スケートボード

続く秋祭り

先週末は塩浜JAMでありました。

ちょっと寄ったおもちゃ屋さんでコピーロボット見つけました。これマジ欲しい。約3.000円。赤い鼻をピコッと押して僕は浦安に、コピーロボットは自宅で原稿書き、もうひとつ買って吉祥寺ストアに行って、もう一個買ってスケボー行こう。そんな夢を見ちゃうほど今年はなんか夏よりも秋の方が忙しい。AJSAなど大きなコンテストスケジュールとの兼ね合いや台風や週末雨のタイミングもあってずれ込んだイベントが一気に11月に。先週の塩浜JAMは同じ日に近くの東京MAPSではAJSAのバーティカルのコンテストが。ユウトはどっち行くか迷ってましたがここはぜひバーティカルへ。そしてAJSAバートでも初優勝をもぎ取りました。同じシーズンにストリートでもバートでも優勝した選手は多分初めてです。これにはかなり驚いたしうれしかった。だって日本人初の720を何度か乗っての優勝ですから。マジすごいです。今日は新しいデッキにグリップ貼って橋本に向かいました。そして今週からはLAへ。いいなあ。波に乗ってる感じする。今週末もかなりコピーロボット欲しい人がいっぱい居るかと思います。スケートボードはたのしくね。僕は今週末はMAPSでDCのイベントに参加させて頂く予定。天気は今のところ大丈夫そう。


塩浜JAMは当日まで午後からの降雨確率が70%となっておりました。僕も慶太も雨が降るものとして準備をしておりました。当日のタイムテーブルやレギュレーションも午後3時以降は雨モードに合わせて若干の修正をしての開催。でも開催の決断をした慶太は正解でした。当日、現地についたら黒塗りの車がドドーンっと。そう。この日のMCをお願いしていたMC上田豪は集合時間よりもだいぶ早く到着しておりました。新潟から寝ずにドライブしてきたSITAMATIタマちゃんとチルしてましたが、僕がついたら「最近ストリートが超面白いんすよー」って言いながら「ちょっと何も言わず見ててください」って言っておもむろに朝一キックフリップ。それはピタピタとはいきませんでしたがかなり滑り込んでいる動きを見せてました。またこの車のキャリパーの話を15分くらいしましたが「13MIND」って刻印入っているのには驚きました。豪ちゃんさすがだ。


そして雨降るまでに出来る限り進行するためにチョイ巻きですみやかにエントリーを開始して、くじ引きして組み合わせ決めてコンテストがスタートします。今回はHIBRIDの早川大輔ジャッジ、choceから小山慎一郎ジャッジ、そしてTIZZ池之上慶太ジャッジとかなり通好みのジャッジ陣。そしてMCはわれらが上田豪であります。この組み合わせはなかなか出ない好配当。もう僕はこの時点でかなりソワソワ感がハンパないことに。でもGOちゃんはさすがだね。落ち着いてる。しっかりとレギュレーションの説明からコンテストは動き出しました。


もちろんRAD龍も。朝寝坊してスケートじゃないなあ、って思って塩浜JAMを思い出して来てくれた。さすがだ。そしてすでに500ml缶。朝だし。チャリなんで気軽にコンビニ行けるものだからかなり通っておりました。今回は僕は吉祥寺のヤングガン達と会場に向かい雑用のお手伝い役でありましたので、RAD龍とプラプラ観れたのもまた楽しかったです。


コンテストの内容は面白すぎて僕の写真あんまりないので津田沼ダイちゃんに撮ってもらった画像を近くご紹介させて頂きますね。もう各ヒートすごいドラマの連続で、個人的にはN.T.Originalご一行さまの参加が激アツでありました。マッツくんの上手さにビビったし、ロックハートのテックでありスタイルある動きにもかなりググッと来ちゃいました。また前回準優勝のマサトモは時間ギリギリに到着して「間に合ったー」なんて言ってたのですが、実は前の晩にデッキをキャメルに忘れてしまって朝になって取りいったらパクられておりまして、全部新品で組んでからちょっと慣らしてコンテスト、ってつもりでいたらしいのよ。「慣れる時間欲しいからなるべく遅い組がいいなあ」って引いたくじは1番でした。さすがだ。持ってるね。バタバタとデッキを組み立てて速攻で出場。すげえ。また今回のヒーローはもう文句なしにヒロッチでしたね。予選で敗退したものの、出走時間ギリギリでトライしたノーズスライドの270ショウビットアウトが乗れず、それをみたGOちゃんが「コンテスト関係なくもう一回やれ」と。ヨッシャ―って再度トライしましたが乗れず、「そんなじゃダメだ、気合入れて乗れ」って再チャレンジもまた乗れず、GOちゃんも言い出した手前メイクさせてあげたい気持ちがヒシヒシと伝わります。その後2度トライして乗り切れず、雨を心配しながら「あと一回すかねー」ってジャッジの意見もあって「これがラストだ、乗れ!」とGOに言われてラスト一発に向かうヒロッチ。ちょっと涙目だったのは内緒だよ。でもね、ヒロッチやりました。最高のシチュエーションでピチピチのナイスメイク。乗った瞬間、ヒロッチ自身がかなり驚いたましたから。神様いるね。ちゃんと見てる。知り合いの人はヒロッチのfacebbokに動画あるから見てみて。


