BONES BIG BALL

・BONES BEARINGから新しいベアリングBIG BALLが登場!

ベアリングの王様BONES BEARINGから、ニューベアリングBIG BALLが登場しました。BONESの名機SIX BALLの仕様をベースにしたベアリングを、お手頃価格のREDSシリーズからリリースされたBIG BALL。SIX BALL気になっていたけど手が出なかったスケーターに朗報ですね。通常のベアリングの球より大きくし、使用する数を7つから6つに減らす事によって、スピード性能を上げています。よりスピードを求めたい人やクルーズのセッティングにもオススメです。是非お試しください!!
BIG BALL ¥3600+TAX


BONESの名機達

某展示会場で発表されたBONESの有名な声明文からは、BONESのスケートに対する熱い思いが伝わります。興味がある方は読んでみてくださいね!

『ABEC vs Skate Rated By George Powell』

「BonesベアリングはABECのレーティングで言うとどのあたりになるのか?」という質問をよく受けるが、答えは「BonesベアリングはABECでランクされているのではなく、スケート仕様(Skate Rated)」である。Bonesベアリングはスケート業界のリーダーであり、1983年の登場以来プロスケーターの多くが好んで使っている。この23年の間に登場したBones Swissは卓越したスピード、クオリティ、耐久性により、スケートに使うベアリングとして最高のポジションにあるが、我々はABECのランク付けはしていない。それには理由がある。

ABECのレーティング・システムは40年に渡って使われている。ABEC(環状ベアリング・エンジニア委員会)の目的は、すべてのメーカーのベアリングをテストしそれぞれの良し悪しを公表することではなく、外形寸法、許容誤差、形状、ノイズ基準を設定することである。これにより工業ベアリングのメーカーとユーザーを、一般的な用途に使うベアリングの製造、比較、選択において手助けするものである。しかし、すべてのベアリングはそれぞれ違う方法や環境で使われるので、(スケート用があるように)ベアリングというものは特殊な用途のためにデザインが見直され、あるいはカスタマイズされている。ABECのレーティング・システムは唯一の基準として定められたものではなく、ベアリングのデザイナーが用途に対して適切であるか判断するために使えるツールのひとつなのである。ABECのレーティング・システムは1、3、5、7、9のグレードが設定されている。この数字が高いほど許容誤差が小さく、つまりそのベアリングがより精密であるということになる。高精度で許容誤差が小さいことは、毎分二万から三万という超高速で回転するような機械に使われ高回転を求められるベアリングに要求される。このような用途ではABEC7あるいは9のレーティングを持つベアリングが適している。しかし54ミリのウィールが毎分二万回転すると、そのスケートボードは時速200キロ出てしまう。スケーティングはどんなスタイルであれすべて時速50キロ以下なので、ウィール内のベアリングの現実的な最高回転数は約4,700である。またおそらくスケーティングの九割は毎分2,000回転以下なので、超高精度のベアリングはスケートのスピードには必要ない。

ABECの基準によりコントロールされる外形寸法と許容誤差には、レースウエイの直径や幅、形状、走行面の滑らかさも含まれている。ただABECのレーティング・システムは、横方向からの負荷、衝撃に対する抵抗、素材の選択、注油が適切であるか、ボールリテイナーの種類、ボールのグレード、ボールとレースのすき間、取り付け時の必要条件、メンテナンスとクリーニングの必要性などについては触れていない。しかし、これらすべてのデザイン上の必要事項は、スケート用ベアリングのパフォーマンスにとっては極めて重要である。

テストや23年に及ぶスケート用ベアリングのデザインにおける我々の経験から、同じABECのレーティングを持つ二種類のベアリングのパフォーマンスに大きな差が出る場 合があることがわかっている。実際よくあることだが、スケート・ウィールの中では高いABECレーティングのベアリングが低いレーティングのものよりパフォーマンスが落ちることがある。つまり、ABECレーティングのみに頼ることはスケーターやショップに、スケートにとって良いベアリングを差し置いて悪いベアリングを選ばせることになる可能性がある。このため我々はABECのレーティング・システムを使っていないのである。要するにABECレーティングは、選択の際の唯一の基準として用いるなら、スケート用ベアリングのパフォーマンスを測るのに適したものではないといえる。このことを別の言い方で言うなら、ABEC7あるいは9のベアリングをスケート用に選ぶことは、サーキットカーが速く精密であるという理由で「オフロード」レースに走らせるようなものである。サーキットカーのパフォーマンスが優れていないというのではなく、オフロードのレース用には作られていないから、すぐにサスペンションが壊れエンジンには砂が詰まってトラブルを起こしてしまうということだ。Bonesベアリングは他のすべてのベアリングよりパフォーマンスで上回っているがその理由は、ABECのレーティングを受けた工業用ベアリングを選びカスタム仕様のプラスティック製シールドをはめこむということをせずに、Bones SwissやBones REDSを「スケート仕様」にしているからである。Bonesベアリングはスケーティング用に完全にいちからデザインされ、スケート仕様の部品、滑剤、許容誤差、クリアランスなどBonesベアリング独自の仕様に沿って製造されている。

Bonesベアリングの構成部品は、ハードなランディングがもたらす強い衝撃、ターンでのサイドからの負荷、(可能な限り)ごみ、ほこりなどに耐えるよう設計、テストされている。結果、Bonesベアリングは他のベアリングと比べて早く回転し、長持ちする。BonesベアリングにABECのレーティングを与えるということは、我々がBonesベアリングへと注ぎ込んだ技術と、そこから生まれるBonesとABECのレーティングを与えられているスタンダードなベアリングの差異を無視することになる。Bonesベアリングの優れたクオリティを反映する的確なABECレーティングはないので、我々は独自のスケート仕様(Skate Rated)というレーティングを自ら与えた。つまりBonesはスペシャルであり、電気モーターのためではなくスケーターたちのために作り出された、ということを表すために。

ジョージ・パウエル