ライダー:西川スラ先輩
デッキ:DIYシェイプ
トラック:削り出しの逸品
ウィール:SESMIC 64mm
ベアリング:BONES SWISS CERAMIC
お台場オープン初日にご来店頂きました先輩、西川スラ先輩のセッティングを拝見いたしました。もうね、この辺になると完全にコメントしようがない。自分で削ったオリジナルシェイプに、削り出しパーツのトラック(超高級品)、そしてスラローム用高性能ウィールにBONES SWISS CERAMIC。このセッティングはもうそのままスラちゃんですので、セッティングに関してはもうただ見て学ぶだけ。通勤クルーザーではありますが、このセッティングのポテンシャルはハンパないすね。クルーザーはもう完全にひとつのカテゴリーになりました。結構みんな普通に乗ってるけど実はけっこう最近の流れなんですよ。90年代、2000年代はたしかクルーザーってなかったよね。そういうのはロングボードしかなかった。スケートボードのフィルマーが自分のプッシュの音が録音されないようロングボード用のソフトウィールをショートボードに装着して追い撮りしていたのをきっかけに、静かにスムーズに移動できるソフトウィールが注目されました。そしてBONESがリリースしたパークでキッズが滑らずにグリップするようにリリースしたソフトウィールをフィルマーが自分の普通のセッティングに装着して追い撮りに使ったことから、autobahnやOJからも「filmers wheel」って形でソフトウィールが色々リリースされたりました。そのタイミングでGONZがKROOKEDでZIPZINGERをリリースします。これはテールも蹴れるクルーズ用デッキ。そうそう「クルーズ」って言葉もその時はまだなかったのよ。日本で初めて「クルーズ」って言葉聞いたのはUNIqueのナオキね。いち早くこのスタイルのセッティングを取り入れておりました。僕のファッション先生。で、ここで世界的にクルーザーのムーブメントがおきます。ZIPZINGERからはソフトウィールもリリースされ、nanoやZIGZAGGERなんかのサイズ違いもリリースされ、セッティングの楽しさが急激に広がってきます。そして訪れるPENNYブームで一気に一般層にもクルーズデッキが広がって今のシーンが出来てくる訳です。デッキはKROOKEDに遅れる形で、今は各社クルーズ用のデッキを作るようになりましたので、沢山の種類から選べるようになりました。また自分でデッキを削る人もいっぱい増えて、本当に「乗る」楽しさを色々な形で味わえるようになったのはうれしい変化でありました。皆さんもぜひ。「一家に一本クルーズデッキを」。