スケートボード

SEPTEMBER

宿題終わりましたか?

8月も終わっちゃいました。この夏は皆さんいかがでしたか?って車で聞いてたラジオで話してました。でもまったく夏が終わった気がしない。だってこんなに暑いから。まだまだ夏が続いて何度か台風をやり過ごしたら秋が見えるな。まだ見えない。ま、それはいいとして、子供の頃からお世話になってるおばちゃん夫婦にipadをプレゼントしました。僕の兄弟で割りカンしてね。機械が苦手なおばちゃんにどうやったら使ってもらえるか考えて、好きな野鳥図鑑を入れたり植物図鑑を入れたりしてさ、僕ら兄弟だけじゃなくアメリカの親戚の連絡先とかわかる範囲で入れておき、できるだけ最初の作業をすっ飛ばして使えるようにセットアップして渡しました。おじちゃんと一緒に使ってもらえるといいなあ。ipadもセッティングしたのをいじってたら僕も欲しくなりました。あれあるとかなり生活変わるかも。

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おじちゃんは野鳥の撮影が趣味なんだけど、なんだか機材がハンパないよ。一眼を使わないのがポリシーっぽくて、わざとコンパクトカメラで撮ってるんだけど、これに1200mm相当のレンズに、猟銃に装着するスコープ付けてじっと一瞬を狙って撮ってます。なんでも考えられて使い込まれた道具ってカッコいいね。

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そして灼熱の日曜日。僕は新横浜スケートパークに行ってきました。ちょっと早めに駐車場に車を停めて、プラリとスタジアムの周りをプッシュして回ったら、色々なところでスクールが開催されておりました。こちらはサホくん先生の初心者クラス。ムネくん先生の中級クラスもフラットゾーンで行われていて、かなりさすがな感じでした。あそこは日陰があっていいね。セクションがある位置は基本日陰ですから。

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スクール終わって集まったらこんなにキッズがおりましたよ。すごいね。この子達が日本のスケートシーンの未来だよ。どうか誰もスケートボードをやめないで楽しく滑り続けますように、とお祈りしてきました。マジで最近はそういう気分。15年店に立っていて、やっぱりスケートボードって続けることが一番難しい。トリックよりもスタイルよりも楽しみながら続けること。ま、楽しくなけりゃ続かないから色々な種類の楽しさを教えられるのがいいよね。また色々考えすぎました。そして勉強になりました。

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当日のコンテストが開催されるセクションはこちらの茶色セクションコーナーです。カービングのスピードがみんな超速いのよ。ビビッた。

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ウォールセクションも写真で見るよりぜんぜん大きい。これすっごい高さだよ。落ちたら死ねる。なかなかパブリックパークでみれないセクションがあってオモロイ感じであります。

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以前のセクションもちゃんと置いてあります。このセクションが置いてあるスペース以外にも実に広大な敷地がバンクで囲まれており、ぶっちゃけどこでも滑れるしそれぞれに好きなように滑れます。なんて恵まれた環境なんでしょうか。

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現地についてまず会ったのはケントですよ。友達と10時に待ち合わせしてたらしいのですが、直前に12時に変更になったのを知らずに早く着いた模様。来るまでにすでにTシャツ一枚終わったらしい。午前中にしてすでにだいぶ体力使ってました。

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会場に着いてスタッフの皆さんと会い、暑い1日が始まります。今回はNIKE SB×TWSJのベストトリックコンテスト。撮られた写真は後日TWSJのフォトセッションとして紙面を飾る可能性があります。スタッフTはPROD×NASでした。すげえ。そしてこちらのシューズをキュキュっと履いてこれから始まるイベント準備に取り掛かります。

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このテントかっこいい。あとイスも6人掛けとかもありました。ああいうのがパッと出てくるのがヤバいっす。音響もちゃんとスタンバッテて安心ね。

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そうそう。会場で谷田部にありましたよ。その昔、よくコンテスト出てましたね。そして超うまいのよ。聞いたらもういい年になってましたが、とても楽しそうに滑ってました。結構定期的に遭遇するのが不思議。

