スケートボード

春の嵐

先日、原宿へ。

SUPRAの展示会に行ってきました。すっげーSKUがいっぱいでちょっと驚きました。スケシューって色々並んでいるとやっぱりグッと来てしまうものがあって困ります。amadanaの店内で展示会してるSUPRAがかなりトンガって見えました。久々に行った原宿はチャリの人が多かった。朝10時頃だったのもあってチャリ通勤の人がいっぱいおりました。いいね。


今日は爆弾低気圧です。まだ浦安は小雨程度ですがこれからガッツリ来るんでしょうね。先日の大雨の時には慶太、ケント、わっちょとカナダから来日中のデイブの4人で鹿浜シューティングしてきたようです。帰りにショップに寄ってチルしてましたが、雨がどんどん強くなってビショビショtoビショビショをメイクしてました。デイブのBLOGでその模様もちょっと紹介してました。2週間くらい滞在するようなのでどこかであったらよろしくね。


帰りもどしゃ降りですので慶太は肩肘張って完全防備。僕もチャリでいきなり本降りの時とかにやりますが、大き目のゴミ袋を頭出す穴を開けて着る。僕は身体は諦めてバックパックを完全防備するケースが多いっす。


バブちゃんも来ました。舞浜パークが復活してから出席率がグッと上がって来ました。やっぱりローカルスポットって大事だね。バブちゃんはyoutubeにドネルケバブ雄チャンネルがありますのでチェックしてみてね。ま、それはいいとして、バブちゃんのは完全にフラット仕様のセッティングです。「フラット」ってなんぞや?その昔は「フリースタイル」と言っていたフラットの路面でいろんなトリックを行うスタイルであります。ストリートやバートと違う独自のトリックがいっぱいあって、キャスパーとかレールスタンドとかスペースウォークとか結構グッときちゃうトリック色々あります。BONES BRIGADEで有名なロドニー ミューレンは若い頃、あまりの上手さにコンテストは常勝、敵無しの一時代を作りました。おっと、そこから話すととんでもなく長くなるので完全にはしょりますが、最近はパークや滑れる環境が増えて来たのもあってフラット愛好家が増えてます。舞浜には全日本チャンピオンの藤井くんがよく滑りに来ることもあってよりフラット愛好家が集まるスポットになってます。平らなとこだからって言ってもかなり激しいトリックもものすっごく複雑なトリックもあって、みてるだけでもすごく楽しい。ちょっと普通のセッティングと違う部分もあるので簡単にご説明します。


デッキのサイズは乗り手の好みです。細めのを乗る人も多いですがバブちゃんは8インチとか乗っちゃいます。デッキのサイズで重要なのは、もしくはトラックのサイズで重要なのは、デッキの幅とトラックのシャフト幅をピッチリ揃えると気持ちいいのです。なぜかと言うとレールスタンドってデッキを立ててウイールの上に乗ってから次のトリックに繋がるようなトリックがあって、立てて乗る訳ですからぐらぐらしない様に横幅が合っている方が安定する。でもね、そこにはウィールの幅も関わってくるのでデッキ、トラック、ウィールの3つの幅のバランスが大事になってきます。バブオちゃんはウィールはsnakes porno wheelをチョイス。これかなりフラットに良さそうだ。普通のウィールはオフセットが浅くてアクセルナットやシャフトがウィールより外にはみ出てしまう。そうなるとデッキのレールとシャフトでスタンドすることになるのでちょっと不安定。で、ウィールの側面も上手く揃えてより安定するようにしているのがこのセッティングなんですね。オフセットが深いウィールだとシャフトが外にはみ出さない。コレ大事。他にも色々こだわりがありますが、詳しくは舞浜のバブオちゃんに聞いてみて。気になる方は僕もお答えしますよ。そうそう。バブオちゃんはステンシルマスターでもありましてデッキテープには毎回必ずなにか吹いてます。今回は地元の人気者「ふなっしー」。まだあんまり知名度高くないみたい。


