こんにちは、てんちょです。
今回は最近ハマっているスケーターについて書いていこうかなと思います。
ズバリJim Grecoです…。 若干今更感がありますが、割と最近“White Wall”という
動画がアップされたのですが、それで再確認しました。彼はかっこいいということを…
4年ほど前に“Jobs? Never!!”なる動画がユーチューブで上がっていてそれを観た時にジムグレコってもしかして結構いいのかも…とは思っていたんですよ。それで今回のやつを観たらやっぱりかっこよかったのでちゃんと好きになりました。ありがとうございます。
存在はスケートボード初心者の時から知っていたし周りに好きなスケーターもちらほらいたのですが、なにぶんパートがハンマーづくしでスローも繰り返しも多くかなり重いのでちょっとしんどいなと感じていました。
その後デスウィッシュでパートを出した際も、ハンマープラステクい系もやる進化系ハンマースケーターになっていてより観るのがしんどいスケーターへと成長を遂げていました。技術の向上にはとても感心しましたが…。
以前、吉祥寺あたりでたくさんのスケーターとルームシェアをしていたのですが、朝起きた瞬間にそのテクいパートを見出した奴がいてモーニンググレコはやめろ!と怒られていました。口の中が脳みその匂いしているのにそんなん観たらゲボ出るぞと。
そんな感じで自分の中では全然嫌いではないのですが、なんかちょっといじって面白いみたいな立ち位置のレジェンドスケーターだったのです。
それが何故自分の中で昇格したかというと、ジムグレコ本人が映像制作に深く関わっている動画が全て良作だったからです。どうやら2015年から自身のHammers USAというブランドを始めたあたりからその才能を発揮しているようです。
デッキブランドのフルレングスの映像作品の場合、ある程度映像制作に口出しはできるでしょうが、ブランドのイメージに合った編集や選曲がされるのに対して、“White Wall”や“Jobs? Never!!” 、“Glass Carousel”などはジムグレコが監督、編集などに関わっているので他のブランドの作品に比べるとだいぶジムグレコ臭が出ていてそれが本当にかっこいいしオシャレでした。映像の色味も画角も音の入れ方もなんか普通のスケートビデオではない感じで、雰囲気的には昔のフランス映画?的な要素がありそうです。そしてその雰囲気にちゃんと合うジムグレコが凄いです。ただ座ってぼーっとしているだけでも絵になる感じ、役者でした。服装とかも、もはや全然スケーターっぽくなくて、板を持っている姿が不自然に感じるくらい違和感を撒き散らしながらスケートしているのがとっても良いです。多分、ショットガンとか斧とか大ハンマーとか持っている方が似合います。シリアルキラー感強めで何をやらかすのかわからない緊張感とかもあるのにめっちゃスケボー好きじゃん、みたいな可愛さが垣間見られるのも良いです。
この人の作品は時代の流れと共に廃れていく感じがせず、むしろ時が経てば経つほど良さが滲み出てくるのではないでしょうか。そんな良作をこれからも観たいです。
次が楽しみだなぁ。
ちなみにジムグレコの作っているデッキもめちゃくちゃおしゃれでかっこいいです。