文字HOW TO

てんちょです。

今回は文章のみでスケートボードのコツを伝えていくという挑戦をしてみたいと思います。

トリックそのものを解説するのであれば映像やシークエンス写真と一緒の方が伝わりやすいかもしれませんが、一つ一つのトリックではなくもっと全体的なコツや考え方を書き連ねていこうかと思います。もちろん自分なりの考え方なので全ての人に当てはまることではないですが、ある程度基本的な動作ができる人にとっては割と使えると思います。

あるあるだと思うんですが、上手なスケーターや明らかに才能ピカピカ系の人はスケート教えて〜って言ってもあんまり参考になる答えを言ってくれません。なんなんすかねあれw

なんかこの動きは得意、みたいなものがある程度スケートしていると大抵誰でも見つかると思います。そしてある日突然できなくなったりもします。今までできたことができなくなるのはかなり苦痛なので、そうなった時にどう復活させるのかということにも活用できるHOW TOです。

基本的な考え方は失敗のパターンを覚えておくことです。色々なパターンの失敗がありますがその失敗を記憶してどんな場合にどんな失敗をするのかを覚えておけばそれ以外は成功ということになります。白い画用紙に黒いペンで失敗という点を何度も何度も打っていき、後に残った白い部分が成功の範囲だというイメージです。

HOW TOの内容はこする系全般。グラインドとスライドトリックをするときの考え方についてです。

とりあえず最初一回が一番怖いのでまずは安定したオーリーを身につけておくこと、特に気をつけるのは叩き足が空中で離れていないことと、対象の高さにオーリーを合わせることができることです。それがある程度できているならまずはお好みのスピードでかけてみましょう。そしてかけることすら困難な場合はもっとオーリーを練習しましょう。

かけることができたら失敗のパターンは二つしかありません。詰まるかまくられるかです。

この状態まで来たらその両方の失敗を交互に、なんなら自分の場合、意図的にそういう失敗をします。(狙ったように失敗が成功するのも結構気持ちいいですw)

詰まったなら次はまくられるように。まくられたら詰まるようにを繰り返します。

その中間のちょうどいい押し加減と乗り加減が成功の場所なのでそれを見つける作業をする感じです。

大抵なかなかトリックが決まらない時はどちらか片方の失敗ばかりしてしまうことが多いです。そうするとちょうどいい場所が探せないので、できる限り違うパターンの失敗をした方が修正が早くなります。

|―――詰まる―――|―成功―|―――まくられる―――|

みたいなイメージです。この成功の範囲がトリックの難易度によって変わってきますが、どちらの失敗もやっておいた方が成功の範囲を探しやすいです。

スピードの違い、進入角度の違い、重心の位置、ワックスの塗り加減、などを変えていき微調整を繰り返します。

他にも色々微調整できるところはありますが、まぁ大体考え方としてはこんなもんですかね、、、。

やってみてすぐできるならそれに越したことはないですが、そのトリックの調子が悪くなった時などにもこのやり方を試すと、思い出すのが早いです。わざと失敗する技術は成功を探す技術にもなるし、どの失敗でも痛い思いしないような避け方を学べたら恐怖心も薄まります。

あと、初めて挑戦するトリックは自分のイメージの倍くらい大袈裟にやった方がコツること多いです。わかっちゃいるけど自分は怖いのであんまできませんがw 

とまぁ、このような感じで練習してみるのもいいかもしれませんよ〜。

てか自分で読み返して思ったけど、もしかして当たり前すぎること言ってましたかね?w

初心者の人とかの滑りを見ている時に「もっといろんなパターンの失敗したらコツ掴めそうなのになぁ」と思うことが多々あるので書いてみましたが、みんなわかってることをいちいち発表してたとしたら、恥ず。