TWSJの最新号がやってきました。今回は1977特集ってことで、ご指名頂きこの企画のキャプションを担当させて頂きました。こういう雑誌のキャプションはまずは打ち合わせがあってどういうイメージのページにするか、ってところから始まって、デザインや構成をラフだして大体のキャプションのワード数を決める。それから僕の場合はインタビューや色々な資料や昔の記憶を掘り起こして吟味して、そのライダーをどういう風にご紹介するのがいいのかを考える。ワード数を目安にストーリー展開を考えてみて書き出します。僕は今回のような好きなライダーたちのキャプションを書かせてもらうの好きなんです。自由なテーマのコラムとかはかなり考え込んじゃってセメントマッチになっちゃうのよ。好きなライダーだからいろんな記憶が頭にあるし資料を見るのも楽しいし、より正確により良くご紹介できれば僕もうれしいし。ま、そういうのは誌面からは伝わらない裏の部分でありますが、キャプションだけじゃなく、写真やデザインや企画全体の意味合いみたいなものもやっぱり考えてどれだけ詰められるかが内容の濃さにつながっていくと思います。今回オファーしてくれたTWSJのシンくんありがとね。楽しかったです。


そしてそしてじっくり読み進めていたら驚いた!なんとinstants堀米雄斗がCHECK OUTに出とるじゃん。ユウトはかならずスケートボードをする奴ならみんな知ってる、ってライダーになると思ってます。今回特集された1977陣らに引けを取らない日本の宝。


そして大好きなこちらのBOARD KILLも届いてます。毎号自宅に持ち帰ってじっくり読みます。小関節(コセキブシ)。このシンペイくんのカバーが超グッときました。またカスタムトラック沼ちゃんのショップのADにもグッときました。このオリジナリティーっぷりがハンパないです。店頭に置きますがタイミングによってあったりなかったりしますので声かけてみて下さい。


そしてこちらはFLJ。最近本当にフリーマガジンのクォリティーがハンパないことになってます。commonしかりHIDDENしかり、もう次の号が楽しみですからね。フリマグですから毎号必ずゲットできるかドキドキしちゃう部分もあってこの流れかなりムーブメント作ってる感じします。フォトグラファーやライダーのZINも色々あって、本当にいろんなスタイルが世の中にあることに気が付きます。


こちらは先日ご紹介したKOSTON2。本日リリースの2カラーになります。ピンクは初回入荷分が完売で次の入荷も残すところ26cmと26.5cmのみとなりました。やっぱり春なのかね?ピンク優勢。僕はもちろんブラックで。まだ履いてないですがやっぱり気になるシューズです。


人気のAltamontもドッカリ入荷しております。近々にwebストアも更新してご紹介していきたいと思ってます。実はAltamont以外にもご紹介したいNEWアイテム色々あるのですが、この時期は全てのブランドの新作がドッと入荷するのでなかなか作業が追い付かない。でも頑張るぞ。楽しみにお待ちください!


こちらはね、BONESからリリースされたSTFの新しいモデルです。このウィールにはなんとDVDが付いてます。うん。新しい。ウィールにDVDってなんかもうシュリンクが大変そうだからね。DVDの内容もガッツリとアップカマー達が滑り倒しております。いいね。他のモデルと同じ価格なのでどうせ買うからDVD付き、って流れを生むことができるのか?


こちらは吉祥寺のタクちゃんが組んだコンプリートね。Evisenの8.5インチですよ。もう最近は本当にセッティングの幅が広がりました。ちょっと前まではデッキサイズのレンジは7.38~7.63位だったのに、今は戦闘機で7.38~8.5インチ、クルーズに至っては7.0~10.0インチくらいのレンジがあります。普通ショップに並んでるデッキテープは9インチ幅になるので、10.0インチのデッキには幅広グリップテープでしか対応できません。でもコンスタントにそういうセッティングのコンプリートのオーダーが入る事をみると、やっぱりおじさん復活組みは全国的に増えていると見た。今日も浦安ストアに「10年前くらいやめてから滑ってないんですけど・・・」って人が。いいね。僕の考えではスケートボードショップに足を踏み入れただけでもうかなりスケートボードにご縁があるのではないか、と。もうあーだこーだは無しにスケボー買っちゃって、と思います。インスタントでは現在「足回りセットのキャンペーン」を開催中ですから、セールデッキと足回りセットAで15.120円くらいからデッキが選べるコンプリートセットが組めるのです。いいでしょ?セールデッキも大増量されましたのでさっそくチェックしてみてね。最後の一本までしっかりと。


