あけましておめでとうございます。
2018年は日本のスケートボードシーンにおいて、急激な変化・進化があった年でした。TOKYO2020で開催国正式種目として採用されたスケートボードが、「どうやるの？」、「どこでやるの？」、「誰がやるの？」、「誰がでるの？」と、開催が決定して具体的なことが何も決まらず、関係者さえも戸惑っていた段階から、徐々に詳細が決まってきて具体的になってきて、単なる予想や想像の五里霧中から生まれた反対だ賛成だって議論が、実際に動き始めたことにより「幽霊の正体見たり・・・」な感じもしたり、「やっぱりなあ」な部分もあります。個人的には、必ず時間が経ち必ずその時がくるってだけなのかもしれない、って思いです。
さて、オリンピックがマクロだとすると、それらを支える大事なミクロはなんでしょうか？そうです。ローカルスケートシーンこそが僕らのベースとなるミクロなんだと思います。また新春のこんなタイミングでもありますので、皆さんのスケートボード的ミクロ、「なぜスケートボードをするのか？」というところを考えてみてもらいたいと思います。理由は人によって様々で、どれが正解でどれが間違いってこともなく、それぞれがそれぞれのスケートライフを生きているのかと思います。ちなみに僕はスケートライフを生きているつもりではありますが、実際にはもうスケートボードはできません。色々な運命が積み重なって、今は自分が滑るよりも一生懸命滑る人を全力で応援したいというスケートライフを生きています。僕だけでなく様々なスケートライフがあるかと思いますが、皆さんは皆さんの「滑りたい理由」を大事にしてください。玄関に転がっているスケートボードを持って寒い夜にポケットに手を突っ込んだままプッシュするのは、あまりにも日常であったとしてもそれが永久に続くとは限りません。全てのことには「変化」があり、今普通にやっていることは実は普通ではなく、幾重にも複雑に絡み合った偶然の上でギリギリで成立している「普通」なのです。そういうプレシャスな瞬間の連続を当たり前だと思わず、全力で楽しみ、心から感謝し、少しでも続けていく、という姿勢で生きていければと思ってます。
僕らインスタントのベースもローカルシーンです。1995年に浦安でスタートしたインスタントはローカルシーンと共に歩んで来ました。最初のライダーである山口昌久、中谷匡らと毎日のように近所をパトロールし、近所で溜まって滑れるスポットを探しては仲間を増やし、キックアウトされてはまた次のスポットを探し、たまに別のローカルスポットにも出かけてネットワークを広げて来ました。才能溢れる沢山のライダー達との出会いはまさに運命と言えるでしょう。さとるとの出会いで吉祥寺ストアが生まれ沢山のスタイル番長や天才達にも会いました。だいちゃんとの出会いで千葉にもローカルネットワークが広がり、お台場やスキップファクトリーでのシーンは僕らの見識をさらに拡げてくれています。おかげさまで僕は50歳を越えましたが今でも13歳の友達がいます。20歳の友達も、30歳や40歳の友達も、日本中、世界中にスケートボードを介して知り合った沢山の友人達がいます。
久々にBLOGを書くとこのまま今年が終わってしまいそうなので僕の所信表明はそろそろまとめに入ります。僕はスケートボードに出会えて本当に良かったと思ってます。そして世界中に同じようにそう思っている人が山盛り居ることにも気がつきました。僕らが日々精進しているインスタントというスケートボードショップは、そういう皆さんのお役に立つため、またそういうスケートボードの限りなく素晴らしい魅力をより多くの方にお伝えするため、に存在しているのかと思っています。インスタントは全部のスタッフがスケートボーダーです。しかもみんなそこそこ上手い。上手い人にはそこまで成長できた沢山のステップから学んだ経験則があります。長くスケートボードに関わっている人には沢山の知識と経験があります。インスタントでは全スタッフが全てのお客さまにそういう知識や経験をわかりやすく丁寧にお伝えします。僕らはただスケートボードを売っているのではありません。スケートボードの魅力やスタッフの知識や経験も全て詰め込んでショップに並べているのです。僕は20年以上前から「スケートボードは専門店で買いましょう」と言い続けてます。最近では専門店も増えてきましたので様々な「専門」があるかもしれませんが、検索で出てきたネット販売のみのショップやいわゆる「トイボード」を並べるショップではなく、やっぱり専門店に足を運んで頂きたいと思ってます。