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今年も1年ありがとうございました!


今年も1年ありがとうございました!

気がつけば今年も年の瀬を迎えることになりました。いつもインスタントをご利用くださる皆さんのおかげさまで、またこうやってスケートボード専門店として1年を終わらすことができますことはスタッフ一同本当に感謝の思いでいっぱいです。

皆さんの2022年はいかがでしたでしょうか?僕が見る、僕が知るスケートボードシーンでは、東京オリンピックのユウトの活躍をきっかけに、より一層日本人スケートボーダー、日本のスケートシーンに注目が集まり、TampaAmではダイキが優勝し、フウナちゃんはTHRASHERのカバーになるなど、本当に日本人スケートボーダーに関するトピックが絶えない年でもありました。またインスタントと同じくらいの期間、約27年お手伝いをさせて頂いているAJSAでは日本選手権をあの有明のオリンピック会場で開催することができました。感慨深い想いと眼の前のタイムテーブルとであっという間に駆け抜けた3日間でしたが、ここ数年のスケートシーンの劇的な変化、進化のマイルストーンとして個人的にはとても大きなトピックとなりました。長年シーンを支えているスタッフ達が居るからこそ、シーンの礎がキープされ次のシーンへ成長できる、という事実をあらためてお伝えできればと思ってます。グラスルーツ的な活動はやる気を出して本気で取り組み根気よく続けていくことが必要です。キラキラと輝く舞台とは別に、シーンを底支えしている仲間たちを誇らしく思っております。

先日お台場Wahoos,HLNAスケートパークで開催された「インスタント大忘年会」では僕が知らない方も多くご参加頂き、またこうやってインスタントが広がり、僕が年をとる、という現実が加速度的に進んでいる実感がありました。浦安ではWEBチームがさらにスキルを磨き、経験値を上げ、皆さんにより伝わるようなWEBストア作りを進めてきました。ローカルたちもキッズから中学生、高校生、さらにその上にと成長を続け、ショップもローカルも日々成長している感じがあります。吉祥寺ではレイやライドやレオの若手たちが「ローカルショップ」のスタンスを守ってくれてどんどんネットワークが広がっています。チーキーで開催されているローカルのイベントもより盛大に成長し、いつか僕も朝までコースに引きずり込まれそうな勢いを感じています。合わせて武蔵野市のスケートスクールもご好評頂き、ローカルのグラスルーツ活動はしっかりとキープされております。千葉ストアも同じくローカルに根ざしたショップとして、スケーターたちのコミュニケーションスペースとしてたくさんの若手が立ち寄ってくれるショップになってきました。千葉はローカルの層が厚いので、ショップを通してレジェンドとヤングガンズのハブになれるよう、ショップを中心に色々な活動をしていきたいと考えています。お台場ではプロフェッショナルなスタッフ陣がHLNAパーク帰りのキッズや親御さんたちにスケートボードの真髄を伝授する場としてユウダイ、ニッシー、カイセイと本物たちがショップを守っております。静岡ストアは2年を迎えよりローカルに溶け込むべくライダーを中心に活動を続け、カイリはZEROやDCからサポートされ、ユウキはDGKやNUMERICからサポートされてグローバルな動きが目立った年でもありました。今後もユウマやシモンらの兄貴たちとより高いステージを目指して成長してくれることでしょう。渋谷ストアでは様々な打ち出しやポップアップを精力的に行い、先日開催されたフィンガーボードのポップアップでは驚異の集客を見せポテンシャルの高さと可能性を感じさせてくれました。ガールズシーンを応援し、渋谷という巨大カルチャータウンのスケートショップとして、今までに無いスタイルとMiyashitaParkでのスクール活動など、今後も楽しみになってくるショップになりました。