話がそれました。スケートショップも色々なお店があるかと思いますが、スケートボードショップってけっこう入りにくいお店多いでしょ?インスタントは浦安と吉祥寺ではだいぶ違いますが、やっぱりちょっと敷居が高い気がします。でも、だからこそ、その敷居を乗り越えて来てくれた人にはスケートボードとご縁があると思って接客させて頂いてます。初代インスタントなんて場所こそ駅前のボロビルでしたが、エレベーターなしの細い階段で4階まで行かないとショップに行けない。薄暗くて2階はなくて3階がサラ金、4階のとなりのお店はセルビデオ屋さんでしたから。普通にスケートボーダーじゃなくても入り難い。今でもみんなよくあそこに来てくれたなーって思い出して感謝でいっぱい。おっと、また脱線だ。タクちゃんはそんな浦安から吉祥寺に引っ越したダブルローカルなのです。ご縁あるね。デッキも8.5で太いって感じするけどタクちゃんはサイズダウンのセッティングなの。トラックはINDY149、ウィールはSPITFIREのCARDIEL、これでまた自分磨きをするのです。


春はバッグのシーズンですね。学校や会社に持っていくバッグをみんな探しているのでしょうか?僕のおススメはこちらのPOLER。オリジナルのカモ柄とても素敵だと思います。スケートボードが装着できるミニダッフルも人気です。新しいシーズンの相棒にいかがでしょ?


ショップでちょっと暇な昼下がりにデッキテープを貼りにフラッとやって来た池田幸太。ニヤっとしてしまいました。またご縁あったぞ。幸太は小学生の時にあまりにキックフリップの完成度が高くて気になっていたスケートボーダー。いつの間にか世界標準になっておりました。フランス行った話し面白かった。clicheのライダーたちは幸太に気を使ってくれて英語で話してくれるんだけど、生活するにあたってフランス人は冷たくて、英語もわかっているのにわざとフランス語で話しかけたりするそうで、最終的には切れて完全に日本語で話してました、って。さすがだ。処世術パーフェクト。言葉は道具でありスキルでありますが、言葉よりもまずは気持ちのコミュニケーション。スケートボードですでにつながっている同士は言葉以上に伝わるなにかを持っております。阿部涼太の話しとか、ローカルスポットの話とか、色々話してたら「ちわー、デッキテープ貼りに来ましたー」とマサトモ登場。ね、ご縁あるでしょ。二人でゴリゴリとデッキテープを貼って、肘脱臼から自分でコルセット外してのリハビリスケートってことで、幸太も付き合って二人で舞浜に行きました。その日の夕方にショップに来た面子が全員「舞浜に池田幸太来ましたよ」って話してくる。だよね。あのライディング見ちゃうとなんか感動しちゃうよね。フリップ一発で異次元のスキルですからね。僕も見たかった、っていうか一緒に遊びたかった。


そんな幸太のセッティングがこちら。デッキはもちろんclicheであります。サイズは8.0インチ。最近はこのサイズだって。デッキテープを貼るのを黙って見ておりましたがもうやっぱりかなりの数を貼っているテダレ感出ておりましたね。さすがだ。今回はGrizzlyにしてましたね。なんだか最近やたらGrizzlyがチョイスされております。幸太は使ったことないから使ってみよー、って感じでしたが、通販やご来店の皆さんでデッキテープを選ぶ人はGrizzly率が高い。人気なのね。ま、それはいいとして、幸太に「アマライダーって大変でしょ?」って聞いたら「俺なんてまだ全然フローっすよ」って言ってました。アマチュアもフローも現地にはいっぱい居て、その中でもツアーに参加するように声かけてもらえるのは少ないらしく、「まだ声かけてもらえてるからありがたいっすねー」って言ってました。そうなのか?幸太なんか本当に異次元クラスだと思ってたのにやっぱり世界は広いのね。勉強になりました。