商品よりもスタッフの見識やショップで流れる映像や音楽、ローカル達の会話やスポット情報、ショップにはプライスレスなモノやコトが山盛りあるんです。またある程度滑り続けて来た皆さんも、ここでまたローカルショップに通いませんか？知ってるつもり、わかっているつもりで見逃しているスケートボードの魅力がいっぱいあるかもしれません。スケートボードシーンが盛り上がるには「ローカルライダー」、「ローカルスポット」、「ローカルショップ」の３つが揃わないと継続していくことができません。僕らがいくら頑張っても最後はやはりスケートボードを楽しむひとりひとりの「スケートボード魂」が必要なんです。そういう人たちと今年も沢山出会い、研鑽できれば、と思います。今年もインスタントをよろしくお願い致します。
・・・ということで、今年も「インスタント 新春初売り７DAYS ー今年もシッカリやらかしますー 」がスタートします。店舗ごとに営業日が違いますので、昨年末の投稿から年末年始スケジュールをしっかりご確認の上、ぜひお近くのインスタントにお越し頂けますようお願い致します！
まずはお楽しみに新春大セール。ここはボロくなったデッキや小さめのウィール、シャフトが見えたトラックを新調する大チャンス。QRコードからもDLできる画像をご来店時にスタッフに見せてもらえると、なんとなんとほぼ全ての商品が20%OFFの大盤振る舞いであります。はい。やり過ぎてます。トラックなんか何年棚に並んでいても不良在庫にならないのも存じてます。でもね、やっぱり新春セールにお年玉握り締めてくる学生諸君のあの顔はやっぱり最高。そしてちょっと遠慮がちにセールでの買い物を楽しんでくれるローカルや大人の皆さん、そしてこの機会に初めてインスタントに来てくれるちょっと緊張したお客さまの初々しさ。ショップではこの画像やQRからDLした画像をお見せ頂きました全てのお客さまにガツーンっと大盤振る舞いしますので、ぜひお近くのインスタントにお越しください。あ、スマホ持っていない中学生とか小学生とかは、こちらの画像を家でプリントして持ってきてくれてもいいからね。今決めた。もし店頭でプリントした画像はダメだ、なんて言うスタッフいたらそいつに本間に連絡するように言ってください。
はい次。なんと先着150名さまには5,000円以上のご購入で画像のインスタントロゴTシャツをプレゼントします。これまたやり過ぎました。皆さん、このインスタントのロゴって誰がデザインしてくれたか知ってます？個人的にもずっとファンだった7STARSにインスタント10周年でデザインして頂き、ずっと背負い続けております。このロゴができるまでのドラマもまた壮大なストーリーなので、一緒に呑む機会がありましたらぜひ聞いてください。全部説明するのには2時間くらいかかります。
はい、そして今年もご要望の多い福袋をご用意させて頂きました。よくある「福袋のために作ったアイテムだけを詰め込んだ福袋」ではありません。「あー、こんなん入ってたー！！」って驚きや喜びがあるように、スタッフ厳選のアイテムで作った福袋であります。毎年かなりやり過ぎちゃって計算機叩くのはやめてます。それくらいお客さまにとってはお得な構成になってますので、ぜひ新春の運試しに福袋もどうぞ。あ、インスタントの福袋に「ハズレ」はありません。全部当たり。WEB分はサイズ欠けが出てしまってますが、ご好評につき人気サイズは増量しました。店頭では各店舗オススメのアイテムを詰め込んで新春より店頭販売させて頂きます！オススメです。
そして忘れちゃいけないプレゼントキャンペーン。今年はなんと先日リリースで人気を博したDiamond DUNKやDC LINXも入れちゃいました。っていうかプレゼント用に取って置きました。すっごい人気なんだから売っちゃえばいいのにね。でもやっぱり「これ年末年始キャンペーンのプレゼントに喜んでもらえそう」って思うとどうしても・・・。こちらのキャンペーンは抽選はがきを送ってもらった中から厳正なる抽選をして当選者を決定します。まあ、毎年ショップに遊びに来る常連や集荷に来るヤマト運輸のドライバーとかいつもインスタントを支えてくれる人たちに抽選してもらうことが多いんです。結構みんな真剣に抽選してくれてこちらも楽しいのです。今年も早目に抽選します。応募はがきに書いてあるご応募締め切り日をご確認頂き、奮ってご応募ください！！
インスタント全店で今年も全力で前進します。僕はまずは「新春挨拶回り」というミッションに行ってきます。皆さまのお越しをお待ちしております！！