そして塩浜JAMの名物と言えば「オヤジJAM」であります。これがまた激アツ。なにがアツいって毎回死闘を繰り広げるタマちゃんやスーさん達だけじゃなく、今回はオヤジJAMの開催を聞きつけてなんと吉田徹が出場。そして千葉の現役レジェンドの薬師堂やっくんも。個人的にはここに観覧代金払ってもいいね。さらに途中で上田豪も我慢できなくなって急遽参戦。吉田徹のトレフリップが炸裂した頃、上田豪はアップなしに全開ライディングをした関係で内モモの筋肉がツッテしまって静かにMC席に戻ってきました。さすがだ。そんなオヤジJAMの商品がこちら。優勝にはシャンパン。二位には久米仙、そして三位には紹興酒、とまさにオヤジのために考えられた賞品達。個人的にはハダカって小枝くんが最高でした。このオヤジJAMは35歳以上じゃないと出れません。またテクニックだけでは勝てないコンテストです。でも一生記憶に残る楽しさがあります。盛り上がりがあります。そこは保証します。全国のオヤジクラスの皆さんも次回ぜひご来場ください。当日エントリーあり。


こちらがオヤジJAM出場者のレジェンズたち。もう完全に日本のスケートシーンの宝です。マッツくん上手かった。そして娘さんのかわいいこと。みんな攻めてました。そしてこの笑顔見ればどれだけ楽しかったかわかるでしょう。


そして本戦の塩浜JAMを制したのはサントス前野恵二であります。いやいや、マジ上手かったわ。ちょっと高めのBOXでノーリーフリップBS Kグラインドがピチピチメイクでしたから。フリップ5-0の安定感もアツい。ケントも良かった。惜しくも2位。ハードのリバートが惜しかったね。本人的にも納得はしてないようですので、次回はさらに成長したスーパーケントくんを期待します。サントスは実は僕はずっと昔からの知り合いで、京都にいる頃からAJSAのアマチュア戦によく出場していて、日本一の栄冠を勝ち取った事もあるのですよ。おめでとう。そしてN.T.Originalのロックハートも最高でした。準決勝のライディングは正直鳥肌モノでした。背中から翼が生えている様にみえましたから。


コンテストはそれはそれは楽しく素晴らしいものでした。優勝のサントスは間違いなく優勝のスキルでしたが、ロックハートの準決勝のライディングが出てればロックハートが優勝でも全くおかしくありません。ケントもハードのリバートや狙っていたあのトリック達が決まっていれば・・・。ま、コンテストは色々ありますね。コンテストが終わって後日、豪ちゃんと電話で話したのですが、「塩浜JAMはストリートスケートの祭りだね」って。特に意識をしていることではないのですが、たしかにトランジッションで勝負に出る人はほぼいません。全員カーブやピラミッドやフラットバンクでテクニックとスタイルを見せるライディンを中心にラインを組んでいる。僕はもう17年位AJSAのコンテストに参加させて頂いてシーンの変遷を見ておりますが、最近ではこういうストリート(なんか意味的にはちょっと違うかもしれませんが)っぽいコンテストってあんまりないよね。あと平均年齢がグッとアダルト。ここ大きなポイント。確かに中学生も出場しておりますが、子供を連れた選手やローカル重鎮たちや今の最前線の選手達が多い。正直言ってかなり見ごたえあったし興奮したし迫力と気合を感じたコンテストでありました。こういうコンテストがあるって事だけでも僕にはすごく大きな意味があると思ってます。


そんな興奮を抱えたまま僕らは吉祥寺に帰りました。実は吉祥寺ストアから4名の選手が出る予定でした。一人は寝坊、一人は風邪、一人は怪我、そして一人でコンテストに出ようと一緒に到着した会場で、初めての雰囲気にのまれてエントリーすることができませんでした。でも始まってみたら出場選手の楽しそうな雰囲気や、ライディングの真剣さ、楽しもうって心意気をダイレクトに感じで、コンテストの最中から「やっぱりエントリーすればよかったっす」とずっと言ってました。確かに出てれば楽しかったかもしれません。でも今回は雰囲気にのまれた自分と出ればよかったと後悔した自分を味わえただけですっごくすっごく貴重な経験ができたと僕は思います。さっきのマサトモのこともそうですが、コンテストってそういういろんなストーリーがいっぱい混ざってぶつかり合う現場なんですね。だから僕は好きなのよ。コンテストが嫌いな人も気持ちもすっごくわかるよ。「スケートに点数なんてつけられねえ!」って僕も思ってましたから。でもね、滑って点数つけられて順位が出ることだけがコンテストなんじゃないのです。一度出てみればわかる。


