お天気と気分は密接に関係していると思います。
最近またマイブームになりつつあるクルーズデッキの代名詞「ZIPZINGERシリーズ」の最新カラーが揃いました。RADさんやノムさんややっさんのSSPクルーとペイさんを船頭さんに下町を巡るツアーを密かに企画中ですが、書いてしまえば密かでもなんでもないですね。ま、それはいいとして、クルーズデッキはやはりそれぞれのセッティングが気になるところです。トラックやウィールやベアリング、さらにはデッキテープの貼り方や貼っているステッカーなど、すぐにボロボロになるセメントデッキとは別のこだわり方があるのです。ショップでも最近はソフトウィールの売れかたがもの凄く、浦安周辺ではクルーズ愛好家が増殖中の気配です。ZIPZINGERシリーズの登場で世の中に出たクルーズブームですが、良く見るとこの3本が実に良く出来ている。NANOは細身で70年代のはだしスラロームスタイルにピッタリ。ZIGZAGGERは80年代のバート、ストリートテイストを意識したサイズです。そしてZIPZINGERに至っては、オールドスタイルに見えますが実は昨今のスケートシーンには無かった全く新しい発想。デッキのシェイプやホイールベースなどのサイジングがかなり画期的なデッキです。テールも蹴れるしクネクネできるしビジュアルもどこか懐かしい。なんだかそういうテイストにやられてしまって僕を含めてクルーズ愛好家が増えているのでしょうか?
また、そろそろ月末が見えてきました。毎年ご好評を頂いておりますinstantホリデーキャンペーンの締め切りが近くなってきました。ま、新年の運試しですが、ぜひ奮ってご応募下さい。今年は応募ハガキが予定数が足りなくなってしまって急遽増量しましたので2種類のハガキがありますが、僕をはじめinstantのスタッフ全員で頂きました全てのハガキを読ませてもらい、今年の方針や計画を進行する上ですっごく参考にさせて頂いております。期限は今月末日の消印まで有効です。お忘れなく。
頂きましたご応募ハガキを見ていると毎年色々な種類の切手があるのに気がつきます。たまにマニアックなのがあったりして、ご記入頂きました内容以外もしっかりチェックさせていただいてます。あと、ブルジョワなスケートボーダーも多く、80円切手をハガキに貼って送られる方もかなりいらっしゃいます。ちなみに抽選は箱入れて引くいつもの形式なので切手の絵柄は全く抽選には関係ありません。
関係ないですが、僕がスケートボードに出会うきっかけになったサーフィンに誘ってくれた地元の先輩・やすおちゃんのところにうなぎを食べに行ってきました。僕がまだ小僧だった頃から車に乗せてくれて色々なところに連れて行ってくれました。今でも色々な事を教えてくれる大切な先輩。今回はうなぎのさばき方を教えてくれました。
やすおちゃんは左利き。うなぎをさばく専用包丁も左利き用です。昔は左利き用の職人包丁はぜんぜん無かったらしく、無理に右利きで練習したり結構苦労も多かったようです。「最近は色々な道具で左利き用が増えてきたなあ」って言ってました。日本のスケートシーンも最近グーフィーが増えたと思いません?ま、関係ないけど。うなぎは生きている地物じゃないとやっぱり美味くないらしい。死ぬと30分位でもう臭くなってきて食べれないって。生きたまま首に切れ込み入れて頭を目打ちでまな板に打ち付ける。背中を開いて内臓出して背骨を取って周囲をキレイにします。いちいち動きに無駄が無くて生きているうなぎに合わせてスムーズに開いていくのが職人っぽい、って職人か。なんだか仕事にプライドを感じます。
もちろん美味くない訳がありません。ランチは出汁のお茶漬けでも食することができます。これがまた美味。過去最高うなぎポイントをマークしました。これは電車乗ってでも食べてみて欲しい。上品で力強いうなぎであります。成城学園駅のミスドの向かいの「仙海」。ランチおすすめ。
ショップに遊びに来てくれた常連さんのデッキが素敵です。もう「どうだ!」と言わんばかりのセッティング。個人的には軽い挑戦状のようなコンプリートでうれしくなってきます。
デッキはPOWELLのCABです。80年代のストリートスケートに出会った方は一度は乗ったデッキかと思います。DTSのSTREET、SMAのNATAS、SCのアノ頃の面々、H-STREETのHENSLEY、そしてPOWELLのTG、HAWK、LANCE、McGILLと、もうこのデッキを見るだけで一緒に色んなデッキのグラフィックが目に浮かびます。もちろんウィールはG-BONE。RAT-BONEとかも良いでしょう。トラックは149です。ライザーも1がしっかり装着されてかなり当時のセッティングに近い。これでトレとかしちゃってるみたいで、なんだかうらやましい。当時はこんなセッティングでトレしてたのはヘンズリー位だからね。温故知新。
ショップには最近は毎日小学生軍団が現れます。かなりあーでもないこーでもないな会話が聞いていて楽しい。スケートライフに触れる年代はどんどん下がってきて、もうこの子達の年代にしてみればスケートボードはどこにでもある選択肢の一つになっているのかもしれません。彼らにとっては僕はただのおじさんだとは思いますが、スケートボードを通してなにかの役に立てればいいなあと思います。舞浜ローカルの諸君もパークを滑る上でのマナーとか教えてあげてね。でもみんなで署名とか集めて市長に掛け合って舞浜のパーク作ってもらって良かった。フォーマットが揃うとこういう時代が来るんだね。アメリカから10年ほど遅れた流れではありますが、実際にこういうシーンになるとは夢にも思わなかったよ。
毎回話しは飛び飛びですが、スイスのジュリアンからもらったメールに、先日パリで開催されたダイコンの個展の写真がありました。スケートネットワークはもうすでに世界中に張り巡らされていて、北国で一人で滑るあなたも、パークで楽しむ小学生も、スケートボードを楽しむことが出来る人はすべてそのネットワークの中に居ます。スケートボーダー同士無理に馴れ馴れしくする必要はまったくありませんが、スケートボーダーとしてのコモンセンスが世界言語であることはわかっていて欲しい。本当にスケートボードもって世界に出ると実感できますよ。
そしてそして、CHOICE FILM製作のF.E.S.Sの最新プロモが公開されました。個人的にはダブル柳が最高です。世の中には楽しそうな大人がいっぱい居ますね~。
こちらの大人達も楽しそう。僕も行きたい。マンスケ改めジャンスケ。
人生楽しいばかりじゃないけれど、楽しむ心は大切だ。