そして今年度には新しく那覇にインスタント那覇ストアがオープンしました。「沖縄ストア」なのか「那覇ストア」なのかでスタッフから最後まで色々な意見が出ましたが、最終的には国際通りからすぐの立地で新しいハブになるべく「那覇ストア」としてスタートすることになったのは記憶に新しいところです。僕はいつも出店するときにはトトロの影響もあって地元の神社仏閣に参拝するのですが、千葉の千葉神社、吉祥寺の武蔵野八幡宮、浦安の青龍神社のように那覇ストアからの参拝場所を探したところ、ググって探した商売の神様「琉球八社 末吉宮」に参拝しショップに置くお札を買うことに決めて、ひとりでモノレールに乗って市立病院前駅からテクテクと向かったところ、これがまたかなりなハードジョブでありまして、入り口の公園からひたすら山登りのように階段を登り、汗だくになってヘロヘロになって到着した社には「御札は波上宮で購入できます」の張り紙。波上宮は那覇ストアからタクシー3分の近所なのに、このヘビーなミッションからの万歳ナシよ、にかなりの闘士を燃やしたオープン前日でありました。店長のまーぼーとは吉祥寺で出会い、沖縄に引っ越したあとは交流はありませんでしたが、沖縄に良く行くライダーの高橋賢人からまーぼーの様子を聞いたり、沖縄の天才ライダーたちの様子を聞いたりして、なぜだか「沖縄にショップを出さないといかん」と思いました。そこから色々なご縁でカイセイやキュウリやライダーのリョウタ、ダイチ、クリス、シンタロウ、とまた新しいステップを踏むことができました。最近ではローカルスケーターや沖縄に撮影や滑りに来るスケーターたちもたくさん立ち寄ってくれて、これからの展開がとても楽しみになってきています。皆さんも沖縄に行った際にはぜひ那覇ストアにお立ち寄り頂き、まーぼーやカイセイやキュウリに那覇のスポットやグルメスポット(だいぶ偏りますが)を聞き出してスケートツアーを楽しんで頂きたいと思ってます。

インスタントは各店それぞれに独自のスタイルがあります。どこに行っても同じような量販店はスポーツショップであってもスケートショップではありません。スケートボードカルチャー、スケートショップはローカルに根差し、ローカルシーンのために、ローカルライダーのために存在するのです。僕らはローカルに必要とされるショップになるべく、日々精進し、研鑽を重ねることで成長し、ローカルシーンに少しでも貢献できればと考えています。なのでスケートボードに関することはなんでもご相談ください。デッキやパーツの選び方だけでなく、好きなライダーやおすすめスポットや憧れのスタイルについて話しましょう。僕らの知識と経験はすべてローカルシーンに還元します。もちろん僕らもそれぞれに好みも偏るし、あなたと同じではないかもしれません。でもね、スケートボードって本当に本当に奥が深いんです。僕はまだ38年くらいしかスケートボードと生きていませんが、まだまだわからないこともいっぱいで日々どんどん変化していく。続ければ続けるほどどんどん楽しくなってしまいます。もちろんケガしたり仲間と揉めたり、思い通りに行かないこともありますが、僕は胸を張ってお伝えしたい。「スケートボードは裏切らない」。東京五輪スケートボードコーチの早川だいちゃんがよく使う言葉ではありますが、見るたびに思わず頷いてしまうくらい骨身に染みています。

コロナや為替やマーケットは日々急激に変化していきますが、皆さまのお役に立てるよう僕らはこれからもスケートボードと共に精進し前進して行きたいと考えています。

ここ数年はBLOGでは年末年始のご挨拶くらいしか発信できておりませんが、いつもどこでもスケートボードの未来のことばかり考えています。ギアやトリックやスタイルのことだけじゃなく、キッズの将来やコンテストシーンのあり方やパークやコミュニティスペースのことや、もう本当に頭の中はスケートボードでいっぱいです。アウトプットし切れなかったことも多いのでこれからいかに形にしていくのかを考えていきたいと思っています。

最後となりますが、新年も皆さんにとりまして素晴らしいスケートライフを過ごせる年になりますよう心より願っております。

また気持ちも新たに2023年も引き続きインスタントご愛顧頂けますようお願い致します。

インスタント スケートボードショップ

代表 本間章郎