幸太は結構見る度に違うトラックを付けている印象があります。ある時はINDY、あるときにはTHUNDER、そして今回はROYALトラックを使用中でありました。デッキサイズが8.0に5.0のROYALが付いてたんで「もうひとつ上のサイズでもいいかもね」って言ったら、トラックをもらった時にどちらのサイズももらって、5.25を使ってたんだけどゴリゴリになって壊れちゃったからこっちのサイズを付けてるの、とのこと。「サイズ細いとウィールバイトしないっすね。回しも軽くなった感じしますよ」って言ってました。ブッシュはBONESのMEDでありました。さすがだ。僕がなにをさすがと思ったのかと言いますと、自分にも人にも常識にも縛られていない事。「8.0なら5.25」とかステレオタイプに決めつけない。そのタイミングで出来る事を試してみるのがいいよね。僕はちょっと堅物っぽいところありますので、本気で幸太のスタイルから学びます。ウィールはCLOCKウィール、ベアリングはMODUSです。「ベアリングはセラミック?」って聞いたらずっとTITANを使っているそうです。その理由も絶対あると思ったんだけどショップに電話かかって来ちゃって聞きそびれた。


そしてやってきたのは杉ちゃんです。この前はFUGに滑りに行ったら偶然杉ちゃん。ピック頂いてグッとあがりました。やっぱりどこかでなにかのご縁があって僕らはその中で生きている。最近そう実感してます。杉ちゃんは自身がプロデュースしているBLUTHのNEWデッキを持って来てくれました。このデッキ、どちらもグッとくるセッティング。ブレーキなしで乗れなくなったチャリへのオマージュとして7.9インチ、そして絶妙なINDY149セッティングの8.4インチの2種類です。さすがだ。僕も中目黒BAJAの輪に入れてほしい。アカチとヤナさんとブリトー祭りしたい。


その後、このデッキを乗って常連さんのカンケさんがやってきました。お目当てはもちろんBLUTHのブレーキ無しモデル。乗って来たこちらのセッティングがまた見事でしたので拝見しておきました。これいいね。PUSHMASTER。これは杉ちゃん渾身の提案型デッキであります。ずっと昔からスケートボードをやっている人からしてみれば、80'sフィッシュテールのミニサイズ、って感じのシェイプですが、今のスケートボーダーにはとても新鮮に見えることと思います。まずノーズが短い。そしてフィッシュテール。そしてコンパクト。実際のところ、僕の記憶ではPOWELLのCABのミニにシェイプ似てる。でもやっぱりこのタイミングでリリースされるデッキとしてはとても斬新が感じがします。そしてこのレペゼンJAPANのグラフィック。春画って言いましたっけ?杉ちゃんに似合う。春画。歌麿であります。ここまで個性的なデッキってあんまりないでしょ?このスペックが、グラフィックが、琴線に触れてしまった方はぜひショップで実物をご確認ください。みんなと同じデッキは嫌だって人にはことさらグッとくるかと思います。


カンケさんはクルーズ仕様。ちょろっつぁん仕様もいいですが、普段の足にはクルーズ仕様がばっちりです。トラックはACEの22。このサイズだと22で行けちゃいます。パールな感じがまた春画にベストマッチな雰囲気出ております。そしてウィールはSPITFIREの80D'sの52mmの新色。ホワイトクリアにコアのカラーがブラックなのでまた妖しい雰囲気が出てしまってさすがです。そしてこのサイズならばウィールバイトもないだろうし、動きの中で見つけたカーブや段差でチョロッツアンも行けちゃいます。さすがだ。考えられている。これもって電車乗っているカンケさん見つけたら声かけちゃうだろうなー。スケートボードは自分のフィルターで好きなものを好きなように組み合わせて自分が好きなように楽しむ。それが誰かの共感を呼んで楽しさを共有できるとまた広がっていきますね。カンケさんはついに会社の上司にプッシュ通勤をチクリされたらしいですが、僕も一緒に言い訳いっぱい考えますんでがんばってください。


門前仲町のゴットハンド・せいやくんが持って来てくれたイチゴ大福が過去最高のポテンシャルでありました。マジでうまい。これでごはん3杯いけそうです。どこで買ったか聞かなきゃね。家族にも食べさせたい。


爆弾低気圧。無事に帰宅できました。

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