スケートボード

小笠原

さきほど、開店前の11時にドアを開けてお客さまがご来店しました。

「まだ営業時間じゃないっすけどどうぞ~」とお招きしたところ、デッキをチェックして選んでました。ちなみに彼が持ってきたデッキは上から見るとかなり「真四角」な感じで・・・
deck.jpg
真四角デッキ

かなりの消耗具合から「かなり乗ってますね~」って聞いたところ、「一年に一枚しか買えなくて・・・」と。なかなか突っ込みずらい展開ではありますが「一年に一回?」と理由を聞いたら、「小笠原島から一年に一回しか帰ってこないので、そのときしか買えないんです」とのこと。詳しく聞いたら、となりの母島と合わせても小笠原島は人口約2000人。浦安の実家に帰るまで片道26時間の旅とのこと。帰省したときはうれしくて3日はファーストフードで過ごし、夜に食事ができるファミレスに感動するらしいです。FOMAはやっと昨年末に発売され、インターネットも町役場でお金を払って借りて見る・・・・思わず聞きました。「スケートボーダー何人います?」・・・・答えは「一人」。いました。またスケートボードに魅入られた男が。

マリンスポーツには最高の聖地らしく、島の住民もサーフィンをする人は多いみたい。お父さんは海でサーフィン、そして子供は磯遊び、っていっても年頃になるとプラプラ遊ぶのも、って感じのようで、そういうキッズにスケートボードを教えながら自分もスケートボードを楽しんでいるようです。それを聞いてかなりうれしかった。雪国の冬は雪に閉ざされて滑れないですが、小笠原のスケートボーダーは一人で滑ってます。日本も広いね。そして確実にスケートボーダーがいる。それがうれしい。

で、デッキを新調されたので、「デッキを換えて行きますか?」と聞いたら「お古は島の子供にあげるので・・・・」とのこと。あの四角いデッキは島の子供が待っているようです。ノーズすらもこんななのに・・・・
nose.jpg
ノーズですよ

すげーなー。本当にすげーなー。
僕はこういう人が大好きです

その小笠原島のスケートボーダー・ようすけ君。
「ブログで紹介していいっすか?」と聞いたら「いいっすよ。明日帰るけど見れるのは明後日です」だって!
yousuke.jpg

・・・・・・と見送った後。

10分後に再び来店。「どうしたの?」と聞いたところ「お金払うの忘れました」!!
っていうか、お金もらうの忘れました(笑)!!

コメントを残す