こんにちは、店長です。
今回はYouTubeにアップされたばかりの新作スケビをご紹介させて頂きます。
アメリカ東海岸のストリートスケートを牽引してきたRICKY OYOLAが2004に立ち上げたTRAFFIC SKATEBOARDSのフルレングスビデオです。 あの有名なラブパークを最初にスケートスポットとして発見したスケーターでもあります。
所属ライダーはゴリゴリなストリートスケーターで、全員濃ゆめなローカル臭が漂います…。
初見の感想は、映像の作り自体は古き良きスケートビデオって感じで真新しさを特に感じない始まり方だなぁ、と思っていました。リッキーオヨラが最初にフロントテールのラインをしていますが、めちゃくちゃおじいさんだし、めちゃくちゃ体力落ちてそうだったので少し悲しくなりましたw
元々世界トップレベルのスキルをもつスケーターが所属するタイプのブランドではないと思っているので(良い意味ですよっ)、何かしらの個性や独創性が必要不可欠だとは思っていたのですが、今回のビデオはある意味新しい感覚を持たせてくれる良作でした。
なんというか、これといっためちゃくちゃやばい!みたいな感じはなかったのですが、
スケートボードを始めたばっかりの頃のストリートのわくわくする感じとか、普通にオーリーで物を跳んだり、50-50でグラインドをして楽しい!みたいな感覚を思い出させてくれる映像でした。小さなストリートのスポットでも、アイディア捻り出してそこでしかできない動きをしてみたり、シンプルなトリックの中でもスポットの色味や素材感が気持ちよかったりと、見る人によっては普通なストリートのビデオなのかもしれませんが、自分はなんだかその普通がとても懐かしく楽しく感じました。 年老いたかな…。
多分ストリートスケートしたことある人はこの地道な楽しさとか達成感を共感して楽しめる作品だと思います。
特に仲間内とかでビデオを制作している熱いストリートスケーターにはおすすめしたい映像ですね。
上手い綺麗な映像だけが良い物ではないと思うし、映像を作る人たちは常に自分越えを目指す物ですが、プロスケーターじゃないんだからこんなの作ってなんの意味があるの?とかいう葛藤も結構あると思います。でも、少なくとも自分はそういうスケートビデオを愛しています。それこそがリアルなスケートボードの楽しみ方だし、自分もそうやって楽しんできたので、知らない人の思い出映像だとしても全開で楽しめます。まぁ、ローカルに限らず全てのスケビが他人の思い出でしかないんですけどね…w
別にトラフィックのビデオがローカルレベルと言ってるわけではないっすよw
みんなちゃんと上手いしかっこいいです。
なんかそういう雰囲気や愛おしさを感じられるビデオでしたってことです。好きです!
みんな心の計量カップを持って、お互いを計りあって、いつかその決して壊れない計量カップを粉々にぶち壊せるくらいの愛を手に入れられたのなら世界は平和になると思います。
スケボしよ