石井ちゃん

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ライダー:石井ちゃん
デッキ:UNDERWORLD ORIGINAL 8.125
トラック:INDEPENDENT 139std
ウィール:
ベアリング:

カナダから帰国した石井ちゃんのセッティングをチェックしました。デッキはカナダを代表するスケートショップ「UNDERWORLD」のオリジナルデッキであります。サイズは8.125くらい?石井ちゃんデカイしこれくらいがマッチしてますね。トラックはINDY139。最近は129よりも139の方がよく売れます。カナダではみんなデッキをすごく大事に乗るそうです。いや、大事というか、最後まで徹底的に乗る、ってことね。デッキのテールが四角くなろうが、ノーズが尖がってささくれてようが、完全に乗れなくなるまで乗るそうです。しかもボロボロのデッキでなんでもトライして乗りに行く。さすがだ。デッキはカナダではちょっと高いらしく、そんな簡単にデッキを換えることはないそうです。PLAZAは世界的に有名なスポットなので、世界中から滑りにに来たりデモやイベントで人が集ることも多いそうです。PLAZAは24時間いつでも滑れるらしく、人によっては「あのセクションを練習したいからあそこのパーク行ってから別のパークに」って人も多いそうで、一日にパークを3箇所回ることもそんなに珍しくないみたいですね。さすがだ。PLAZAではよくプロライダーのデモが行われるそうです。デッキやシューズのチームが来たり、イベントで集ったプロ選手のデモがあったり、日本ではデモは観るものでありますが、カナダやUSでは参加するもので、たとえばライダーがステアを飛び始めるとローカルキッズとかが一緒にガンガンステアを攻める。やっぱり見せたいトリックをプロライダーに見せて評価されたい人も居て、もうみんなでガンガンステア祭り。いいね。そこからフックされることもあるらしいからみんな真剣です。そしてデモやイベントでは「このハンドレールで最初にメイクした人にデッキあげる」とか始まることが多く、そこではもうみんな総出で攻めまくり。もらったデッキはストックして今乗っているデッキがボロくなったら交換できるように確保する。サイズなんでどうでもよくて乗れるデッキがあれば滑っちゃうみたいね。クルーズでカーブトリックを超練習してるヤツとか居るそうです。そんな話しを聞きながらちょっとグッと来てしまった。別にハングリーとかものを大事にとかじゃなくて、純粋にスケートボードを楽しんでる感じが伝わってきた。石井ちゃんからまた沢山学んだよ。昔、僕らのローカルスポットでは同じようにボロいデッキを交換して新しいデッキに乗っていると、外したボロボロのデッキを見つけて「このデッキ乗らせて」って聞いてくるキッズがいっぱい居たもんね。どんなにボロボロでも必ず誰かが乗っていた。スケートボードシーンもどんどん移り変わってはおりますが、根底にある「スケートボードを楽しむ」という軸だけはなくならないように進化してほしいと思います。おっと、セッティングについてまったく触れておりませんがたまにはこういう回もアリの方向で。