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スケート戦士たち。

今日の雨予報は完全に外れました。

さとる達はMYGカーブボックスの味見に行くそうです。いいね。先日のベタベタ南風はあんまり好きじゃなかったけど晴天で寒い中にあるポカポカ気分がかなり好き。滑るとTシャツいけちゃうくらいの陽気が一番ですね。今日は出勤してから開店準備して時間があったので、じっくり座ってLENZを鑑賞しました。ひとりDVD祭り。これいいね。名作。まだ見てない人はパート2がリリースされる前に細かくチェックしておくべきです。吉祥寺ストアはヘビロテですので気になる方はお寄り下さい。一緒に観ましょう。

そのLENZの第二作目となる「LENZ2」の撮影のためにTBPRのオグくんが大阪から上京しておりました。サトルはそこに合わせて連休を取って撮影に臨みましたし、関東のスケートボーダーがかなり誘発されてワサワサした先週でした。この日は吉祥寺を撮りに来る、というかサトルとのお手合わせだったのでまずはショップにみんな集合ですよ。続々集る特濃面子。サトルにアンドリューにタニくんにアキラくんにオグくん。ストリートスケートソルジャー達であります。この面子でビデオ3本くらいできちゃうよね。マジで。

戦士達の武器をチェックさせて頂きました。こちらは練馬の星、日本のホープ、アンドリューのセッティングであります。デッキを見るときにはまずステッカーをチェックね。やっぱりライダー達はスポンサーのステッカーを貼ってますので、たとえばこのデッキを見ただけで持ち主がわかる場合があります。NIXON、TPO、arukuna_tv、DVS・・・、アンドリュー!って感じね。全てのスポンサーがかぶるライダーってすごく少ないからちゃんと知ってるとかなりの確率で持ち主がわかるのです。アンドリューのセッティングは一言でいうと無骨。7.875インチのデッキにACE33が装着されてる感じがかなり無骨。人柄的にはあんまりセッティングにこだわりなさそうなイメージなんだけどかなり考えられたバランスがある感じします。

デッキはT19の7.875インチなんだけどトラックがはみ出てる感じがあんまりしない。ベアリングはBONES SWISS。ウィールはサンプルの52mmって言ってました。アンドリューは最近色々話せるようになってうれしいわ。実はずっと前から知ってはいたけどなかなか話すタイミングがなくてね。arukuna、サトルと介して会うことが多くなって最近普通に話せるようになってきました。スケートはもう僕が話すよりもググッた方がはやい。荒木大雪が本名ですので、ちょっとググッて色々映像みてよ。身体能力の高さとセンスに驚いちゃうからね。あとね、注目すべきポイントはやはりステッカーの貼り方。貼っているステッカーの位置がまた完全に把握してる人の貼り方ね。テールやノーズはちょっとスライドするとステッカーはすぐに擦れて見えなくなっちゃうからなるべく擦れない位置を考えて貼ってあるのよ。新品だったらわからなかったね。擦れない位置は前後のウィール周辺とレールあたりね。ここになるべく見せたいステッカーを持って来ているのがさすがだ。

続いてはこちらのタニくんのセッティングであります。タニくんのセッティングもまた自分をよくわかっている感じがするセッティングであります。まずデッキのサイズは7.75インチ。T19のTEAMデッキであります。最近のデッキの人気サイズは前みたいに1サイズに集中することがなく、いくつかのサイズに別れて人気サイズが存在します。インスタントでは断然7.75インチと8.0インチの2サイズ。ここにほぼ80%以上の人が集る感じになってます。今まで7.5インチとか乗っていた人はトラックのサイズを変えないでデッキをちょっと幅広にするのにチョイスしやすいサイズが7.75インチ。また細いデッキ乗っていたのにいきなり太くしちゃって後悔してちょっと細めにして7.75インチってケースも意外と多い。また、8.0は太めデッキ人気でちょっとサイズアップしてみたらかなり調子よくてそのまま8.0インチってケースが多い。775と同じように8.25や8.38まで行ってから8.0インチに戻る人も多し。みんないつでも発展途上なんですね。スケートボードはいつだって成長過程の上にいるのであります。セッティングも同じ。トライ&エラーを繰り返して導き出したマイベストも流行やスランプから少し変化が出てきてまた進化していく。すべての動きに無駄はありません。失敗もまた経験。続けていくことで実は無駄なことはなかったと知るのです。

