバランスとして、色々なシチュエーションのRを攻められるように考えてる感じが伝わります。最近ではこの位のセッティングが「デカイ」とは感じないようになりました。8インチのデッキだと、トラックもVENTUREで5.25、INDEPENDENTで139、THUNDERで147ってサイズになるのですが、7.5インチ幅くらいのセッティングからだとトラックも換えないと僕は気が済まない。ちょっとコストかかりますが細板好きの方も一度は試してみるのがいいよ。自分のセッティングの足回りで幅あるデッキに乗ってみるとまた新たな発見があると思う。
しかし、やはり小島くんは只者じゃないね。みてよこれ。まずブッシュを交換せずにカップワッシャーを抜く。そして良く見てね。前のトラックとデッキの間になにかが・・・。良く見るとワッシャーを挟み込んでトラックに角度を付けてます。久々に来たゴーイン・マイ・セッティング。長野の山口くん以来の衝撃。こうすることによってトラックの可動範囲を調整してるんです。普通、トラックはメーカーによってハンガー部分の動く範囲が決まってます。製造誤差やデフォルトのキングナットの締め具合でピッチリ同じではありませんが、同じメーカーであればほぼ可動範囲は一緒。それを自分のスタイルに合わせて調整したい場合にこうすれば、ハンガーの可動範囲以上に曲がることができる。前だけってのもポイントだな。スラロームならば前後共にこうするはず。前だけってことは多分小さめのRのカービングに対応するためのセッティングかと。テールを踏まずにコンパクトに曲がる必要があるのはそういうシチュエーションだからね。いやいや、さすがだ。今度お店にも遊び行ってみよ。
そしてナギ登場。こやつもマジでスケート上手い。「イエー!」って感じじゃなくて「うんうん」って納得してしまう上手さ。地元が葉山でヤナ地帯ですが、神奈川全域だけでなく、今やハスコの営業マンとして全国規模でスケート修行中。小島くんとウォーミングアップで滑り始めましたが、その後、小島くんとトークに熱が入ってしまい、小1時間話しちゃったらナギがもう汗ダク。温め過ぎた。
そして狙うスポットに向かうのですが、なんでか人通りが多い。そしてこういうのも出てます。ちょっと嫌な予感。
ガビーンって。お祭りですごい人。狙ったスポットは自転車置場になってた上に、人がいっぱい。最近はこういうパターンだな。嫌いじゃない。元々、全てが自分の思ったとおりに行く訳ないと思ってるので、こういうときにはさっくり移動。さっさと次のスポットに向かいます。
その後、色々行ったよ。次に狙ったスポットは予想以上にシチュエーションが厳しくてスチルというかビデオスポット。そして移動中に見つけた極上GAPカーブGAPに狙いを定めてトライを続けたのですが、惜しくも頂点に届かず。残念ながら時間切れとなりました。そして駅に向かう途中、ちょっと時間が出来たので近くのセンター北駅を散策することになりました。
そして寄った5nuts。環境がいい。駅の目の前、ショッピングセンターの目の前、コインパーキングの並び、ショップ前の歩道が広い。ちょっとプッシュでたまれて滑れるプチスポット。いいなあ。このシチュエーション。
そしてまたスケートミラクル。中国工場から戻ったばかりのAREthのバンチョーに遭遇。家が近いんだって。チャリ圏内。いいね。こういうデッカイ駅の近くって。なんでも揃っちゃうからね。ベッドタウンって駅前の充実っぷりがハンパないよね。すべてが一極集中。徒歩圏内で全てが揃う。そういう環境に住んだことないけどかなり便利だと思うよ。都市開発の規模がでかいとそれだけスケートスポットもいっぱいあるし。バンチョーは毎年AREthツアーを主催していて全国を駆け巡ってます。笑顔の素敵なナイスガイであります。
おっと、忘れちゃいけないナギのセッティング。ここで二度目の「元祖 デッキ拝見!」であります。ナギは4年くらいオーストラリアに行ってたんだって。スケートボーダーにとってオーストラリアはいいところだよ。公園ごとにコンクリランプがあったり、かなり自由に滑れる環境がある。日本はやっとパークが増えてきたけど、まだ日常生活につながってない感じ。オーストラリアはスケートボードがかなり普通。ま、それはいいとして、デッキはBLUEPRINTですよ。ニック・ジャンセンの7.75。なんだか似合うな。ナギは奥さんと英国SLAMCITYに行っちゃう位、夫婦でスケートLOVEで羨ましい。個人的には今後、7.75ってサイズがスタンダードになってくると思う。このサイズだと、トラックがINDYで言う129も139もいける。ウィールの幅が細けりゃ139、太目のウィールで129がマッチする感じね。だからパーツの守備範囲が広い。細めのデッキから乗り換えたら、しっかり踏めるし、たっぷり安定感もある。さすがだな。
そしてトラックはROYALEVO。これも「らしい」感じがするね。ブッシュはBONES BUSHに換えてます。ナギはHARDだったよ。「動きは硬めが好きなんですよ~」って。乗ってみたら硬いって感じじゃなくて、硬いブッシュを緩く締めてる感じですね。動けて耐えられる感じ。わかるかな?ウィールはMOMENTUM。ウレタンの質が好きなんだって。さすがだ。ウィール選びもこうなってくるかね?サイズや硬度にプラスして「質感」ってのが大事になってくるでしょう。そこまで追いかけてみるとまた納得度がアップしますね。ベアリングはまた見るの忘れた。今度聞いておきます。全体的に見るとかなりテダレなセットアップですね。ナギはトリックの引き出しがかなり多いっす。スタンダートなトリックの完成度も高いし、コンプライやパワスラやマニュアルのバリエーションはかなりのもの。日本のシーンに必要なスケートボーダーであります。
今日はこれからお祭りに出に、この季節はそういうの多いね。