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そしてやってきましたよ。タテケンって最近呼ばれてるのかね?僕はずっとケンさんって呼んでますが、モデルもFMのパーソナリティーもさらっとこなすa.k.a.ケンジロウこと、館山憲次郎であります。スケートはもう22年のベテランっていうか、慶太のローカルスポットタテカワでRAD龍やコニタンらと滑り込んだ本格派です。ジャンランとか飛ばせたらビビルでホンマに。本日は僕と一緒にMCをしてくれる頼れる相棒であります。実際、ケンさん居るとホッとするわあ。元々緊張するタイプなんで毎回始まるまでかなりテンパリますが、ケンさんと一緒だとかなり癒される。僕にとってはケンさんは永遠のヤンチャ坊主ですから。

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MCはもう憲次郎節ですよ。最高です。一言一言にやっぱりスケート知ってるなあ。っていつも感心しちゃいます。スケートボードに対してもまっすぐストレートだし誰が滑っていてもいいメイクがあると即反応できる。スケートボーダーならでは。さすが過ぎる。ちょっとケンさんのところに修行に行きたい。

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友達のカンタも来てました。なんだか前に会った時の二倍くらいになってるぞ。そろそろ歩きそうな感じだから、ポチャポチャなのももう少し。歩くようになるとなんだか全体的にスッとしてきちゃうのよね。元気に大きくなって欲しいね。まだ人見知りしない頃だから誰でも大丈夫だと思って何度も抱っこして遊んでた。でもね、小林さんがあやしたら泣いちゃったよ。やっぱGMは威厳が違う。うふふ。

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SHINGOちゃんも居たぜ。会うの超久しぶり。すっかり遊び上手な大人の雰囲気が出ちゃっててイイ感じ。SHINGOちゃんは夏が似合うね。

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で、そういうことならSHINGOちゃんの「元祖 デッキ拝見!」しちゃいましょ。SHINGOちゃん、普通にプッシュが速いっす。原宿とかでなんどか見かけたことありますがもう声かける隙間なし。プッシュ移動の達人だ。なんだか昔の話しだけど、B7で見たRでのSHINGOちゃんのFSオーリーやばかったな。超ふんわり感出てた。あとね、小柄で二枚目(死語?)ではありますが、両足のスネはフルゴッツですよ。もう完全なるスケートボーダー。そうそう。スケートボーダーの見分け方。どんなに革靴履いておしゃれしても・・・1、スネがゴツゴツ。触るとボコボコ 2、ヒジの外側骨の位置にかさぶたの跡がある・・・と、大体この二つで見分けられます。スネはもう避けられないね。カーブトリックのバリエーションと同じだけボコボコっぷりが磨かれます。ヒジの外側のポコッと出た骨の位置は、ザザーッと転んだ時に削っちゃうことが多い。腕が身体の下に入ってしまうと確実に削れてます。あそこは皮が薄いのですが不思議と骨まで見えることは少ないです。人によっては何かが育っているケースありますから。スケート上手い人みつけてちょっと調査してみてね。

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デッキはもちろんT19のSHINGOモデル。1984。新しいのに換えてきた感じだね。サイズは7.4375。USのWATSON工場のハイクオリティーなデッキです。合わせるトラックはACE22。ウィールもT19のSHINGO53mm。すごくうらやましい。自分のシグニチャーで好きなセッティング。スケートボーダー冥利に尽きる。そしてベアリングをチェックしてたらSHINGOちゃんを目が合った「ベアリングはSWISSでしょ?」って確認する間に聞いたら「そっすよー。やっぱりアガリ方違いますよねー」って。さすがだ。たぶんSHINGOちゃん位がBONES SWISS信者の最年少グループかもしれない。今は数々のベアリングがありますが、80'sからのストリートスケートボーダーにとってはこのBONES SWISSには特別な愛着があるのです。ちょっとニヤっとしちゃいました。

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コンテストの方はもうかなりセメントなトリックの連発でした。詳しくは次号のTWSJを見ていただくとして、山城くんのFSフリップの見事さに僕はググッと来ましたね。おっと、そういえばコウジくんには会ったけどツカッちゃんに会ってない。ま、明日インタースタイルで会うか。しかしこのキャニオンを普通のオーリーで飛んじゃって、なんどかタイミング合わせてFSフリップしちゃうのよ。すごいね。

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ベストトリック賞を獲得した各クラスの猛者達。この辺も次号のTWSJでチェックだな。ヒロ松尾の激熱ポケットマネー争奪ベストトリックコンテストがやっぱり熱かったわ。