タニくんはINDEPENDENTの128STDであります。7.75インチにはINDYは129、THUNDERは145、VENTUREは5.0がベストマッチのサイズになります。また、ちょっとよく見てみたらなんだかウィールの内側に余分なワッシャーがかましてある。聞いたらこれはタニくんがわざと調整に使っているみたいで、それぞれのウィールの内側にワッシャーを3枚入れてハンガー幅をちょっと広めに取っている。これはISSEY YUMIBAくんから教えてもらった方法のようで、デッキとトラックの幅の微調整に使っているみたい。そういえばフラットランド、フリースタイルをやっている人たちもこのワッシャー作戦は古くから使っている方法で、レールスタインドとかデッキを立てて使う人には不可避の調整らしいですね。ワッシャー1枚でかなり変わってくるらしい。さすがだ。ウィールはT19の竜人の52mm、ベアリングはサンプルだそうです。個人的にはこのサイズバランスが今の日本のシーンのド真ん中な気がします。

そしてこちらは始めましての今村アキラくん。すっごく感じのいいナイスガイ(死語)でありました。いままで見ていた映像の感じだとスケートがしなやかで適応能力が高い感じしてましたので、すごく人当たりいいんだろうなあ、って思ってましたが、僕の想像以上に素敵な笑顔で握手してくれてちょっとおじさん嬉しく思いました。デッキはEvisenの菊池翔太8.0インチ。このグラフィックがアツいですね。なんだかグッと来てしまいます。デッキのグラフィックって個人的にはサイズやコンケーブなどのスペックよりも一番大事な気がします。特に初めての一本や女性の方にはまずグラフィックありきなのではないかと。一時期USでも「シグニチャーデッキに乗ろう」キャンペーンみたいのやってました。これは少し価格の安いブランクデッキが主流になってしまい、プロライダーの顔であるシグニチャーデッキのセールスがガクリと落ちた時があったから。低価格を求めてスペックだけ合うブランクデッキに乗る人が増えたのですが、今はまったくそういう捻じ曲がったシチュエーションを感じることが減りました。今でもブランクデッキは安いんですよ。でもみんなシグニチャーデッキ、ブランドのデッキに乗っている。これはスケートボーダーとしてやっぱりスペックさえ合えばなんでもいい、っていうのがちょっと違う気がしちゃったんだと思います。スケートボードのグラフィックって好みもありますが、やはり乗り手のセンスや好みを大きく反映するものだと思うのです。

だって好みじゃなくて気持ち悪いと思うグラフィックのデッキを乗ったり持ち歩きたくないでしょ?やっぱり胸張って乗れるグラフィックがいい。なのでずっとずっと昔からスケートボードのグラフィックにはライダーの旧知のアーティストや仲間達が原画を提供する事も多いのです。TOYMACHINEはテンプルトンがほとんどのグラフィックを描いてるし、有名なスクリーミングハンドはSANTACRUZのグラフィックとしてジム・フィリップスが描いてました。ナタスは自分で書いちゃうし、ランスは息子の書いたパパの絵をデッキのグラフィックにしてました。それぞれに思い入れがいっぱい詰まっているのもまたグラフィックの魅力になっているのでしょう。ブランドごとに専属のアーティストが居たり、最近ではシリーズでウォーホールや有名アーティストのグラフィックを使用したり、より魅力的なグラフィックを提案するブランドも増えてきました。グラフィックを見るとそのブランドのイメージが伝わるものも多いのです。今村くんの乗るEvisenもまた強烈な個性で一発でEvisenテイストが伝わるグラフィックであります。いろんなグラフィックを見るだけでも相当楽しいです。お近くのプロショップでじっくりチェックしてみてはいかがでしょうか?セッティングはINDYのレイノルズ139にガッチリしたウィールを装着しておりました。ストリートもトランジッションもオールテレインを攻めるライダーの雰囲気を感じました。

年末年始と沢山のご応募を頂きましたプレゼントキャンペーンですが、1月31日の消印がある応募はがきを持ちまして締め切りとさせて頂きます。今回は過去最高のプレゼントをご用意しての抽選となりますので、ちょっと今から仕込んでじっくりと抽選をしたいと思います。またタイミングで抽選の模様やご当選者の発表をさせて頂きますのでもうちょっとお時間をくださいね。お楽しみに。

なんだか今年の冬はみんなかなりスケートしてますね。学生達はほぼ毎日滑ってるし、コンプリートの売れ行きを見ても今年はなんだか例年になくコンプリートセットの販売数が多いです。スケートボードを始める環境が揃ってきたのでしょうか?単にスケートボードの魅力が広まってきたからでしょうか?今後の動きも楽しみです!

吉祥寺ストアは今月からまた水曜日は定休日となりますのでご注意を!