夏見えた。
最近は揺れ動く天気に振り回されますが、それもまた自然の成り行きです。天気だけでなくあらゆる変化を全部受け入れられる大きな器が欲しいです。ま、それはいいとして、おかげさまで4月にオープンしたinstantsのサイトを沢山の方にチェックしていただけるようになってきて、本当にうれしくてありがたい。僕は趣味のアクセス解析を毎週してて、ずらっと並ぶデータの中でもこの画像の部分を良くチェックしてます。これはね、instantsのサイトにどのエリアからアクセスしてくれたかのデータ。検索に引っかかってちょっとクリックしちゃった、ってケースもあると思いますが、500KBくらいみてるのはやっぱり偶然じゃなくてチェックしてくれているのだと思います。日本語のみのサイトなので多分諸外国に住む日本人の方や日本のスケートボードシーンに興味がある方なのかと思いますが、ツバル諸島やブラジル、ロシア、ともうどんな方が見てくれているのか気になってしょうがない。できればお宅訪問したいくらい。あっ、迷惑か。あと毎回かならずエントリーがあるのがセイシェル諸島。どんな方かも気になりますが、セイシェル諸島にどんなスケートボードシーンがあるのかマジ気になります。ちょっと前にチヒロックがバリのスケートMAGの話してましたが、小さな僕らがまだ知らないスケートボードが大きな世界にはいっぱいあるということです。なんだかウキウキするね。ゴールどころかまだまだ休憩地点も見えないよ。instantsのコンテンツは沢山のスケートボーダーの協力があってこそいろいろな情報をご紹介できてます。なんだかみんないつもありがとう。そしてこれからもよろしく。と、天気が良いと晴れ晴れした気分であります。
で、バックヤードにはマー兄です。弟だけど兄。貴は最近会ってないけど元気かね?マサはinstansの兄貴として日々活動しておりますが、今回のミッションはウィールのテストね。先日リリースしたデッキもそうですが、ウィールも日々のライディングに大きく影響しますからね。色々と研究を積み重ねておりますが、デッキもウィールもやっぱりゴールに到達しない。でもこういうのを考えたりテストしたりするのが1番楽しいのよ。スケートボードって基本デッキ1枚の勝負じゃないですか。でも個人的には侍の刀のように、職人の道具のように、思い入れとこだわりが詰め込まれたものであるべきだと思います。最初は出来上がってる「つるし」のコンプリートから始まるスケートライフも続けていくにしたがって必ずそれぞれの好みやこだわりが出てきます。僕らプロショップはこういうご希望にお応えしたい。もちろん初めてスケートボードを始める方も大歓迎。間違いのない「最初の一歩」に全力でご協力します。おっと。なんだか熱くなっちゃったよ。
でね、ナオキ一家が遊びに来た。うれしいなあ。ナオキはいつも髪の相談に乗ってくれる代官山のUNIqueのオーナーです。僕がスケートボードに出会って最初のローカルスポットの馬事公苑から、「どこか別のところで誰かと滑りたい」という気持ちで行ったLAクラブ。そこで出会ったマラオと一緒に別のローカルシーンを見に行こうと行った新宿中央公園で出会ったのがナオキです。まだ覚えてるよ。クリアグリップのRIPSAW。ま、思い出話しは大事に引き出しにしまっておくとして、ナオキの財布にググッと来ました。40'sですよ。TGとシーボーがREALを設立してすぐ後に興したアパレルブランド。なんだかこれにも色々思い出詰まってる。ショップを開けるときにちょっと買い物に行ったSFで案内されたDLXのウェアハウス。もう15年くらい前なのね。そこの端っこでメキのおばさんのミシン踏んでたのが40'sだった。この財布はその頃のアイテムだよ。それを使ってるナオキがやっぱり素敵ね。
