橋本貴興

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ライダー:橋本貴興
デッキ:AlienWorkshop DYLAN 8.0インチ
トラック:THUNDER Hollow Lights 147
ウィール:
ベアリング:FIZZ

遠征中で大きなバッグにはやはりスケートボードがキッチリ装着されております。しばらくぶりに見てみたらデッキのサイズがやや大きめになっておりました。サポートされているALIENWORKSHOPはコンケーブも適度ですごく乗りやすいそうです。サイズやグラフィックも色々選べていい感じ。そしてふんわりと漂うアートな匂いがまた魅力のひとつであります。個人的にはディランの8インチに乗ってるハッシーが素敵だと思う。ハッシーといえばAJSAが全国で年間6箇所のコンテストを開催していた90年代後期から00年前期には、淳之介、晋、145、ハッシー、が常勝メンバーでありました。もう毎開催で予選を勝ち抜けて決勝に進まないことがありえない、って位に強かった。今は瀬尻くん、才、謝花くん、立本、って感じ?そして当時のコンテストは今よりもピリピリとした緊張感があって、出場選手の誰もが少しでも悔いの無いランを残そうと頭から湯気でちゃうくらいの集中と、いつもの自分を越えていく120%の挑戦を見せておりました。僕はMCで参加しておりましたが、毎回どんなコンテストになるのか楽しみでしょうがなかった。MCってかなり面白くてね、ライダーとなんかシンクロしちゃう時があるのよ。もう最初のドロップからルーティンが全部無意識にわかっちゃう。ま、練習からずっと見てるからある程度誰でも予想できると思うけど、予選を抜けて決勝にとっておいたトリックとか、ラインの間に挟むおかずとか、微妙に変わるルーティンがピタッとわかるときがある。でもMCだから先に言わないしなんか一緒に滑ってる感じになっちゃうのね。あれ個人的にはかなり気持ちいいのよ。そして自分の予想を裏切ってさらに上に行かれた時の「やるなー」って感じがまたいいの。今までのコンテストMCで沢山思い出はありますが、過去の気持ちよかったMCとしてのすぐに思い出せるのが埼玉ウィッキーズでの慶太の決勝ランと福岡2SKATEでのハッシーの決勝ラン、もう何年前になるのかね?ほかにもWURAや淳之介のパーフェクトランや三枝博貴やGOやコタツのミラクル一発トリック、他にも実に沢山の興奮と感動を頂きました。はい、脱線してるのは重々承知しておりますがちょっと書いておきたいので書いちゃうよ。僕は今もAJSAをはじめ色々なコンテストやイベントでのMCをやらせていただいておりますが、ここ数年はハッシーの熱い思い出のようなランが心に刺さってない。なんでかね?僕が単に年を取ったのも事実ではありますが、いまのコンテストのライディングが変わってきているのもまた事実。コンテストってコツがあるの。ジャッジも色々なスタイルがありますが、一番大事なのは「平等」であること。それぞれの指針の上に平等でないとジャッジなんてできないもんね。ジャッジの基準となるのは、難易度、トリック数、スタイルとなりますが、個人的な感想では、10年前くらいまではスタイル→難易度→トリック数という順番で重要視されていたのが、今ではトリック数→難易度→スタイル、という順番になって来た気がします。誤解をしないで欲しいのは、それが悪いということではありません。それもまたスケートシーンの流れなんですから。だから今のコンテストでは続々飛び出す複雑なトリック名をもらさずMCでお伝えすること、さらにスポンサーがいっぱいある人はそれも漏れなく。考えてみれば今のコンテストMCっていっぱいしゃべってるね。ずっとしゃべりっぱなしだもん。伝えるべき情報がそれだけ多くなったことだよね。だからそれだけ忙しく、選手のランをじっくり見て吟味して感動する余裕がなくなってきたのかと。でもやっぱりコンテストは楽しいよ。僕の勝手な思いつきだけど、マスタークラスをもっと充実させて魅力的な形にするのがいいかもね。いまの現役選手が見ても楽しいコンテスト。おじさんばっかりじゃなくて伝説ホルダー達が集まれるコンテスト。ま、思いつきなんですが。はい、脱線ここまで。ハッシーのトラックはTHUNDERのHL147ですね。ずっと愛用していたdohdohブッシュが最近見つからなくなってきたそうで、ブッシュは色々試しているのかな。でも気がつけばブッシュまで自分好みに調整するのは当たり前のレベル。さすがだ。ウィールは見逃しましたがベアリングはずっとFIZZを使ってます。HIGOVICIOUSとチームメイト。またハッシーがでっかいトランジッションで滑ってるのみたいわあ。あの「見えてる」ライディング。あれは後世に伝えるべき。