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その松尾くんのセッティングがこちら。あのスキルはこのセッティングから生まれてます。そうそう。明日の1日に黄金町BLAZEでイーさん達が作ったDVDのプレミアがあります。松尾くんもガッツリ出てる模様。「けっこうユルく撮りましたけどいい感じになってます」って言ってましたよ。プレミア3連発。キッチリこなしたい。デッキはREAL。現在は8.18インチをチョイス。ちょっと前まではもう少し細めだったみたいだけど、今のスタイルにはこのサイズがベストらしい。ま、あのサイズのハンドレールやギャップを突っ込むならこれくらいあっても問題ない、っていうかこれくらいあったほうがいいでしょう。コンテストのプロフィール欄に「スケートボードで家買うぞ」ってありました。さすがだ。みんな夢や目標ってあると思うけど、やっぱり言葉にするって大事だよね。自分で目標を明確にして今の動きがそのステップになっているか確認できるしね。でも人によってはなかなか夢や目標を大きな声で叫べない。そういう人にとってはその辺が自分との勝負だよ。みんなでアガッて行きましょう。

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で、トラックはTHUNDERの147。デッキのサイズを考えるとウィールに関わらず145じゃちょっと不安だね。合わせたウィールはSPITFIRE BIGHEAD52mm。かなりど真ん中なSFセッティング。サイズ的にはワールドトレンド。これであの突っ込みしちゃうのね。さすがだ。ベアリングはRUSHベアリング。錆びないSWISS製。NIKEのライダーステッカーがキラキラして素敵。イーサンの「D.S.F.D.F」楽しみだ。明日9/1プレミア。

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そして一緒に来ていたブチくんのセッティングも「元祖 デッキ拝見!」。ブチくんは先の松尾くんとVOLCOMチームで一緒です。最近一緒の動きの池田幸太とはDCでチームメイト。ブチくんもね、またすっごい突っ込み見せますよ。若くして世界のシーンに直接リンクしてて、MOUDUSベアリングとかは直でスポンサードされてますからね。デッキを見たら7.9のBAKERでした。印象的にはもっとゴン太のデッキに乗ってるかと思いきや「少し前までは太いのも乗ってましたけど、今は回し飛び擦りのバランスを考えるとこのサイズ」って言ってました。そのサイズに合わせてトラックはINDEPENDENTの129STD。ウィールはAUTOBAHNの50mm?やっぱり今っぽいセッティング出てますね。セッティングって結局自分で色々試してつかむものですが、上手い人のセッティングはすごく参考になりますよ。例えば使っているパーツとサイズにはすべて理由があります。その理由を追いかけてみるのがいいよ。

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スケートシーンってそのとき時の流行があって、例えば僕が始めたころは62mm~65mmとかがスタンダードだった。HOSOI ROCKETとかOJⅡ、RATBONESとかG-BONESとか。SPITFIREが初めてリリースされたのもその頃だった。それから就活からサラリーマン生活の3年間、スケートボードを押入れにしまってて、偶然出会ったローカルスケート仲間とまた滑り出したときにはウィールは40mmとかの極小ウィール、デッキはフィッシュテールから葉っぱ型に変化してました。あの頃は現在と比べ物にならないくらい色々なフォーマットが劇的に変化し続けていたのですが、それでも本当にその変化に驚きました。おっと、また脱線してる。そう考えると今のトレンドってどうなのか?って考えると、デッキサイズは7.63~7.875インチ、ウィールは52mm前後、トラックはV-5.0、T-145、I-129、ってところなんでしょうね。日本のシーンは。でも本当にちょっと前までデッキは7.5インチ、トラックはLo、ウィールは52mm前後ってのが何年もスタンダードだったらからそれほど大きな差ではないけど確実に変化し続けていることがわかります。ケントは8.25インチ、OZZYは8.5インチ乗ってます。よく初めてのデッキでスペックを気にする人いらっしゃいますが、最初の一本はそんなにナーバスにならないでいいです。手に入れたデッキを乗り込んで自分のフォーマットを作るのが大事。

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それにしても新横浜は日陰があってよかった。スタッフの皆さんありがとうございましたそうそう。明日からユウトが韓国のコンテストに出発だ。レザーカップ。みんなで集めよう元気玉。僕はインタースタイル初日に。

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