先日、福島の室内パーク建設のための募金箱を開けて振込募金をさせて頂きました。吉祥寺店頭で皆さんからお預かりしたお金を集計し、同額をショップから振り込む形で募金してあります。これから冬ですから北国の人は本当に室内のパークを切望されているかと思います。思えば叶う。諦めたら終了です。がんばってくださいね。


吉祥寺、浦安各店には井関くんの写真集が入荷してきました。僕はリリースパーティーとかいけなかったので、じっくりと写真集を見せて頂きました。色々思い出したね。その昔、まだ狭くて汚いスケートショップに「ISEKIT PARK」というVHSテープと自分で撮った写真をプリントして持って来てくれた井関くんが鮮やかに思い出されました。自宅を改造してスケートのデモをしたりしてね。その後もスケート禁止の看板を撮りためたり、グラインドした形跡のあるカーブを撮りためたり、もう今考えれば完全にスケート・ド・変態であります。時間軸と写真のスキルとかイメージとか思い入れとか、写真っていっぱい色んなものが伝わるんですね。趣味から仕事へ、仕事から趣味へと境界線があるのかないのか、作品の時間軸とは別にまた違う線が引かれている気がしました。さすがです。現場でもなんどか一緒になることがあって機材のセッティングとか持ち運ぶ機材のセレクトとかレンズへの思いとか色々話しました。そしてTWSJ誌上で連載させてもらっていたコラムにも登場してもらって、カメラマンの井関くんに滑ってもらって僕が撮るって謎の企画。しかもやっぱり当日はISEKIくんにアングル決めてもらって僕はシャッター切るだけって謎の撮影。面白かった。井関くんはいろんな人とそういうドラマをいっぱい繰り広げていて、それの集大成がこの写真集なんだろうな、って。これ正直すっごくいい作品集です。ペラペラしながら飲めます。ぜひご自宅に。


こちらはBENNY GOLDのクルーズデッキ。この時期はこういうクルーズデッキがかなり気になってしまいます。なぜって?それはこの時期恒例の「下町クルーズ食い倒れツアー/おじさん身体ガタガタでも楽しいから頑張っちゃうぞ2013」の開催がそろそろな雰囲気が漂ってきてるからにほかなりません。すでに昨日話したRAD龍は今回のセッティングを色々思案していて驚きのセッティングで登場するかもしれません。僕も今のクルーズのセッティングではあの過酷で楽しいプッシュツアーにはちょっとデッキが小さいかも、って考えていて、もうちょっと大きなクルーズデッキを色々ショップでチェックしております。この日はおじさんばかり自前のクルーズで参加ですからそういうセッティングから実はもう旅が始まっているのであります。第二回目のJOYNT林くんのPOWELLにはかなりグッと来ましたからね。まだもう少し時間あるのでギリギリまで考えます。


こちらはAWSのTOOLくんであります。これどちらもいいね。右はあのTOOLのネーム替えですが、左のTOOLはオリジナルっぽい。男はなぜこういうTOOLにグッと来てしまうのでしょうか。ひとつあれば十分なのに僕は何個も持ってます。BOLDLINE×INSTANTのZ-DRIVERやPHANTOMのケース入りとかROYALのシンプルなヤツとか好きです。


そしてまた新しいDVDが到着しております。こちらはFALLENというシューズブランドのNEWタイトル。これまた攻めっせめであります。身体がいくつあっても足りないよ。全部見るとちょっと疲れてるからね。DVDとブルーレイが同梱されております。ダイエットにいいかも。


店頭には各アパレルブランドのHOLIDAYラインが到着しております。今季はヘビージャケットも秀逸ですが、個人的にはキャップがかなりグッときます。おすすめ色々。まだまだHOLIDAYラインが届きますのでwebストアでも更新を進めます。細かくチェックしてみてください。


ニットキャップもね。僕はあんまりかぶりませんがここ数日はいきなり寒くなったからか突然ご注文が急増してます。やっぱり寒い時にはニットキャップなのね。今年は一個買ってみようかね。


日曜日はMAPSね。SSP松本もコンテスト出るって言ってたよ。DCのライダー達にも会えるのはうれしいわ。ホットドッグ無料だし。お近くの方はぜひ。お近くじゃなくてもぜひ。


ちんねんの裏メニューで蕎麦アイスがあるのですがこれ美味いのよ。蕎麦の実がカリカリで。おっとちんねん行きたくなったけど今日は水曜日でお休みだった。残念。


寒い夜のプッシュ好きよ。でもポケットに手は入れないでグローブがいいね。

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