前回会ったときには赤ちゃんだったリトちゃんも5歳だよ。個人的所感でオムツが取れる頃に一旦子育ての節目がある気がしますが、子供との生活は本当に毎日が一期一会であります。父ちゃんも母ちゃんも「初めての子育て」から始まって「初めての1歳」、「初めての2歳」ってずっと初めての経験が続くんだもんね。だから精一杯楽しむのがいいよね。スケートボードも同じ。精一杯楽しむ。TDLのお土産話しをいっぱい聞かせてもらったよ。チャーリーのところハルヒナちゃんとみんなで公園でも行きたいね。お弁当持ってピクニック。僕も「初めての26年目のスケートライフ」を楽しみます。
で、ゴメスがデッキ換えに来た。ユウトは友達と遊びに行っちゃってしょうがなくて1人で来たらショップで携帯が鳴って「なんで置いていくの~」と。あるあるそういうの。ま、過ぎたことはしょうがないので、ユウトは留守番させてゴメスとNEWデッキで組んじゃいます。こちらのセッティングはユウトのバーティカルのセッティング。今回はinstant NEWロゴデッキの7.63インチ。なんだか僕がドキドキするよ。ライダー達が喜んでくれるセッティングを考えていつも作るのですが、今乗りやすいのとこれから乗りやすくなるのはちょっと違うからね。ま、それはいいとして、デッキのサイズはバート滑るのならばこれくらいでも問題ないっしょ。ユウトは同学年でも小さいほうだけど、あのスピードにはこれくらいのサイズが丁度良いかと。デッキのコンケーブってそれぞれに好みがあると思うけど、ウィールの大きさと同じでいつの時代もその時の「流行」があるんです。80年代はよりキツクしていく流れで「ミサイルコンケーブ」とか「Vテール」とか色々コンケーブのキツさを強調するネーミングがありました。70'sはコンケーブが無い時代ですので、コンケーブという魔力は留まることを知らずに暴走するのです。でも常に新しいことを模索するスケートボーダー達はすぐに行き過ぎたことに気がつきます。次に訪れるNEWSCHOOL期にはその反動でかなりペタペタなデッキが流行するのです。80'sにスピードを求めて67mmのT-BONEまで巨大化したウィールもNEWSCHOOL期には一気にGISMOのような40mmを切るサイズまで小さくなります。フラットコンケーブ+小さく軽いウィールは実に様々なNEWトリック、NEWスタイルを生み出しました。おっとまた脱線してる。このペースで現代まで来るのはちょっとトゥーマッチなので、いつかどこかの誌面で書かせてってお願いしてみます。
ユウトのトラックはCUSTOMトラック。師匠の小川元と同じです。「調子いいよー」っていうユウトが頼もしい。ウィールはAUTOBAHNのCABを使ってます。そう。ユウトはウィールだけはすっごく気にするんですよ。バートってウィールの影響がモロにスピードに出るし、スピードにマイナスに影響するとトリックが絞られてルーティンが乱れる。これ大問題。だからユウトはウィールにはこだわるのよ。ベアリングは二番煎じ。これであの数々のトリックを生み出してます。夏頃にはバートの全日本選手権ありそうだから楽しみね。バートはもう万歳だけどミニランプの動きもヤバイのよ。instantsのハウツーでいくつかピックしていきます。
昨日は浅岡ちゃんに終わらない仕事引き継いでもらって、超ダッシュで渋谷ASIAまで。最速記録でました。instantからASIAで28分。もう二度と出ない記録だね。おかげで始まったばかりのANIPUNKのライブが見れました。やっぱり素敵。ANIPUNK。そうそう。来月はフランス公演があるんだよ。フランスで毎年開かれる祭典にゲスト出演。対バンがまたものすごい面子。日本からはモー娘。世飢魔Ⅱ。そしてX-JAPAN。やばいね。デーモン閣下と楽屋一緒だと楽しそう。7月頭らしいのでその頃におフランスな方はぜひチェックしてみてください。僕のおすすめ曲は「あしたのジョー」です。あとオヤマウスのトーク。
週末は長野。天気いいといいなあ。